啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ステップアップ」

2019-06-27 18:15:17 | 庭の花木
 「ウツボグサ」  シソ科
 出来ない事が、出来た喜びは格別。”なんちゃってクロール、なんちゃって背泳ぎ、なんちゃって平泳ぎ”かもしれないが、水に顔をつけられなかった過去を考えれば、今は上出来。教室が終わり、自主トレしていれば、達者な人が声をかけてくれ、教えてくれる。言われたとおりに出来ないけれど、意識してやってみると、たまには・・あれ?今までとはちょっと違う、何だか手ごたえがある。ちょっと、上手くなった気分。やる気になる。褒められでもしたら、なおさらだ。子供のように・・。”今のままでいいわ”と現状に満足していたら、そこでストップ。6月から、バタフライに挑戦。上手になりたい。水泳は、一番の愉しみ。
 紫色の花が、何とも美しいウツボグサ。草丈20cm程で、群れて咲く。ウツボ(靭)とは、弓矢を入れる道具の靭に似ていることからの命名。花が終わると、そのままの状態で、枯れ草のようになる。かなり丈夫で、こぼれ種で増える。花言葉「優しく癒す」。
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「季節の音」

2019-06-24 17:04:07 | 庭の花木
 「クガイソウ」 ゴマノハグサ科
 昨夜からの冷たい雨もすっかり上がり、少しの間、雲の切れ間から、青い空が顔を覗かせていたが、遠くのかなたから、ゴロゴロと怪しい雷の音。またまた、空が重苦しくなってきた。雨もポツポツ、カエルも合唱を始め、おっ、光った~!  ひゃ~!
 頭の重いカシワバアジサイは、たっぷり雨をうけ、大きな花房は垂れさがり、茎は今にも倒れてしまいそう。しとしと降る雨は、何とはなしに詩情漂うものだが、一気にどっと降る雨はあまりいただけない。
 一方、田では賑やかなトラクターの音。田植えのシーズンと共に、夏の訪れを感じる。
 クガイソウ(九階草)が咲いた。優しそうな、淡い青紫色の穂を、スッと伸ばし、茎をとり囲むように葉が輪生している。その葉が、九階(クガイ)になっていることからの命名だが、実際数えてみれば、それ以下の状態もある。花色、花穂の美しさと共に、葉も見どころのひとつ。草丈、1m弱。窓から見える薄紫のクガイソウ。上品な佇まいだ。



昨日、お茶の勉強会で、床の間の花入れにさしてあった可愛いアジサイ。名を尋ねると、マイクジャク(舞孔雀)とのこと。初めて目にした。色、花姿共に心魅かれた。当日、突然の指名を受け、あたふたし、いろいろな種類の汗をかいてヘトヘト。花のおねだりすると、”今日は、一生懸命働いたから、あなたにプレゼントするわ”と頂いた。誰にも内緒ですぅ・・。花を愉しんだ後、挿し木に挑戦します。ついたらいいなっ。
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「惨敗」

2019-06-21 10:57:14 | 庭の花木
 「ハンゲショウ」
 五輪チケット、全部ハズレ。開会式、水泳、陸上、テニス・・残念! 息子達が、私の観たい種目を申し込んでくれたのに。発表前日から、詐欺被害に遭わないよう、URLが貼りついていたらニセモノ、手紙、電話連絡はしないので、それらに注意するよう、情報を流していたが、全く心配することなかった。申し込んでもらった時点で、当選した気になって、暑いからどんな対策したらいいか、とか、開会式の終了は遅いので、その後はどうしょう、とか・・・あ~骨折り損のくたびれ儲け。妹宅も、全滅とのこと。まっ、オリンピック貧乏にならなくて、それはそれで良かった?でも、年齢的に二度とこんなチャンスなし。次回、秋の募集に私も参戦し頑張る。敗者復活に向けて!
 明日、22日は夏至。一年のうち、最も昼の時間が長くなる。そして、丁度この頃咲くのが、ハンゲショウ。茎の上部の葉が半分白くなる。そこから、半化粧とよばれたり、暦の半夏至の頃に葉が白くなることからの語源とか。うっとうしい梅雨のころ、清らかな心もちになる花。
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「突然に」

2019-06-19 09:07:41 | 庭の花木
 「オカトラノオ」 サクラソウ科
 夜遅く、人々をおそった激しいゆれ。さぞ、不安な夜を過ごしたのではないだろうか。
 昨夜、TVをつけたら地震の報道。発生した直後だったようで、慌ただしく非難を呼びかけていた。佐渡に津波? すぐに義父母に電話。だいぶゆれたようだが、高台に家があるため、大丈夫とのこと。その他、上越の義弟、義妹、長岡の友人にも連絡。皆、無事でよかった。一夜明け、被害が徐々に明らかになり、その状況も伝えられている。今後数日、さらに地震の可能性もあるという。いつ、どこでこのような事態があるかもしれない。なんとか、事前に予知が出来ないものか・・。
 1本の茎に、いくつの花をつけているのだろうか。1cmほどの白い花を無数につけ、花序が垂れさがっている。その様子を、虎の尾に見たてて命名したトラノオ。個体は、オカトラノオ(丘虎の尾)。夏を告げる多年草。地下茎をのばして、ぐんぐん増える。
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「悩ましき花」

