旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

駅そば日記 生そば@小山「岩下の新生姜そば」

2021-09-29 | 旅のアクセント

 旨味をたっぷりの黒いつゆに中太の麺、一部のファンからは「日本一美味しい」評価もある小山駅の生そば。
っで “岩下の新生姜そば” を注文する。CMでも見かける岩下食品は栃木市の会社だからある意味ご当地そば。
さらに “ねぎだく” ってトッピング(60円)がとっても嬉しい。
刻みネギをたっぷり絡めてズズっと啜る。ときおり新生姜をコリコリ、ほんのり甘みを感じるつゆが美味い。

東北本線上りホーム、昔ながらのそばスタンドだから残暑が厳しいこんな日に食べるのは命がけ?
急行待ちの鈍行列車から乗客が降りてきて「おばちゃん急いでね」なんて昭和な風景が浮かぶね。
ファンの評価があながち大袈裟ではないなと思いながら、また食べに来たいと思わせる一杯なのだ。


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Centerfold / The J. Geils Band 1981


懸かり乱れ龍と芋煮と秋上がりと 米坂線を完乗!

2021-09-25 | 呑み鉄放浪記

 3番線に単行気動車が低く静かなエンジン音を響かせて入線してきた。13:31発1130Dは米沢行きだ。
GV-E400系は、ディーゼルエンジンの動力で発電した電力で主電動機を駆動する電気式気動車らしい。

2路線が乗り入れるターミナル駅、県北の小駅は高校生の登下校時だけちょっとした賑わいを見せる。

ふたつ目の越後下関を過ぎると、列車は朝日山地を縫うような荒川の渓谷に分け入る。
緑深い山、切り込む谷、赤い鉄橋とスノーシェッド、県境の赤芝峡は「日本の赤壁」と呼ばれる紅葉の名所だ。
紅葉にはまだ早いので、せめて “ふなぐち菊水” は赤いラベルの熟成吟醸生原酒を仕込んでおいた。

小国駅で110系気動車の下り列車と交換する。米坂線で県境を越える列車は日に6往復に過ぎない。

分水嶺の宇津トンネルを潜ると、列車は置賜盆地へと駆け降りていく。
今泉駅ではフラワー長井線とX字に連絡する。3方向への列車が一堂に会して駅が最も華やぐ時間だ。

収穫を待つ置賜盆地の西端をなぞる様に単行気動車は南下すると、最後は半円を描くように米沢に終着する。

おそらく午前中は雨を降らせた低い雲に覆われ、この日の米沢はどんよりしている。

濠端に「毘」と「懸かり乱れ龍」がはためいている。米沢に来たら松が岬公園を訪ねない訳にはいかない。

上杉神社の御祭神はもちろん上杉謙信公、春日山から会津そして米沢へ、景勝公が繋いできた祠堂を
明治の世になって仏祭を神祭に改め神社にしたものだ。

駅への寄り道戻り道、安土桃山期に創業したという「東光」の小嶋総本店を訪ねたのだけど、
流行り病の関係で現在は16:00close、残念。今夏は純米大吟醸 “洌” を家呑みで愉しんでいる。

 福島行きの普通列車までは40分と少々、気持ちばかり米沢牛を味わおうと駅前の牛鍋屋に吸い込まれる。

おあつらえ向きの「ちょい呑みセット」を択んで、キンキンに冷えた生ビールに喉を鳴らす。
柚子をたっぷり絞ったら、山葵を少々とみょうがをのせて米沢牛ステーキが美味。

9月の声を聞いて、東光の “ひやおろし” が出ていたので迷わず一杯、豊かな味わいの秋あがりなのだ。
秋の郷土料理は “芋煮”、ゴロゴロと里芋、米沢牛にネギとキノコとこんにゃくと、醤油ベースが美味しい。
勘定を済ませたら改札口まで小走りで、山形の秋を凝縮して愉しんだ米坂線の旅の終わりだ。

