啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「花曇り」

2020-03-30 19:13:25 | 庭の花木
「エイザンスミレ」  スミレ科
 春の扉が開いて久しいのに、昨日は冷たい雪に見舞われた。草花の芽は、冬の間にため込んだエネルギーを力強く押し上げ、小さな若芽を出している。庭に咲いている花も、思いがけない雪に、さぞ驚いていたことだろう。
 本日は曇り。加えてウイルス感染による有名人の死。本当にショックで、改めてウイルスの怖さを認識する。首都圏の知事は、感染拡大を防ぐため、不要不急の外出自粛を求めているが、映像のインタビューでは、どういうことが不要不急なのかわからないと、言っている人がいたり・・そんなこと、自分の頭で考えなさいよと、言いたい。中には、なった時はなった時、と豪語している若者もいたりして・・言語道断!
 スミレは春の野を代表する花。一般的に、あぜ道や土手など、普通に私たちの暮らしのすぐそばに生えている。誰からも愛される花。エイザンスミレの特徴は葉。深くさけ、これがスミレの葉っぱかと思うほど。可憐な花姿は愛らしい。
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「春の風物詩」

2020-03-27 21:11:32 | その他
 満開の桜、県内で人気のスポットが新聞で紹介され、美しく幻想的な写真が掲載されている。本日は、友人のKさんと鮎川の堤の桜道を散歩。桜は例年と変わらず、絢爛豪華に咲き誇り、春の匂いを届けてくれている。何と雅な、心ウキウキ足取りも軽くと、言いたいところだが、何だか気分が重い。もう2か月も。原因は明白、手ごわい相手。連日、感染拡大、悲惨な映像が放映され、強い不安とストレス、生活のリズムの変化、懐疑的な心・・加えて花粉症。マスクは必需品、どこへ行っても品切れ状態。”マスクがないよ~”とアナウンスしていると、有り難いことに、手を差し伸べてくれる人がいる。”少しだけれど持ってきた”と届けてくれる人、手づくりマスクを郵送してくれる人、洗えるマスクやスプレーを届けてくれる人、元気にしているかと心配してくれる人・・本当に心から感謝です。
 春の風物詩は勿論桜、自身にとってはマスクも。

数あるなかで、1本だけ白色の桜。
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「落慶の日に」

2020-03-24 16:32:48 | 庭の花木
「ショウジョウバカマ」  ユリ科
 歴史は古く、戦国時代に開かれたという当家の菩提寺。建て替えの計画をしてから、何と30年、昨年立派な本堂が完成し、それを祝う落慶式が、先日執り行われた。それに華を添えるように、煌びやかな装束を身にまとっての稚児行列。男の子は烏帽子、女の子は天冠をつけ、まるでお雛様のよう。実に可愛らしい。司会者が一人ひとり紹介し、優しく賢い子になるように、み仏に守っていただきましょうと、ご挨拶。初めての稚児行列、歳を重ねるごとに、どんな小さなことでも心に留めておきたい。
 ショウジョウバカマ、漢字で猩々袴。葉をペタッと地につけ、スッと茎を伸ばし、花火がパァ~と開く瞬間の時のように花をつける。湿地や湿った草地が生育地であり、悪条件にも関わらず、咲いてくれ嬉しい。新潟から届けられたものであり、自身の宝の花だ。
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「早春のクリスマスローズガーデンの花々」

2020-03-21 18:00:08 | 山野草
 クリスマスローズガーデン、高崎里見にオープン中。友人と訪れたこの場所は、夫と何度か行った山の斜面。その当時より遊歩道がきれいに整備され、珍しい花が咲いている。原種スイセンのひとつ、バルボコジウム(アップした植物)。草丈10cm位、ラッパのように開き、可愛らしい。また、原種シクラメンのひとつであるコウムも、あちこちに点在。この植物は、寒さに強く、何と-15℃近くまで耐えられるというから驚きだ。そもそも原種○○という植物は、当家では適応力が弱く、育てるには自信がないと、勝手に自分で決め付けているが、今になれば、直売所で買えばよかったと、後悔しきり。その他、スノードロップは1株のみ咲いていたが、白い花色は清楚で美しかった。マンサク、サンシュユ、キブシ、トサミズキなどが冬から目覚め、早春の山を彩っている。まさに、自然と時がおりなす”美”。クリスマスローズも多種の花色があり、華やかな姿に目を奪われる。
 久方ぶりに訪れたクリスマスローズガーデン、春の香りに包まれた幸せな空間。懐かしく想い出された。直売所ハウスでは、1ケース11個入りのお買い得クリスマスローズをゲット。3人で仲良良く分けるようにと、店員のお姉さんが1株プレゼント。うれし~い!美女3人、こちらの花(?)もなかなかのもんだ。写真をお見せできないのが残念!!

