「ほうじ茶のクッキー」なるものを、教えてもらった。
クッキー生地を、ビニール袋に入れて、上の写真のように6×6のサイズに切れ目を入れる。
それを切り分けたのをオーブンの天板の上に、
のように並べる。焼きあがったクッキーを家に持ち帰り、珈琲と一緒に。☕
なかなか、美味しい! 紅茶の葉を入れたクッキーはよく見るけど、ほうじ茶というのは目先が変わってよいかも。
ここ数か月の読書で言うと、今期の芥川賞を受賞した高瀬準子の「おいしいご飯を食べようね」——退屈だった。いやに長ったらしいし。登場人物にも、まるで共感がわかない。 体が丈夫でない、としょっちゅう早退する女性がヒロインで、彼女は「すみませ~ん。代わりにお菓子を焼いてきました」とお菓子やケーキを職場に持ってくるのだが、彼女となぜか恋愛関係になってしまう、食事というものに関心の薄い若い男性社員と、彼にほのかな好意を寄せ、ヒロインに反発を抱く女性社員の三人が焦点的に描かれる。
登場人物もみな、潔癖さが爪の垢ほどもないし、ヒロインの人物像が読んでいて、不快。彼女と男性社員が最後、結婚するというエンディングはとってつけたようで、後味の悪い読後感。
芥川賞も地に落ちたなあ…… というべきな作品だと思うのだけど……売れているのだとか。
みな、面白くないと思わないのかな……? 宇佐美りんの「くるまの娘」も面白くなかった。
それに比べると、直木賞受賞作の窪 美澄の「夜に星を放つ」☆彡の方がだいぶ、良かったです。星に結び付いた短編が5作並ぶ、短編集。みな、「面白い!」というほどではないのだけれど、しんみりとした余韻が残る。作者の窪さんという方は、きっと心の優しい人なのだろうなあ、と思わせられました。
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