産業建設委員会が開催されました。
予算関係8件、その他2件、請願陳情4件が審議されました。
予算もそのほとんどが、人事院勧告に基づく職員の給与の引き下げがマイナス計上されたもので、政策的な予算は余りありません。
その中で、有害鳥獣捕獲事業補助金が7,360千円追加されました。
当初イノシシ640頭分の予算計上でしたが、実績が1、376頭と大幅に捕獲頭数が増えたので、増えた736頭分が1頭10,000円で追加計上されました。
このことにより、1頭10,000円が確保され、有害鳥獣駆除に協力いただいた方に報いる事が出来ることになりました。
ともかく被害防止には、イノシシの個体数を減らす必要があり、現在猟期中の捕獲には補助金がないが検討してほしいと要望。
商工費で、マルチ商法等被害防止事業が全額件補助金ながら計上されています。
マルチ商法を一概にひとくくりで悪とする事には問題があります。
MLM(マルチレベルマーケテング)は、勿論合法で、全世界のミリオネアー(億万長者)の90パーセント以上がMLMの創始者や役員です。
日本でも良く知られているミキプルーン、セシールなどがあり、失業者など無店舗、小資本で取り組めるMLに参入も一つの方法かとも思います。
勿論悪徳マルチは断罪されるべきで、高齢者が一生かけて貯めた虎の子をつぎ込まされ途方にくれているニュースなどに接すると胸が痛みます。
的を得た予算ですので、十分効果を挙げてほしいと要望しました。
大洲市に今年度相談された94名中、11名は被害にあわれた可能性があるとのこと、これから独居高齢者が、どんどん増えてきます。
人恋しさに甘い声をかけてくれる悪徳業者にだまされることのないよう願います。
産業建設委員会に付託された請願・陳情4件中3件が不採択、1件が採択されました。
採択された請願は、TPP交渉参加反対に関する請願です。
勉強すればするほど、採択することに疑問を感じた請願です。
いまや、GDPで中国に抜かれ、韓国にも追い上げられている状況の中、日本だけが取り残されそうと・・危惧しております。
韓国はTPPに参加するため農林業に9兆円の対策を施すこととし、TPP参加に積極的に取り組んでいるようです。
日本の農林業には、韓国と比較すれば45兆円ほどの対策費が必要と言われていますが、TPP参加で利益を得る分を農林業に回すなどの方策を講じてでも、TPPに参加すべきではないでしょうか。
請願については、このような対策が見えてこない現況では苦渋の選択ですが、賛成いたしました。