原種シクラメンのコウム

 スノードロップ  少しピントが・・失礼。
 クリスマスローズガーデンに行ったのに、肝心の花が・・。以前アップ済みなので。
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「スプリング・エフェメラル」

2020-03-18 16:23:48 | 山野草
「カタクリ」  ユリ科
 花粉、ウイルス、PM2.5をブロック! 顔、髪用、メイクの上からも使えるスプレータイプ。○○というこの商品、我が町の大手ドラッグストアチェーン、A店やK店に何度も求めに行ったけれど、いつも品切れ。店員さんによれば、あまりに入荷しないので、花粉コーナーから外してしまったとのこと。情報に疎い私は、事の顛末を友人に話すと・・○○なら、あるかもしれない、連れていくよ、とEちゃんの有り難いお言葉。車を走らせること小一時間。なんと、なんと、ありました!しかも、たくさん。なんだろう・・この差。規模の違い?嬉しくて、早速顔全体にプシューツ! プシューツ!  そんなに、かけなくても・・。イオンの透明ベールが、微粒子吸着を防止するという。さて、効果のほどは?なんか、いいかんじ!友に感謝です。
 自宅からほど近い距離に、カタクリの群生地がある。満開には少しばかり早いようだが、ぽつぽつ咲きはじめた。花は何とも可憐な姿。種が落ちて花が咲くまで、8年もかかるという。昔は球根から片栗粉をとったのだから、どこにでも咲いていたのだろう。木の葉の茂る前の一時、春の光を全身に浴びて咲いている。芽生えから姿を消すまで2か月ほど。春先のはかない命。
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「寒々と」

2020-03-14 21:08:21 | 庭の花木
「アミガサユリ」  ユリ科
 昨日の気温18.8℃、本日は7℃、およそー12℃の差。真冬並み、お~,さむっ!
 ”今朝はいるかな?” 気付かれないよう、カーテンをそっと開け、確かめるのはキジの姿。羽の美しい1羽の雄、それに伴う4~5羽の雌。一夫多妻。今朝は、冷たい雨が降っていたにも関わらず、畑にやって来て、草の種や虫を探していた。雨に打たれ可愛そう・・。今夜は空に星が瞬き、明日はきっと良い天気になることだろう。
 アミガサユリ(編笠百合)、別名バイモ。淡い黄色の花色で、下を向いて咲く。花の内側は、紫色のアミのような文様があるのだが、上手く撮れない。バイモユリは”春が来た”と思わせてくれる花。


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「もったいないけれど」

2020-03-11 17:46:28 | 庭の花木
「シュンラン」  ラン科
 家事に終わりはない。身体が、自由に動けるうちに身軽になろう、と身辺整理を始めている。あれも、これも、そっちのものも・・いらない。いらないもの、こんなにあるの?書籍も以前だいぶ処分したのに、まだ・・ある、ある。衣類、捨てようか、もう1年とっておこうか,来年も着られそう・・エイ!処分。使わないお皿が、定位置をずっとキープしている。もったいないけど・・。思いきらないと、身軽になれない。家族にかたずけさせるのは、忍びない。自分のものは、自分で処分。身体のあちこちが悲鳴をあげているけれど、やるしかない。たっぷり時間はあるのだから。目指せ、Simple is Best。
 今年もシュンラン(春蘭)が咲いた。春、いちばん早く花をつけるランということでの命名。昨年、株分けし、土におろした株も花をつけ、元気だ。ランという名前にしては、やや地味目。もう少し花の下から撮影すれば、よく見えるのだけれど、唇弁の赤紫色が花姿のユーモラスさを醸し出している。草丈、10cmほど。花言葉「控えめな美」