米坂線 坂町〜米沢 90.7km 完乗

悲しみ2(too)ヤング / 田原俊彦 1981
     


台風の夜は家呑み派 「Fermier2018」

2021-09-22 | 日記・エッセイ・コラム

 時に強く時に弱く、一定のリズムで窓ガラスを叩く雨音。東進する台風の夜は家呑でワインを開ける。
“Fermier” は、先ごろ呑み潰した越後線沿線、海と砂に囲まれた新潟ワインコーストで醸された1本だ。
とは云え、開けたのは新潟アルバリーニョではなく、北海道・余市産のケルナーなのだ。
柑橘系シトラスの香りにライチのような瑞々しい果実味(実はボクにはよく分かっていない)は、
案外和の惣菜と相性がいいね。夜の帳が下りるのが早くなった秋分の頃、家呑みのワインが愉しい。

Endless Love / Lionel Richie e Diana Ross 1981
     


サマータイム・ブルースが聞こえる 白新線を完乗!

2021-09-18 | 呑み鉄放浪記

 車体を大きくカーブ内側に倒してE129系が豊栄駅に滑り込む。白新線でさらに新潟県を北上する。

夏の終わりの新潟駅、けさは薄雲に覆われている長岡(中越地方)には大雨洪水警報が発出されているのだ。

朝のラッシュが引けた08:51、927Mは羽越本線まで乗り入れるE129系の6両編成だ。
ドームに覆われた高架駅は雪国には心強い構造だ。隣のホームには白新線の華 “特急いなほ” が停まっている。

ローカル列車が走り出したら早速の朝ビール、“風味爽快ニシテ” は爽やかなのどごしの新潟限定。
缶ビール片手にサンドイッチの代わりの “笹かまぼこ” をつまむのだ。少し青空が見えてきた。

左手に巨大な車両基地と貨物基地が過ぎていくと、1,200mを超える長大な阿賀野川橋梁に差し掛かる。
真ん中に中洲を浮かべて、大河阿賀野川は滔々と日本海へと流れていく。

橋上駅、SUICA対応、上り下りのエスカレーター、JR東日本は新潟都市圏には投資を進めている。
駅前の銀バスは「もっと美人になれる温泉」月岡温泉へと走る。

3番ホームは折り返し新潟行きの専用ホーム、新潟⇄豊栄は20分ヘッドのダイヤでなかなか都会的だ。
っで、呑み人は後続の929Mで先を急ぐ。

新潟からは40分で終点の新発田に到着する。白壁に黒い瓦は新発田城をイメージしている。

その新発田城は駅から歩いて20分、汗が噴き出す頃にお濠端に到達する。
藩主の溝口氏は外様でありながら、廃藩置県までの270余年この地を治めた。
濠に浮かんでいるかのような表門と旧二の丸隅櫓は江戸時代からの城郭建造物、白と黒の海鼠壁が美しい。

城下南側には溝口家下屋敷「清水谷御殿」がある。明治になり越後屈指の大地主・伊藤家の所有になり、
「清水園」として一般公開している。今日は庭園内のcafeでランチと行きたい。

地場産素材にこだわる店で “カキの石焼ビビンバ” をいただく。岩船の海岸は岩牡蠣が有名だからね。
キムチチャーハンにのって大粒でプリプリの牡蠣が美味しい。エチゴビールのエールと愉しみます。

駅への帰り道に “王紋” の市島酒造がある。蔵見学や試飲を受けているので訪ねると楽しい。

白新線の旅は30kmに満たないが、列車は日本海縦貫線を担ってさらに北へと走る。
ボクは東京へと戻る列車で市島酒造で仕込んだ “男心” のスクリューキャップを開けるチャンスを狙っている。
夏の終わり、ヘッドホンから聴こえてくる拓郎のサマータイム・ブルースが切ない。

