▲ コメディタッチだが実はかなり鋭く強烈な裁判所・裁判官批判!
東京
自由が丘のセレクトショップ、ブティック自由が丘101の新沼健です。
日曜劇場「99.9」第七話を視聴しました。
派手な司法批判をTVで繰り返す香川照之が、業務上横領幇助の容疑で逮捕された。
香川照之を救うべく、活動を開始する松潤と木村文乃だが、果たして二人は香川照之を救えるのか!?という展開でした。
日曜劇場「99.9」第2シリーズはコメディ色が強くなりましたが、その代わり、司法・裁判所、裁判官への強烈なメッセージを込めるようになりました。
つまり、「こんな仕事のやり方が公正な裁判と言えるのか?」
冤罪事件を扱った第五話では、冤罪事件の二大要素、被疑者がチンピラ、検事が無理やり引き出した自白がドラマに盛り込まれていました。
今話に実際のモデルになった事件があるかは良くわかりませんが、よく練られている脚本なだけに、しっかり取材をしていそうなので、なかなかリアリティがあります。
一般常識を欠くトンデモ裁判官がいることを、我々はトンデモ判決で知るのですが(最近では伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転差し止め訴訟判決)、実は法律の条文を正しく理解できない基本的スキルに欠ける裁判官さえ実在します。
一般国民から多分一番遠い役所である裁判所は、市役所の窓口のように一般人からの批判にさらされることが全くありません。
彼らだけのルールで運用されている「お役所仕事」で本当に公正な裁判が行われているのか、このドラマは実に新鮮な問題提起をしているようです。
そういえば第五話では、裁判官の心証を気にする木村文乃でしたが、これは客観的証拠より、自分の「勘」を上位に置くという現在の刑事裁判システムに対する批判だったのでしょうか?
次回も楽しみなドラマです。
セレクトショップ ブティック自由が丘101
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