雨季に入った台湾の降雨量は東京の2倍、滞在中は毎日のように激しい雨に見舞われた。
ギラつく真夏の太陽がにわかに湧いた黒雲に覆われると、案の定バケツがひっくり返った帰国前の午前中。
ボクらは「陳記百果園」飛び込んだ。日本でいうと昭和なフルーツパーラーだ。
フルーツが豊富な台湾、やはり代表格はマンゴーか。っで、たぶん一番人気の “マンゴーかき氷” を択ぶ。
甘さ控えめの練乳をかけて、ゴロゴロと大きめのマンゴーが、とにかく甘い、美味い。
頂上のマンゴーアイスがいい感じにかき氷に溶けだして、口の中でフワフワと堪らない。
そういえば初日も、とてつもない豪雨に見舞われた。
フライトが遅い同行者を待つ間に、やはり信義淡水線に乗って中正紀念堂を訪ねた。
巨大な蒋介石の座像にまみえた直後、やはり大きなバケツがひっくり返った。
飛び込んだ國家戲劇院の1階、ちょっと格調高い「風景書店」に併設されたカフェがご機嫌だ。
微かに流れるジャズを聴きながら、ソファーに身を委ねて “ブルーベリー・アイスティー” を愉しんだ。
忙しく乗って呑んだ台湾紀行だけど、時にはこんなステキな足止めを過ごした5日間なのだ。
マージービートで唄わせて / 竹内まりや 1984