白新線 新潟〜新発田 27.3km 完乗

サマータイムブルースが聞こえる / 吉田拓郎 1981
     


駅そば日記 新田毎@秋葉原「ステーキカレー」

2021-09-15 | 旅のアクセント

 白地図のほとんどは赤や橙に塗られて、どこもかしこも酒類の提供NGですね。
でっ、苦し紛れの「駅そば日記」なのだけれども、今度ばかりはカレーの話し。
首都圏でも愛好者の間では人気の「新田毎」は秋葉原駅の6番ホーム(千葉方面行き)にあります。
カウンターには(丸亀製麺的に)多彩な揚げたてが並んで、基本に忠実に “天ぷらそば” でもいいのだけれど、
土曜日はお客様感謝デーってことで、“ステーキカレー” 690円の一択。

侮ることなかれ、薄くはあるけどミディアムレアのピンクがキレイなステーキが黒胡椒を散らして登場。
カレールーにまぶして食べるもよし、専用のおろしソースをかけて食べるもよし。なかなか美味。
スパイシーなカレーに野菜の甘み旨みが出ているし、角切りビーフがゴロっと入っていて及第点だね。
火・木・土・日曜日は1,100円→690円だから、タイミングが合えばお試しを。まだまだ続く「駅そば日記」だ。


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A Woman Needs Love / Ray Parker Jr., Raydio 1981


佐渡によこたふ天河 越後線を完乗!

2021-09-11 | 呑み鉄放浪記

 まもなく収穫の季節を迎える越後平野を115系電車が疾走する。
東日本でこの形式が見られるのも、すでに越後線・弥彦線、しなの鉄道くらいになってしまった。
越後線呑み潰しの旅は、新潟淡麗と美味い肴、それにこの先々代湘南電車に乗ることが楽しみなのだ。

かつて日本石油の工場があった柏崎駅前、広大な跡地には文化会館と防災公園になっている。
いつの間にかブルボンの工場も無くなって、近代的な本社屋が建っている。ずいぶん雰囲気が変わった。

昭和な旧い湘南電車に乗りたかったのに、12:11発の147Mは新鋭のE129系、ちょっと残念。
2両編成の後ろの車両には、乗客はボクを含めて二人、それでは早速っと地酒のスクリューキャップを切る。
駅前で仕込んだ “越の誉” は柏崎の地酒、スッキリした辛口の吟醸酒だ。 

 寺泊で2両編成のE129系を見送る。ここまで約50分、300mlの地酒を愉しむにはちょうどいい時間だ。

商店の一つもない駅前に越後交通のバスが待っている。これに乗って魚のアメ横を目指すのだ。

寺泊海岸にジェットスキーが遊ぶ。『荒海や 佐渡によこたふ 天河』今日は穏やかな日本海だが、
はるか海の彼方に黒々と佐渡島が見える情景は、この句を思い出させる。

活気にあふれる魚のアメ横、地魚をはじめ全国の新鮮な海産物が集まる。浜焼きの匂いが食欲をそそるね。

お約束の生ビールを呷っていると “うに・いくら丼” が着丼、イクラが輝いて宝石みたいだ。
たっぷりワサビを溶いて、甘ぁいウニをビールのアテにいただく。旨いね。
イクラの上に刻み海苔を散らして、ワサビ醤油を円を描くように慎重に垂らしたら、
磯の香りがする “潮汁” と一緒に掻き込む。なんとも美味しい途中下車でしょ。

再び路線バスで寺泊駅へ、往復とも一緒だった大学生らしいお嬢さん5人組、寺泊へ小旅行なんて渋いね。
そこに登場するやはり5人組の男子高校生、声を掛けたくて互いに牽制したり、一歩踏み出したり後退りしたり、
結局アプローチできずに、上り下りの電車で違う方向に帰って行ったな。青春だな、頑張れよ。

吉田行きの157Mはまさに湘南色の115系、これに乗りたかった。僅かに4駅15分の昭和な旅を愉しむのだ。

越後線と弥彦線がX字に交差する午後4時半の吉田駅、5つのホームに新旧のオールスターが並んで壮観だ。
3番ホームの新潟行き1941Mは堂々6両編成、吉田さらには内野から新潟は都市圏輸送の頻度を誇る。

