啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「花々に、皆様に感謝して」

2017-12-29 09:43:04 | その他

「センリヨウ」 センリヨウ科
今年も、訪問していただき、ありがとうございました。“できる時でいいから、たとえ一行でも”と夫からバトンタッチされた当ブログも、4年の歳月が流れました。こんな文章でいいのかしら、と夫に問えば、何も答えてくれないけれど…○○さんじゃぁ、しょうがないなぁ~、とニコニコしながら言っている姿が目に浮かぶ。
野の花や里山を気にかけながら、新たに登場した草花は、ミツバシモツケ、古代ハス、ミズカンナなどおよそ20。初めて出会った花々です。みんな、皆いい顔して出迎えてくれた。その瞬間のいっときを精一杯“生きている”という、生命力に満ちあふれていた。蕾たちのささやき、咲いた花の笑い声…聞こえませんか?ドライフラワー、多種類の素材で創作された花は、それなりにきれいだけれど、生命力を感じない。従って、それを愛でるという感覚は、当方、持ちあわせない。
庭は、冬枯。でも、ロウバイは蕾がだいぶ膨らんできた。咲く時を、いまか、今かと、たくさんのエネルギーをため込んでいるようだ。
センリヨウは漢字では千両。花言葉「富、財産」。小さな赤い実を、葉の上にたくさんつけている姿を見れば、この言葉も納得できるというもの。今の時節、非常に目立つ存在。勿論、野鳥にとっても。センリヨウにチラチラ降り積もる雪。何ときれいなのだろう、と想像してしまう。のんきな事を言って、と雪国の人には叱られそうですが…。
今宵は、今年最後のコンサート。妹夫婦と共に、好きな音楽で一年を締めくくりたい。
この一年、訪問してくださった方、忙しい中、コメントくださった皆様、ありがとうございました。どうぞ、良いお年をお迎えくださいませ。
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「野の花とクリスマスプレゼント」

2017-12-26 13:34:17 | 山野草

「オニノゲシ」 キク科
ホルンアンサンブルinプラネタリウム、クリスマスコンサートをたのしんだ。リクライニングシートに身をまかせ、館内には25日の夜空が投影され、オリオン座、ふたご座、牡牛座、魚座…無数の星がさんざめいていた。そんな中、もみの木、星に願いを、ジングルベル、クリスマスメドレー…そして、クラシック歌曲。ホルンの深みのある、柔らかい音色にいやされながら、夜空で輝く星々にうっとり。あまりの心地よさに、つい、うとうと。約1時間、豊かなひととき。終了後、出口にて、思わぬクリスマスプレゼント。それが…ドングリで作ったかわいいトトロ。心のこもったはプレゼントに、ほっこり、あったか。
道端にまだ咲いていたオニノゲシ。花の盛りはとっくに過ぎているので、ほとんどは綿のような毛になっている。
オニ(鬼)の名がついているように、葉に触れると、トゲがあり、チクッと肌を刺す。冬の花は、逞しい生命力を持っている。

小さなドングリに、丁寧に描かれています。優しい気持ちが届きました。
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「冬の香り」

2017-12-23 10:09:35 | 庭の花木

「ニホンズイセン」
読書の波が、ドド〰️と押し寄せて来る時は、脇目もふらずそれに集中してしまう。しかも、一つの作品が気にいると、その作家のものばかりに没頭。今年のお気に入りは、原田マハ。当方、アートに造詣があるわけでなく、からっきし門外漢とはいえ、彼女のアート小説は、読むほどに面白い。勿論、小説の域はでないけれど、楽しめるという視点では、魅力的であり、生きているうちに、本物をみるべき名画があること、に気づかされる。
ギリシャ神話によれば、美少年、ナルキッススは、泉に映る自分に恋をして、水中の自分を抱き寄せようとして、溺れ死ぬ。スイセンの属名を、ナルキッススというらしいことが、本に記述されてあったが、確かに花の少ないこの時節、甘い香りと立ち姿は目立ち、たとえれば、美少年そのものかも知れない。花言葉「自己愛、うぬぼれ」など。自分の姿に恋をする…そこからの花言葉でしょうか。
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「凛として」

2017-12-20 15:21:45 | その他

「冬桜」 バラ科
1カ月に1度のギター教室は、参加するたびに、目から鱗。いつでも、ハッとする驚きと納得がある。アルペジオは、少々難しいが、パターンを覚えてしまえば、それなりに弾ける。先生は、それにアレンジを加えて教えて下さり、“かっこいい~。”と思うけれど、自分で弾けるかどうかは、別問題。そのアレンジパターン、来月中に弾けるよう、宿題を出された。お正月を控え、忙しくなるのに…。
県内の歴史や名物をよんだ“上毛かるた”。”さ”のくだり…三波石と共に名高い冬桜。とあるように、冬桜は名物。寒空を見上げるかのように、堂々とさいている。淡い小さな花をたくさんつけ、その場所だけは、華やいだ雰囲気だけれど、春の桜のように、妖艶な印象はない。どちらかといえば、可憐で寒さに耐えている逞しさを感じる。4月にも咲くので、二度楽しめる。
本日も雲一つない冬晴れ。部屋には日差しが深くさし込み、温度計は20度を指している。

