日本刀鑑賞の基礎 by ZENZAI  初心者のために

日本刀の魅力を再確認・・・刀のここを楽しむ

刀 播磨大掾忠國 Tadakuni Katana

2018-05-22 | 
刀 播磨大掾忠國


刀 播磨大掾忠國

これも忠國の刀。二尺四寸強の寸法で、元先の身幅しっかりとし、張りのある姿格好。地鉄は小板目肌が詰んで地沸が付いた極上の肥前肌。肥前刀というと忠吉系の直刃が思い浮かぶのだが、忠國は互の目に変化をつけた乱刃が得意であった。焼頭が一定にならず出入り複雑、互の目に伴って長短の足が入り、刃縁の沸が明るく冴える。肌目に沿ったほつれから淡い砂流へと変じ、刃中の足に絡んで流れ掛かる。これも綺麗な出来である。□170








刀 播磨大掾忠國 Tadakuni Katana

2018-05-22 | 
刀 播磨大掾忠國


刀 播磨大掾忠國

 研磨の技法が要因で刃文が弱く見えるのだが、光に翳してみると鮮やかに輝く冴えた出来。しかも出入複雑に乱れが強く、互の目の頭は矢筈状に左右に開くなど、独創と工夫の跡が窺える。刃中に広がる足を金線を伴う砂流しが切り、互の目の中に葉が交じり、所々穏やかな飛焼も入り、帽子は乱れ込んで先掃き掛けて長く焼き下がる、総体に変化を求めた出来となっている。何より、沸が明るく、綺麗だ。