車窓、背景には国上山(313m)から弥彦山(634m)そして角田山(482m)と続く弥彦山塊が存在感を増す。
線路側は新潟に近づくにつれ、黄金の田圃から住宅へと徐々にグラデーションしていく。

E129系がガタゴトと、トラスを鳴らして信濃川橋梁を渡り始めるとこの旅の終わりも近い。

高架化工事が進む新潟駅、新幹線と同じ高さにドームで覆われた2番ホームで越後線の旅は終わる。
「青い灯が揺れる」万代口駅舎はすでに取り壊されていてなんだか寂しさを感じる。

米俵やら菰樽を並べて、米どころ酒どころ新潟を演出した酒場には腰をかがめて潜り戸から入る。

豊富な地酒のラインナップから当然に新潟市内の蔵を択ぶ。“鶴の友” は芳醇でふくよかな酒だ。
アテは佐渡の郷土料理 “いごねり”、刻みネギと一緒に生姜だれを絡めていただく。これはイケる。

“のっぺ” は新潟のおふくろの味、里芋、野菜、きのこなどを薄味で煮たとろみのある煮物にイクラをのせる。
家庭により具も味付けも様々なんだろうけど、ボクは冷製のイクラのせが好みだ。
“今代司” の蔵は沼垂にある。淡麗辛口さらりとした純米酒は、郷土料理と相性の良い美味しい食中酒だね。

〆は佐渡のご当地どんぶり “いかながも丼” をいただこう。
細切りにした新鮮なイカ、しょうゆとワサビで味付けした海藻・ながも、そこに大葉を散らしている。
玉子と一緒に品がないくらいによぉく掻き混ぜたら、コリコリ、トロトロと美味しい。

なんだか食レポのような越後線の呑み鉄旅、それだけ新潟の酒と肴は美味しいのだ。

越後線 柏崎〜新潟 83.8km 完乗!

栞のテーマ / サザンオールスターズ 1981


駅そば日記 菜の花そば@千葉「かき揚げ天玉そば」

2021-09-08 | 旅のアクセント

 “かき揚げ天玉そば” を注文、にんじんと玉ねぎのかき揚げがいい。出汁を吸って箸でほろほろとくずれる。
ズズっと音をたてて温かいそばを啜る。辛めの出汁に玉ねぎの甘みがなんとも言えず好きなのだ。
半分くらい食べたら玉子を溶いて、マイルドに味を変えてさらに啜る。汁まで残さず平らげて満足の朝そばだ。

「菜の花そば」は西口改札脇、他の2点が駅ビルのペリエに入居しているのに比べるとだいぶ地味な存在だ。
カウンターの中、これまた地味な旦那が黙々とそばを茹でる。でも昔ながらの蕎麦スタンド感がボクは好きだ。
さてっと、小腹を満たしたら外房線で呑むのだ。いってきまぁす。


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Believe it or not / Joey Scarbury 1981


月の砂漠と寿萬亀と鰹づくしと 外房線を完乗!

2021-09-04 | 呑み鉄放浪記

 鉄路が太平洋に出会う上総一宮はサーフィンの町、待合室のベンチの背もたれはサーフボードになってる。
九十九里ビーチラインに出たら、サーフショップ、カフェ、ペンションが並んでちょっぴりアメリカンだ。

総武本線と外房線がY字に分岐する真ん中に7階建ての白亜の駅ビル「ペリア千葉」が存在感を示している。
千葉駅は都会的なターミナルだ。っとちょうど3階のホームに懸垂式のモノレールが入って来た。

今回は外房線を安房鴨川まで呑み潰す。6番線のトップランナー233Mはやはり青色と黄色のラインが流れてる。

大網を出る頃には車内もだいぶ落ち着いてきた。それではと “一番搾り 清澄み” を開ける。
これ、セブン&アイの限定商品なんだね、知らなかった。後味すっきり、爽やかな香りに仕上がっている。

