啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「食事中?」

2016-07-07 18:21:37 | 野鳥
この辺りでは、昔から、夏には稲を、冬から春にかけて麦を栽培するという二毛作。それでも、最近では、麦の栽培農家は比較的少ないようだが。従って、一般的に、6月中旬から下旬にかけて田植えをする。個体は、およそ10日前の写真。いまだ、稲の生育は十分でない為、水面に苗がういういしい。そこに、悠然と現れたカモ。グェッ グェッと押しつぶしたような低い声でなく。カモは、水路や池や河川などに一年中いるので、私達にはなじみ深い。時に、親子で泳いでいる姿は、可愛いものだ。しかし、鴨が葱しょってくる、なんていう言い方をされることがあるが、意味を考えれば、カモもこんなふうにたとえられると、かわいそうな気がする。
 そして、本日は七夕。日中は、晴れて気温があがり、肌をさすほどの強い日差しだったが、夕方から曇り。今夜はお星様をみられそうにない。
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「シラサギ」

2015-10-24 11:57:04 | 野鳥
「シラサギ」
 リビングでおしゃべりをしていると、何か白いものが、ふぁ~と飛んでいくのが見えた。急いで窓に近づき、外を見れば、シラサギが二羽。とっと、とっと と足早に動き回る。特に珍しい鳥ではないが、動作のかわいらしさと羽の美しさにみとれて、シャッターを切った。サギは、ユーラシア、アフリカ、オーストラリアの熱帯から温帯にかけて分布するという。日本でも、北海道を除く全国に渡来するようだ。くちばしは黄色だが、夏には先端が黒くなるという。休耕田や湿地で、昆虫やカエルを食べる。また、サギ類は、飛ぶとき、首をS字に折りたたむ、という記述が書物にあった。
 10月も下旬。私の住んでいるこの辺りでは、ようやく稲刈り。あたりから、コンバインの機械音が聞こえてくる。昔は、鎌のサクッ、サクッとした音が、田に響いていたものだ。トキの島では、稲を刈った後、小さな束を作り、はざ場の“はざ木„に一束、一束かけ、稲を乾燥させたという。この労働は実に大変で、父母は苦労した、と夫から聞いたことがある。農業の近代化と共に懐かしい風景は消えてしまったが、田畑で働いていた父母の姿は、決して忘れる事はない。
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「キジも散歩」

2015-06-19 09:27:28 | 野鳥
 「キジ」 
 ”キジも鳴かずば撃たれぬものを” とは、よくいったものだ。河川敷や畑の草むらで、時折きこえてくる鳴き声に「あの辺りにキジがいるんだわ」と認識する。鳴かなければ、草むらに隠れ、その存在さえ気がつかないのに。
 早朝より、あの独特な鳴き声に、目を覚ます。カーテンをそっと開ければ、目の前の畑で、何やらつついている。極めて近距離だ。急いでカメラを手に、シャッターを切る。もっと良い写真が撮れるかもしれないと思い、外に出て、おそるおそる近づいていくと、その気配に気がついたのか、猛スピードで走って逃げていく。キジってこんなに走るのがはやいのか と改めて実感。どうせ逃げるなら、鳥なんだから、飛んだ方がはやいのに と思うのだが。逃げ足が速い。まぁ、逃げ足が速いのは、鳥ばかりとは限らないけれど。ときどき、雄雌、仲良く揃って、自宅の畑に遊びに来るが、雄の美しさは格別だ。書物によれば、”キジが鳴けば、地震が来る”との言い伝えがあるらしい。人間より数秒早く、地震を察知することができる と科学的に証明されているという。
 キジは、日本の国鳥。その選定の理由の一つが、狩猟鳥として親しまれており、肉が美味なこと と記述があった。しかし、国鳥が狩猟の対象・・・ですか?そういう国、他にもあるのでしょうか。
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「 日向ぼっこ 」

