旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

青森「奥入瀬渓流ホテル」にて

2017-07-24 | そうだ温泉にいこう!

 優雅に激しく流れる渓流を眺望するラウンジに大暖炉がある。岡本太郎氏の作品だ。
6月下旬まで火が入っていたと云うから、なるほど涼しい訳ですね。
きょうは "せせらぎ" を聞きながら、奥入瀬渓流ホテルで束の間の休息なのです。 

 

夕食は「青森りんごキッチン」で、先ずは奥入瀬ビールのヴァイツェンで乾杯。
青森りんごの魅力をまるごと味わう個性的なビュッフェレストランってコンセプトだ。
苦笑させられたのは、まだ入社間もないと思しき若いボーイさん。
焼きたてだから、炊きたてだからと甲斐甲斐しいテーブルサービスをしてくれて、
乾杯前から "ステーキ"、"ホタテ焼き"、"鯛ごはん" とメイン系が並んだテーブルなのです。

 

地酒は八戸酒造の "陸奥男山 超辛純米"、港町の漁師たちに飲み継がれてきた辛口酒だ。
ビュッフェの料理を小鉢に見立てて抓む。其々が旨い酒肴なのだ。

 奥入瀬渓流を望む露天風呂、早朝ベットを抜けだして大自然に囲まれた空間を独り占め。
初夏の深緑を眺め、渓流のせせらぎや鳥のさえずりを聞きながら、湧き出る湯に浸かる。
至福のひとときです。

 

朝食もビュッフェですが、地の素材を使って一品一品丁寧に作られていますね。
これで一杯やれそうです。昆布とホタテの朝ラーメンも愉しい趣向ですね。 

 チェックアウト後は奥入瀬渓流を散策、深緑の森と清流の美しさに癒されます。
レンタカー回送係りを請け負った私なのでポイントだけをご紹介。
"阿修羅の流れ" は渓流随一のビュースポット、岩をも砕くような激しい急流です。
ハイライトは奥入瀬渓流本流にある唯一の "銚子大滝"。
落差7m、幅20m、圧倒的な水量と水音は迫力満点、清涼な水しぶきが心地良いのです。
皆このネイチャーウォークを満喫です。で、私の愉しみは新幹線に乗ってからなのです。

Just The Way You Are / Billy Joel 1977