先週末から今年になって初めてのことが続いた。
ピアノの初レッスンでは、メンデルスゾーンを弾く機会が出来たので、2010年に弾いていたメンデルスゾーン無言歌2曲(参考:いろはにぴあの、いろはにぴあのVer.2 )のレッスンをしていただいた。稚拙ながらも真剣に向き合っていたあのころの記憶を取り戻しつつ演奏した。浮き雲は連打が続くが、これはドイツ歌曲に多く見られる現象であり、そこから心臓の鼓動、背景となる気持ちへとつながるというお話、興味深かった。そしてドイツ語の話。未経験の外国語だけれど、ドイツリートの音楽が好きで演奏したいと思うのなら、学んだほうがよさそうに思った。プレスㇳアジタートは指が動きにくくなりミスタッチなしで弾くのは難しくなったという言い訳は却下、これからコツコツ練習しようと思った。9年前に弾いた曲で特に浮き雲は手の内に入った曲だと思っていたけれど、手の内とは言えども大人になって〇〇年以上になって弾けるようになった曲、劣化ぶりに落胆。子供の頃に手に入れた曲は時がたっても弾けるようになりやすいけれど大人になって弾けるようになった曲は時がたつと弾けるようになりにくいという厳しい現実も承知だけれども、そこに目を向けていては、大人のピアノなんかやっていられない。私が過去を顧みる時間はない。
今年初の人前演奏。知っている人がいなそうなところに向かう(近所の友人が来てくれる予定だったのだが残念ながら当日来れなくなった)それがまた緊張続きだった。弾きなれた方たちの間に割り込んでメンデルスゾーンもそのほかも弾きたい曲を挟み込んで演奏。やっとピアノになじんできたころはほとんど最後の曲エオリアンハープの時だった。観客さんたちの温かさに救われたものの、人前演奏に対する慣れの必要性を実感した。そして、夫も一曲演奏した。こちらにきて初めての人前演奏。結構上手だった!弾けるじゃん、もっと私と一緒に色々出ようと言いそうになったけれどもピアノの楽しみ方はひとぞれぞれ。押しつけはやめようと思っている。
そしてこちらは今年初ではないのだけれど、学生時代の同級生との再会。地元の学校を卒業後しばらくは頻繁に会っていたもののお互いに離れて〇〇年、そして今は偶然にもどちらも東京に住んでいた。状況もお互いに大きく変化したけれども、気心が知れた間柄であることには変わらず。これからお互いにもっと会おうという話になった。そして彼女繋がりで遠方の友人とも話が。ピアノ、仕事、勉強については、私が過去を顧みる時間はないと思ったが、友人関係については少し過去を顧みる時がやってきているかもしれない。