2015-01-28 10:58:12 | 野鳥
 「スズメ」
 昨日は、3月〜4月の暖かさ。東京では一昨日、梅の開花。今日は一変し真冬の寒さ、風も冷たい。それでも、1時間くらい散歩していると、ちょっと汗ばむ。快晴で、気持ちも軽やか。
 チュンチョンと鳴くスズメ、無条件でかわいらしい。人と共に暮らす最も身近な茶色の小鳥。童謡、スズメの学校 民話、舌きり雀 小さいものを形容して雀の涙 そういえば、一茶の有名な俳句もあったっけ。
 近所の物置の屋根に一列に並び、寒さに身を寄せているのだろうか?さらに、その隣の樹の枝にもスズメがスズナリ。何羽いるのか、物凄い勢いで鳴いている。あまりの大群にびっくり!スズメは、あまりに身近な存在だけに興味がなかったのだが、年に1〜3回繁殖するらしい。繁殖期には、クモや昆虫の幼虫を多くとるが、他の時期は河原、草地、公園などで生活。その年に生まれたスズメは、秋になると集合し群れをつくる。稲など穀物を食べるので、農家ではスズメ除けをあれこれ考える。どちらかといえば、あまり歓迎されない野鳥だが、時には昆虫を食べるのだから益鳥にもなる。ある資料によると、現在スズメの数は50年前の10分の1程度という。激減した原因は住居の近代化。巣をつくる場所が減ったり、食物をとる草地や空き地が少なくなった為と考えらるという。
 
 
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「 ヒヨドリ 」

2015-01-22 14:28:08 | 野鳥
 「ヒヨドリ」 
 「ピィー、ピィー、ピィーヨ」と『あの声』が早朝より賑やかだ。どこからやってくるのか、朝のほぼ決まった時間に、あの甲高い声に悩まされる。庭のハクレンの木に、お気に入りの枝振りがあるのか、そこにちょこんと止まり、みんなでおしゃべりしている。ヒヨドリは、案外警戒心が強いといわれるが、どうも当家に来るヒヨドリは例外のようだ。秋に、セロリの苗をプランターに植え、成長を楽しみにしていたが、そろそろ食べ頃かなと思っていた頃、どこからともなく、あの子達がやってきて、プランターにちょこんと飛び乗ったかと思ったら、せかせかと葉っぱをつつきはじめた。少しつついては口に入れ、飲み込むときに、リビングにいる私の顔を、チラッと横目で見ながら、ボサボサの頭を上にあげ、ゴクッと得意そうに飲み込んだ。何度も何度もくりかえす。このしぐさ、可愛いといえばかわいいのだが・・・。ごらんのとおりセロリはボロボロ。私の食べるところはどこもない。畑には、かき菜、みず菜、少しばかりのほうれん草だってあるのに、よりによってセロリかい?そ~して、お腹が満たされると、例の『あの声』を得意そうにあげ、どこかへ飛んで行ってしまう。まっ それでも許してあげよう。時々は話し相手になってくれるのだから・・・。そういえば、あの「ピィー、ピィーヨ・・」はピヨドリ・・そして「ヒヨドリ?」。んなことはないかっ?
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「ヤッタ~ 撮った! キツツキだぁ~」

2014-11-07 13:09:04 | 野鳥
 当家から南東へ約4km行ったところ庚申山。ここは、総合運動公園にもなっており、サッカー場、テニスコート、体育館、ミニ動物園や遊園地もある。市民の憩いの場として親しまれている。今日は、やや風が強いが秋晴れの良い天気。秋を告げる10月桜がまだ咲いており、落ち葉を清掃している方と一時桜談義。これから、寒桜もそろそろ咲き始めるそうだ。
 庚申山は「山」と名はついているが、山頂はわずか189m。山頂までのコースはいくつかあり、私のお気に入りは約1時間の軽いアップダウンのコース。天気もよく、はなうたでも歌っていると・・・なに? 何?このドラミング!そうですぅ~。啄木鳥です!!それも比較的近く。そ~と耳を澄ます。姿を探すと、いました、いました。カメラにスイッチ入れても逃げない。普段は、微妙なスイッチの音で逃げられてしまう。人が来ないことを祈りながら、何度もシャッターを切った。啄木鳥は、そんな私にお構いなしで、夢中で木をつついて、木くずを振りまいている。その姿は何とも可愛い。「あんなに首を振って、よくむち打ちにならないねぇ~この子は」とバカなことを言いながら、さよならした。
 簡易カメラで撮影し、さらに拡大した為、だいぶ、ぼやけてしまった。おまけに余分な枝までしっかり写って・・・失礼。
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「モズ」

