今朝の新聞で、ハーブ研究家のベニシア・スタンリー・スミスさんが亡くなられたことを知る。
とてもショックだった……以前から、お体の調子を悪くしているのはTVの映像で知っていたのだけれど……。
ベニシアさんの書かれた本は、わたしのバイブルと言ってもいいほどで、京都・大原の地で古民家で暮らすベニシアさんの家のインテリア、庭、ハーブ、そして料理の数々には、何度もため息をついたものだった。
ベニシアさんが作ると、日本人にはなじみ深い紫蘇ジュースさえ、とても美しく、芳醇な飲み物に見えてしまうのが、不思議だった。
トマト鍋や、プディングなども、とてもおいしそうで――一番簡単そうな月桂樹のプリンを作ったことがあったけれど、おいしかった!
ベニシアさんの古民家での暮らしは、日本人では気づかないユニークな試みに満ちていて、クリスマスの飾りをつけたあしらいなど、「なんて美しいんだろう」と食い入るように、本のページに見入ったものだった。
こんな風に、幸せをファンにも分け与えてくれたベニシアさんは、もういない――。でも、大原ベニシアさんの家の庭は、これからも魔法を失うことはないはず。
ご冥福を、お祈りいたします。
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