朝ビールをひと缶飲み終えたころに上総一ノ宮に到着する。青色と黄色のライン、8輌編成の疾走はここまでだ。
上総一ノ宮までは、総武快速線からの15両編成や京葉線からの10両編成も乗り入れる幹線の風景。
この先は一挙にコンパクトな2両編成に選手交代になる。ボックスシートはわずかに4つ、呑む旅には厳しい。

 二番手の2333Mを御宿で見送る。海岸に出るとそこは童謡「月の沙漠」の舞台になった白い砂浜だ。
月の沙漠を はるばると 旅の駱駝が ゆきました、おとぎ話の王子様とお姫様はどこをめざして旅するのだろう。

お盆を過ぎて波が出てきた太平洋、王子様とお姫様の視線の先、岬の向こう側は勝浦になる。

幾つかのトンネルを潜って勝浦、行き違いの上り列車もやはり2両編成、長いホームにちょこんと停車した。
フロントの青色と黄色の水玉模様は房総の海の波しぶきをイメージして、あくまでも爽やかなのだ。

たったひと駅の乗車で再び途中下車するのは、勝浦港の市場食堂で鰹づくしをかっくらうため。
そうこの店「勝喰(かっくらう)」ってなんとも勇ましい名前なのだ。黄色い看板と庇が目にしみる。

黒の板皿に、刺身・たたき・漬け・なめろうを贅沢に満載して “かつお4点盛り定食” が登場。
本来なら、地酒のお供に漬けとたたき、あったかご飯と刺身、残ったご飯となめろうにだし汁をかけて、
ってのが王道かと思うがそこはそれ、生姜と紅葉おろしで美味しくいただきました。満腹、満足なのです。

 三番手の3239Mはおあつらえ向きにボックスシートが空いていた。
辺りに乗客も居ないので海を眺めながら暫しのワンカップタイム、今回も芳醇な安房の酒 “寿萬亀” を。

カップの底を啜って安房天津に途中下車、ワンボックスの日東バスに乗って山へ分け入る。
安房の山は深くたった10分の乗車で静粛の中、ここは大本山清澄寺、んっけさ飲んだ缶ビールと同じだ。

朱に塗られた仁王門、阿像(那羅延金剛)と吽像(密迹金剛)が信心なき者を睨みつける。

祖師堂、本堂を巡り、千年杉を見上げて旭が森に登ると日蓮聖人蔵が立つ。ここは聖人が出家得度した寺だ。

清澄寺には浮世絵の歌川広重が訪れ、山海見立相撲「安房清住山」を残している。
折り重なる尾根の先に太平洋が横たわり、鴨川の町の先に仁右衛門島が浮かんでいる。この風景に違いない。

アンカーの3245Mにひと駅揺られ、安房鴨川の3番ホームで外房線の旅は終わるのだ。
東京行きの特急に乗るのだろうか、夏休み最後の週末を楽しんだ家族連れ、駅舎に西陽が射している。

外房線 千葉〜安房鴨川 93.3km 完乗

ラストショー / 浜田省吾 1981
     


駅そば日記 上りそば@水戸「から揚げ納豆そば」

2021-09-01 | 旅のアクセント

 丼の半分を覆うような大きな唐揚げ、トッピングで納豆をのせる、ここは水戸だからね。
たっぷりの刻みネギ、それに海苔も散らして “から揚げ納豆そば” がカウンターへ、これで550円。
部活帰りの高校生も大満足のボリュームなのだ。
鶏からは揚げたてではないから、カラッととはいかないが、肉の甘味と旨味は十分に楽しめる。
納豆と出汁は意外と合うんだね。レンゲを駆使して汁は最後までいただいた。美味い。

上野・東京方面への常磐快速や特急ひたちの5・6番ホーム(上りホーム)にあるから「上りそば」だって、
分かりやすく、ウィットも効いて、名は体を表すなかなか良いネーミングだと思う。
宣言やまん防発出地域が広がって、出掛けづらくなった今夏、青春18きっぷも持て余し気味なので、
ただただこの “から揚げ納豆そば” を求めてやって来た、ときわ路ショートトリップなのだ。


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君と歩いた青春 / 太田裕美 1981