▲相葉くん主演でも面白いドラマは出来るのだ!「和田家の男たち」
視聴していた秋ドラマが全て最終回を迎えたので、秋ドラマの雑感です。
「バーテンダー」(2011年テレ朝)がとても面白く、主演していた相葉くんも役に合っていたので、役者としての相葉くんに期待すること大でしたが、それ以降出演した数々のドラマは、悉く失敗作としか思えず、私の期待を裏切るばかりでした。
しかし、本作「和田家の男たち」は、相葉くんのイメージをよく引き出した、とても面白い作品でした。
助演の父親役・佐々木蔵之介と祖父役・段田安則もそれぞれのキャラクターが引き立った好演でした。
特に祖父役・段田安則は、同時期に放映されていた朝ドラでの雉真千吉役とイメージが被り、繊維会社の社長なのか新聞社の社長だったのか、気を抜くと混乱することがありました。
ウェブライターとして日々成長してゆくという相葉くんの毎回のストーリーもなかなか面白く、父親役・佐々木蔵之介が最愛の妻を殺したのではないかと、大臣である高橋光臣を追い詰めていくという、各話に通底したストーリーも最後まで破綻せず楽しむことができました。
ただ最終回は拍子抜け感がすごく、ちょっとそれはないだろう、という結末が残念でした。
脚本はメインライターが大石静という大御所だからか、色々いじられることもなく、当初の企画通りに面白いままドラマが成立した、ということなのでしょうか?
大石静と相葉くんの組み合わせでまた別ドラマを見てみたいと思います。
なんにせよ、相葉くん主演でも面白いドラマは出来るのだ!
これを証明したことはとても喜ばしい。