新潟始発の "快速べにばな" は意外にも満席。どうも本物の「鉄」たちが大勢乗っている。
気後れしないよう「吞み鉄」の本領を発揮しよう。新潟県北では “菊水” がお奨めだ。
旅ものカレンダーに紅葉風景がしばしば登場する荒川峡を眺めながら雪見酒を愉しむ。
米坂線は羽越本線の坂町から分岐して米沢に向かう。
坂町駅はあまりにも寂しい駅だ。客待ちのタクシーも動く気配がない。
せめて今日明日の午後ぐらいは故郷に降り立つ人と迎える家族で賑わうだろうか。
ピークの宇津峠をトンネルで越えると最上川水系となって米沢盆地へ下っていく。
米坂線は2時間ほどの旅で米沢に到着する。ホームでは伝承米沢牛が迎えてくれる。
やはり食べておかないといけない米沢牛、駅弁の新杵屋で "すきやき膳" をいただく。
米沢城址と上杉神社を訪ねる。人集は若き歴女たちが武将隊を囲んでの写真撮影待ち。
上杉景勝、直江兼続、前田慶次郎あたりが居るのだろうけど見分けがつかない。
米沢の健闘に比べ、謙信・景勝創業の春日山を有する上越はもっと頑張らないといけない。
東光酒造さんで帰路の地酒を仕込んだら、東京行きのつばさ号でも一杯なのだ。
<40年前に街で流れたJ-POP>
心もよう / 井上陽水 1973