2019-06-16 17:19:31 | 庭の花木
 イチリンソウ? ニリンソウ? キソフウロと言われて、頂いたのだけれど・・本当は何?・・そう聞かれても・・。でも、聞かれたからには、なんとか自分なりの結論を出そうと、植物図鑑、雑誌、草花図鑑等々で調べたのだが・・イチリンソウは、まさしくその名のとおり、茎に1輪の花、ニリンソウは2輪の花をつけるが、それぞれ葉が違う。では、キソフウロはどうか?当家にもフウロソウはあるが、花も葉も違和感がある。
 アップした個体は、茎により1輪、2輪と花をつける。そして、ことのほか丈夫で周囲に広がる。特に、植える場所を問わない。???・・植物図鑑で悪戦苦闘した結果、アネモネの原種ではないか、と自分なりに結論を出した。どなたか、ご存じでしたら是非教えていただきたいです。
 いずれにしても、白い可憐な花は愛らしく清楚。
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「梅雨色」

2019-06-13 10:17:20 | 庭の花木
 「アジサイ」 アジサイ科
 ♪ あじさい あじさい 花手毬 風がついてる 遊んでる あの人は今 どこにいる
   風は知ってて 知らんふり
   
   あじさい あじさい 花手毬 雨に濡れてる ふるえてる あの人は 遥かに遠い
   雨と涙が ほほ濡らす
 ラジオから流れてきたあじさいの歌。初めて聴いた。しとしとと降り続ける雨に濡れ、いま、アジサイの花が美しい。まさに梅雨を彩る花だ。育てるのも難しくなく、挿し木でも、容易に増やすことができる。和風、洋風建築を問わず、どの家でもよく似合い、マッチする。勿論、鉢植えでも楽しめる。
紫、ピンク、白、緑、青と花色は豊か。一般的に、土が酸性ならば青色、アルカリ性ならばピンク色に花色が変わる。その花に見えるのは、実はガクで、装飾花。虫を呼び寄せる飾りとか。手毬咲き、ガク咲きとあるが、いずれも美しい彩り。
 本日は、久方ぶりの晴天。そよそよと吹く風も心地よく、気持ちがいい。
  
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「幸せの記憶」

2019-06-10 21:04:17 | 庭の花木
 「マイヅルソウ」  ユリ科
 本日は”時の記念日”。日本の時計の歴史は、天智天皇の水時計にはじまるという。初めて、水時計が使用されたのが6月10日にあたることから、これを記念して、時の記念日としたようだ。そして、自身にとっても、この日は忘れられない。あの日も今日と同じ雨。しとしと心に降り続け、やがて涙の雨へ。共に過ごした30数余年。この間の想い出はどこへも行かないし、ぬくもりもどこへも行かない。何もない平凡な日々の暮らしが、如何に幸せだったのかを、改めてかみしめる。
 草丈10cm程の小さなマイヅルソウ(舞鶴草)。可憐な白い花。花径5mm程。ハート形の葉に葉脈がカーブしている様子を、鶴の舞う姿に見立てての命名という。前回の、イチヤクソウと共に、知人から頂いた。根が横に広がり、山では群生している様子をみるが、当家との生育環境の違いから、来年の期待はかなり低め。雨にうたれた緑葉、輝く白い花・・清楚な姿、好きな花だ。
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「我が庭のニューフェイス」

2019-06-07 16:51:53 | 庭の花木
 「ベニバナイチヤクソウ」  ツツジ科
 ダメになってしまうだろう・・きっと来年は。知人から、つい先日頂戴したベニバナイチヤクソウ。蕾が数個付いていたが、育ったもとの場所と、当家での環境の変化に、咲く体力がないと思っていたが、嬉しいことに、20cm程の花径に花を咲かせてくれた。直径1cm程の、あまりに可愛い花姿。めったにお目にかかれない。イチヤクソウは一薬草。その名のとおり、秋に草を刈り、日陰干し。乾燥したものは、煎じて飲むという。書物によれば、個体は根元の発達がなく、菌類と共生して栄養をとるので、栽培は困難とのこと。大切に育てようにも、菌類と共生となれば、来年は期待できそうにない。
 当家の庭にあっても、鉢に植えて、木陰にひっそりと置いてあるので、誰一人その植物に気がつかない。見ているけれど、見ていない?  本日、梅雨に入ったとのニュース。草花にとって、自然の雨に勝るものはない。雨に濡れた小さな花、茎もシャキッとして凛々しい。”きれいだねっ”と朝に晩に褒めてあげよう。
 
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「ホタルの頃に」

2019-06-03 14:27:50 | 庭の花木
 「ホタルブクロ」 キキョウ科
 梅雨といえばカエルの鳴き声、初夏と言えばホタルのイメージ。市の広報誌でも、ホタルの鑑賞情報が掲載されている。初夏の夜、ホウキを片手に近くの川へ、ホタルをとらえに行った昔が懐かしく思い出される。闇夜に光るホタルを、傷つけないように、そっと手の内に入れ、冷たい光を愉しんだ。今は、生活の便利さとうらはらに、そうした愉しみは皆無となってしまった。わざわざイベント会場まで、足を運ばなくてはならないのだから。
 ホタルブクロ、チョウチンバナ、ポンポンバナ・・方言により、いくつかの名をもつ個体。5cm程の花は、下を向いて咲き、可愛らしく、誰からも親しまれる。属名のCampanulaは、”小さな鐘”を意味するという。全国に分布。
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