2014-10-15 11:13:26 | 野鳥
「モズ」 (百舌)
 昨日は、台風一過で関東は夏日、北海道では雪の日本列島。今朝の竹沼では、キツツキのドラミング。足を止め、しばし聞き入る。周囲4.5km。誰にも会わない散歩でした。
 数日前、「花ばかりでなく、鳥でも撮ってみたら?」と息子。ブログのタイトルが啄木鳥なのに、肝心の野鳥はカメラにおさめられない。「今日は何だかボーッとして・・・。ほら、リンゴの枝に止まっているスズメに話しかけたりして・・さっ!」と私。「ありゃ~、スズメじゃねえよ。モズだよ。」(大爆笑)確かに、スズメにしては大きいし、鋭いくちばし。リビングから窓にそ~と近づいて撮った一枚。単純にも、モッ君とニックネームをつけた。
モッ君は、自分のテリトリーを示すためか、キィーキィーと高鳴きをし、さかんに尾羽を振っている。目があい、私も手を振ってみた。ぜ~んぜん無視。漢字では「百舌」と書くように、他の鳥の声をまねることがあるという。モズは食肉性の鳥で、鋭い曲がった嘴をもっている。時々、木の枝に「はやにえ」を発見する。バッタやカエル、時にはトカゲなどを捕まえ、刺しておくのだ。その意味には、縄張り説、貯蔵説など諸説あるらしい。可愛い顔して案外獰猛だ。バッタもカエルも、おちおちしてはいられない。人間にとって、おちおちしていられないのは、やっぱり人間かも。百の舌、いや、もっと多くの舌を持って、堂々と、しかも、まことしやかに嘘をつくのだから。
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「カケス」に騙された

2013-03-16 14:02:37 | 野鳥

今日は「詐欺ソフト」のおかげで半日を棒に振ってしまった。PCのスイッチを入れると、ウィルス対策ソフト(ウィルスバスター)のマーク?に鍵がかかり“ディスク アンチウィルス プロフェッショナル”の初めてみる画面を表示。ウィルスにやられたと思って対応するが、表記が英語で対応できない。“対処しないと大変ですよ”と誘っているのは判るが「99ドル必要」など怪しげな中味。他のファイルも開けない状態になってしまい、ほとほと困惑。丁度、所用でカミさんを訪ねてきた英語の堪能な若い人に見てもらう。「おかしいからソストを削除した方が良い」のアドバイス。プログラムを削除したが、タスクバー?から“鍵のマーク”は消えず、怪しいソフトへの対応を誘われるだけ。

知人でPCに詳しく、PCを購入した人の店を訪ねると何と閉店していた。途方に暮れてその店の支店に行くと営業中。良かったと思ったが、PCに関するテクニカルなことはほとんど対応できないようだ。“パソコン クリニック”の看板を上げて営業しており、昔一度訪ねたことのある店を思い出し車を回す。

前橋市南部(亀里町)にあるPCの修理に対応してくれるお店(パソコン クリニック)に行く。営業していた。70代のおじいさんの先客が居る。接客、テクニックとも抜群。“詐欺ソフトですよ”と原因究明。「10分ほどで解決できます」の言葉にほっとした。

20分ほどかかったが、低額で素早く問題解決。年配のおじいさんと「こんなお店があると助かりますね」と声を掛け合った。

詐欺ではないのだが、今日の写真はモノマネ上手な「カケス」の話。本当の話だが、トキの島にいた中学生の頃に、カケスが“ミヤーオ ミャーオ”と猫の鳴きまねをしたのを見たことがある。嘘だと思う人も多いと思うが、ネットでもウグイスを真似るなど「カケスはモノマネ上手」といっぱい書き込みがある。

昨日の午後、竹沼を散歩していると「ピーヒョロ、ピーヒョロ」とトビに似た鳴き声。空を見上げるが、声が近い割りに姿が見えない。良く見ると枝に中型の鳥が止まっており、ピーヨ ヒーヒョロと鳴いている。カミさんは「何かの幼鳥かしら」。羽の色が見えないので種類が特定できない。トビやタカの仲間ではないし、大きさが似ているハトやヒヨドリではない。

飛ばして見ようと思い、口笛で泣きまねをして見た。すると・・・・・・。ギャー、ギャーのけたたましい、聞き覚えのある鳴き声を発し飛び立った。カケスだった・・・のでがっくり。やられてしまった。

野鳥には騙されないで済んだが、詐欺ソフトにかかっていたら大変だった。パソコンクリニックさんに感謝!!


