いろはにぴあの(Ver.4)

音楽、ピアノ、自然大好き!

浜松市楽器博物館に行ってきました (その1 アジアの楽器)

2014-06-17 | ピアノ、音楽

 先日、浜松市楽器博物館に行ってきました。行きたいと思いながらもずるずると延ばしていたのですが、引っ越すという現実に直面した今、真っ先に白羽の矢が立ったのがこの楽器博物館でした。  

 館内に入るとたちまち東南アジアに飛んだような気分に。1階はアジアの楽器を中心に紹介していました。迎えてくれたのはこんなに豪華な楽器でした。インドネシア、ジャワのガムランです。ガムランとひとことで言いますが、一台の楽器ではないのですね、鉄琴やら太鼓やら鐘やら、色々な楽器が組み合わさって、ガムランというようですね。ヘッドフォンで音源が聴けるのですが、ほやほやした熱帯の雰囲気の溢れた音色でした。

 ガムランと言えばこちらのガムランも有名です、バリ島のガムランです。がっちりとしたつくりになっています、大合奏が聴こえてきそうです。

 ガムランだけでも大がかりだと思ったのですがそれで驚いていてはいけないと言わんばかりの大きな楽器がありました。龍宮城に向かう船のように見えますが、実はこれも楽器なんです、インドネシアの、ジュゴックという楽器、竹の琴です。一見恐ろしそうに見えますが竹の琴なのでのどかでまろやかな音色です。しかし大人数で演奏するのでのどかな音色も大規模に。竹の蛙がたくさんいるような印象を受けました。強面の龍は神様を表します。

 これらの大きな楽器だけでも目を引いたのですが、物語に出てくる楽器もありました。ビルマの竪琴こと、サウン・ガウです。

 スーホの白い馬に出てくる、馬頭琴です。本当に頭の部分が馬の形をしています。芯のある、郷愁を感じさせるような音色でした。

 こんなに面白い楽器もありました。インドのヴィーナという楽器です。神様が宿っていそうですね!

 アジアの楽器で見た目以上に音色が華やかに思えたのがイランの楽器サントゥールです。糸をピンと張ったこの楽器をバチで叩くのですが、色彩感が強く感じられる音色で印象的でした。

 ペルシャのサントゥールの演奏を載せた動画がありましたので貼り付けます。

 

 日本の楽器も紹介してありました。左がリュート、そして右が琵琶です。その間の楽器の名前を忘れてしまいましたが、これらの楽器は同じルーツのようですね。

 いわゆる「琴」でもよく我々が「琴」と呼んでいる楽器は「筝」と言い弦もたくさんあります (左の楽器 )。八橋検校の六段がヘッドフォンから美しく聴こえました。

 右の楽器は「琴」です。「東流二弦琴」と言います。長唄三味線およびその囃子とも合奏できるように作られたとのことです。

 こういう楽器もありました、法螺貝です!奈良の金峯山寺等では情報伝達、また他の地方でも仏教の楽器として使われているようです。youtubeを検索したら法螺貝講座というのもありました。

 今回はアジアの楽器を抜粋して載せました。続きはまた更新します。