いろはにぴあの(Ver.4)

音楽、ピアノ、自然大好き!

新しい美術館と ガラス工房のカフェ

2017-07-19 | 気になる場所、風景

 先日の連休は富山市内で気になるところに行ってきた。

 新しく建設され、8月23日から正式に開館となる富山県美術館だが、ロビーや屋上など、一部見ることが出来るところがあった。

 ロビーだろうか、床も屋上も木でできており瑞々しい香りにあふれていた。開館のいきさつを紹介した部屋、屋上のオブジェについて解説している映像がある部屋、お客が飛び跳ねると同時に画面の中の人物も飛び跳ねるなど同じような動きをする映像がある部屋があった。屋上に行くと、「ぐるぐる」「ひそひそ」「ふわふわ」という文字とともに、回転する遊具、上に載って飛び跳ねる遊具、耳をあてて声を聴きあう遊具などが置いてあった。「オノマトペ」の屋上というそうだ。童心に帰って遊びたくなる場所。。。あいにくその日は人がいっぱいで、遊べなかったけれど。

 そのオノマトペの屋上に、こんなものもあった。妙な気もするのだが最近は学習教材にも進出していた。

 そして向こう側には、かわいらしいけれどもあまり食べたいとは思わない風貌のきのこに遭遇。ハンモックの上に乗っている人たちもいた。

 外を見ようとしたら環水公園が見えた。橋が美しく見える。その橋の向こう側には、世界一美しいと言われるスターバックスがあるはず。

 屋上から下に降りる。そうしたら下の階にも、目立つ存在発見。行儀よく立っている白熊。近くから見たら毛並みと思える丁寧な彫りがほどこされていた。美術館の解説によるとこの熊さん、「森からふらっと遊びに来て、あまりの居心地の良さに、ここに居ついてしまった」らしい。コーンが見えるのだが、作品もこれから完成に向かうのだろう。

 富山県美術館、正式な開館が楽しみになってきた。開館直後は混むかもしれないから、落ち着いた頃に、出かけてみよう。

 そしてもう一つ、富山ガラス工房に行ってみた。

 美しく清涼感のあるガラス作品が作られる様子を見たり、希望すればガラス作品を作ったりできる場。棒らしきものにつけたガラスを熱い釜に入れて溶かしては外に出し冷やして固め、整った形にしていく様子を少しばかり見ることが出来た。あんなに見た目は涼しそうなガラスだけれど、作られる場所は摂氏40℃、そんな過酷な環境の中で職人さんは魔法のように整った形の作品を作っていた。本当に手間がかかっているのだな、いつも食卓に登場しているガラス、大切に使わなければと思うようになった。風鈴が沢山飾ってあるショップは涼しさと心地よさに満ち溢れていた。

 そのガラス工房のカフェが素敵だという話を伺っていたので行ってみた。

 私がいただいたのは挽肉とジャガイモのキッシュのランチ。キッシュ、パイ生地にほどよくコクがある挽肉、ジャガイモ、玉ねぎ、チーズが入っていてとっても美味しかった。サラダとスープも優しい味だった。右上に写っている水の入ったガラス、実は、ガラス工房でつくられたコップで、好きなものを自分で選んだもの。遊び心が感じられる素敵なカフェだった。

 主人は丼のランチを頼んだのだが、そちらも美味しそうだった。

 今度行ったときにはガラス作品を作るのもよさそう。作家さんの作品を買ってリッチな気分になるのもよいな。また出かけたいと思った。


久しぶりに

2017-07-12 | ピアノ、音楽

 久しぶりにブログに登場しました。

 先月末、絵を描いた後、本番があり、イタリア協奏曲全楽章を無事にコンプリート、友人たちにも会って来て、その後も色々と出入りしていた。イタリア協奏曲、第1楽章、第2楽章は結構落ち着いて弾けたのだけど、第3楽章で走ってしまったのが残念。曲自体がエネルギッシュだから、そのエネルギーに引きずられやすいのだった。音楽の持っている引力とどのようにバランスをとるか、だな。課題だ。

 最近、作曲家の作曲技術のすごさに心打たれることが多い。今のマイブームはドラゴンクエストのすぎやまこういち、そしてモーツァルトとメンデルスゾーンだ。

 今日はモーツァルトの音楽について勉強になる講義を聴いてきた。例えばアヴェ・ヴェルム・コルプス、ソナタ形式によって、提示部→展開部→再現部で、違う感情を表す音楽を用いることで、短い音楽の中でも多くのことを語ることが出来たというお話と、バッハの時代にはおごそかなイメージがあったフーガを、交響曲第41番第4楽章や魔笛のような喜劇の序曲にも用いることによって、軽やかさと重々しい印象を持たれがちなフーガとの相反しそうな特性を見事に両立させたということを語られていて、卓越した作曲技術がこんなところに現れていたのだと感じ入った。