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「ウソ」を新しいレンズで・・。

2013-03-09 11:20:42 | 野鳥

某家電量販店の1眼レフデジカメで、本体+標準レンズ+ズームレンズ(55-300ミリ)で売られている“下位モデル”のセット。私が購入した3年弱前のセットでは200ミリのレンズがセットだった。300ミリが「私も欲しい」と思い、店頭で聞くと“レンズ単体で買うと予想外の高価格”なのだ(私にとっては・・・)。レンズコンプレックス??気味だけに、確定申告時のわずかな戻りを原資に思い切って注文。昨日、私のものとなった。

今日、新レンズを装着して竹沼を散歩。歩きはじめて間もなく尾が長く見える珍しい鳥、カケス、アカゲラと次々に遭遇。残念ながらシャッターを押すまで接近できない。ワサッーと木の枝に止まった鷹の仲間。色がベージュっぽいというかグレーっぽいというか・・・とにかくトンビではない。“新レンズへの贈り物”と追いかけたのだが、嫌われてしまった。その直後、数羽の群れで余り見たことのない野鳥を発見。“今まで撮ったことの無いウソという鳥”だった。

「ウソ」はアトリ科の野鳥で、藤岡市近辺では冬鳥。春から秋には亜高山帯の針葉樹林で繁殖、秋になると越冬のため低山に降りてくるという。「フィー、フィー」と澄んだ鳴き声。これが人の口笛に似ていることから、口笛を吹くと言う意味の古語「うそ吹き」に由来し名がついたのだと言う。

体長はスズメより一回り大きい16センチほど。羽を広げると26センチぐらい。頭部は黒く、小さめの嘴も黒い。オスは頬から咽喉にかけて赤色が美しい。羽(背中)の羽は濃いグレーで羽先や尾は黒い。きりっとした可愛い野鳥である。

何故か・・・ピントが合うのに手間が掛かった。数羽居たうちの最後に残っておっとりしていた一羽を何とかゲット。出来栄えはイマイチでチャンスがいっぱいあったのに“うそだけで終わったのは残念”だが、初めてのレンズで初めての鳥・・幸先のよいスタートとなった。

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「トビ=トンビ」とタカの違い

2013-03-01 09:50:44 | 野鳥

♪「夕焼け空が真ッ赤っか トンビがくるりと輪を描いた ホオーイーのホイ」(三橋美智也=夕焼けトンビ)の歌謡曲を団塊の世代以前の古豪?なら知っている人も多いだろう。トビ=トンビは何処にでもいる野鳥で、上空に円を描きながららノンビリと飛び回る。鳴き声も「ピーヒョロ、ピーヒョロ」と独特。区別がつかないほど良く似た鳥に“タカ”がいるが、殿様の鷹狩に同行したり、マタギの猟の手助けをしたりでこちらの方が“やや品位が高い”感じがする。

ワシタカ類と呼ばれることがあるが、ほとんど見分けが付かないぐらいに姿が似ているのに・・。トンビは“油揚げをさらっていく泥棒的な存在”。タカは“殿様の狩の手伝いをする位のある家来的な存在”。「脳ある鷹は爪を隠す」というが、トンビは隠すことなく、貪欲に獲物を探す姿しか晒さないことが、品位を落としているのだろうか??????こんなばかげたことを考えているのは私1人だろう。

「トビ」はタカ科の留鳥。体長は60-70センチ、羽を広げると160センチほどの大型の野鳥。ワシタカ類と呼ばれるもので日本に22種類以上いると言う。区別は難しい。
トビとタカの区別の仕方をネットで検索してみると・・・。多いのが尾羽の形。「地上や枝に留まっている時、尾羽根がが3角形に切れ込んでいるのが最大の特徴」「三味線のバチ状の尾羽で中央が凹んでいるのがトビ」など。

手持ちの図鑑のものが判りやすいが「尾羽は先(両端)が尖り、中央が凹む(トビだけの特徴)」「(羽を広げて飛んでいる姿を下から見て)翼に白斑がある」としている。離れた上空を飛んでいても、ある程度軌道が予測できるので、待ち構えているとファインダーに飛び込んでくる。気流に乗って悠々と、スピードも緩いので追いかけ回しても何とか付いていける。

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