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「春の味覚」

2020-03-08 18:32:04 | その他
 新型肺炎の感染拡大、子供への虐待、放火、デマ、詐欺・・こんなニュースが毎日のように報道されている。この状態が、いつまで続くのだろうか。どこまで混乱してゆくのだろうか、先が見えない。昨日、県内でも感染者が確認された。今まで感染者の報道がなかったので、ある意味、張感の中にも、多少の心の幅があったが・・。店舗を構えている友人から「昨日まではお客さんが来ていたのに、今日は全く来ないよ~日曜日だというのに暇で困る」と。TV、ラジオ、ネットなどで多様な情報が伝えられているが、いったい何が真実か、心を鎮めて向き合わなければならない、と思う今日この頃だ。
 春の七草の一つであるセリ。つい先日まで、葉っぱが少し赤かったのに、春の暖かさと共に、緑の若葉が地べたにはりついて、伸び始めた。この状態のセリが一番美味しい。畑の畔に、一部生えている。市販のものより、独特の香りが強く、風味も抜群。春先は、少し苦味のある野菜を、身体が欲すのだろうか。ふきのとう、つくしも見つけた。かたい土を押し上げ、陽の光を求め、グングンのびてゆく植物に、エネルギーのほとばしりを感じる。
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「花粉ピーク」

2020-03-05 18:49:32 | 庭の花木
「ジンチョウゲ」 
 強風、飛ばされそうになる程の北風。畑の土は舞いあがり、木の枝は風にやっと耐えている。本日は晴天で気温はそれなりなのだが、体感温度はかなり低かった。3月は春コートなのに、今日はしっかり冬のコート。吹く風の音に、よけい寒さを感じた。そして、その風に乗り飛んでくるのはスギ花粉。あのオレンジの花をみると、ゾッとする。1個の花に、約40万個の花粉があるというから恐るべし。目のかゆみ、喉の痛み、くしゃみ、鼻づまり・・。洗濯物は、もちろん外には干せない。例年はいち早く医者に行くのに、今年は勇気がない。つのるストレスの解消は、ショッピングと友人とのランチ。皆それなりの年齢なのに、食が細くならない。元気だ。
 突然、強く甘い香り・・そう、ジンチョウゲが咲いた。蕾状態が長く、今にも咲きそうになるのに、なかなか咲かない。勿論、香りもしない。しかし、ひとたび咲き始めると、周囲は強い香りが漂う。ジンチョウゲは春の香り。
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「右往左往」

2020-03-02 16:28:28 | 庭の花木
 「クロホオズキ」
 図書館は休館、もちろんプールも。美術館はどうか?先週金曜日のこと、手持ちのチケットがあり、友人達と会場で待ち合わせ。少し遅れてやってきた彼女達、トイレットペーパーを買ってきたとのこと。その話を聞いて「えっ!ほんと?」。その時は一笑に付していたが、帰宅時スーパーに寄ったが、案の定、トイレットペーパーはさることながら、ティシュペーパーもキッチンペーパーもない!!マスクがないのは承知していたが、まさか・・。少し考えてみれば、原材料が違うことくらい誰でもわかることなのに。マスク不足で苦労しているので、家族を守るために買っておこう、という考えは良く理解できるけれど・・たとえデマであったとしても。トイレットペーパーは充分にある、ことをマスコミはアナウンスしているが、今日も紙類は空っぽ。代わりに棚を占めていたのは、カップメン、レトルト食品など。今日から休校が原因か。あちらこちらから、悲鳴が聞こえてきそうだ。
 群馬県立美術館にて「神話の世界」開催中。ギリシャ・ローマ神話の神と人間の物語。ゼウス、ヘラ、ポセイドン、アポロン、ヘラクレス、アキレウス・・一度は耳にした神々の名。ギリシャ神話を読んだのは、遠い昔。かなり忘れてしまっているが、それなりに楽しめた。
 10月になったら種をまいて、と頂いたクロホオズキ。もう、花が咲いてしまった。本来は、夏の花で、草丈50cmほどになるようだが、当家では15cm程度。ポットで日当たりのよい場所で育てた為か、それとも種まきが早すぎた?薄いブルーの花色は涼しげで、やはり夏の花。
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