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「ゴムまりのような」

2017-12-17 10:44:31 | その他

「ヤマボウシの果実」 ミズキ科
6月頃、4枚の大きく清楚な白い花を咲かせていたヤマボウシ。果実は、9月頃から色づき始め、今では完熟。触れてみれば、ぷくぷく柔らかで、まるでゴムまりのよう。口に含めば、ほんのり甘い。積極的に食べたい、というほどでもないが、みていると、一粒もいで味見をしたい衝動にかられる。ジャムに加工されるようだが、それはまだ食べた経験がない。
樹高は、3メートル~15メートルにもなるらしい。当家にも1本あるが、あまりに高くなると手におえないので、剪定する季節に関わらず、自身でどんどん丈を詰めてしまう。従って、花も少なく、実も極めて少ない。
個体は、道路脇の人家の垣。自動車なら気がつかなく、素通りしてしまう生け垣でも、自分の足で歩けば、以外なものを発見する。それもまた、散歩の楽しみとなっている。
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「手を広げて」

2017-12-14 17:17:55 | その他


「ヤツデ」 ウコギ科
日本海側では冬の嵐。群馬のこの辺りでは、雪こそ降らないものの、昼間の空気は非常に冷たい。まだ寒さに身体が慣れていない為か、骨身にこたえる。また、空気が乾燥すると、注意しなければならないのは、風邪。昨年は、インフルエンザの予防接種をしたのに、その効力がなかったのか、高熱に苦しんだ。もちろん、今年も接種したけれど…。さて、どうなることやら。
思いっきり、手を広げたような形をした葉っぱは、ヤツデ。和名は八つ手。葉の切れ込みが多いことからの命名で、必ずしも、八つ切れ込みがあるということでもなさそうだ。この花、何かの花に似ているような…ふっと浮かんだウドの花。どうですか?似ていませんか?花言葉「健康、親しみ」など。薬用植物ゆえに花言葉も健康という事か。
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「冬芽と自画自賛」

2017-12-11 11:43:31 | その他

暖かい日差しに包まれた小春日和。とけのこりの霜柱を踏みしめながら、庚申山の山頂を目指す。マツ、スギなどは、濃い緑の葉を残しているが、落葉樹は葉一つなく、樹木の形をそのまま見せてくれる。アップしたのは、大きく枝を広げたサクラ。1本1本の細い枝が、青空に映える姿は、なんとも素敵。そして、枝先には、無数の冬芽。これから本格的な冬を迎え、その寒さにじっと耐え、やがて春になれば、見事な花をつけ、また私たちの目を楽しませてくれる。

Nさんは、主にコンサートや食事を楽しむ友人。今回は当家で食事をすることになり、ランチにお招きした。煮物、牛肉のゴボウ巻き、ブリの照り焼きの山かけ添え、きざみのりを散らして、酢の物は、小鰭、食用菊(かきのもと)、なます、漬物、お吸い物。デザートは、アボガトのチーズ焼き。極めてシンプルな料理。料理と言えるかどうか…。幸いにも、美味しい、と喜んでいただいた。リップサービスかな?
料理は自分の為、というよりは、食べてくれる人の、喜ぶ顔を想像してつくると楽しい。

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「久方ぶりの賢人会」

2017-12-08 11:39:47 | その他

1泊2日、久方ぶりの賢人会。複数の家族が共に揃うのは、仕事柄なかなか難しい。それぞれ、それなりに人生のベテラン揃いで、あちこち故障もあるのです。富岡の貫前神社にそれぞれ集合し、西上州、神成山(かんなりやま)へのハイキング。まず、宮崎公園から歩きはじめたが、1名が途中でリタイア。我々はその先へと足をのばし、初冬の風景を楽しんだ。そこまでは順調。しかし、下山途中、三叉路に遭遇。こんな道、あっただろうか?と右往左往。日も暮れてくるし…途中でリタイアしたHさんに連絡。“まっすぐ、来りやぁいいんですよ”と素っ気ない。事実、その通りに進むと、見覚えのある道に出た。あそこの山で迷うかねぇ~、と笑われてしまったが、私たちは、危うく有名人になるところでした‼️
さて、宿は妙義グリーンホテル。夕食後は、恒例の竹細工。今回は脳トレ。これって、苦手。最初は先生の指導をうけたが、あまりの出来の悪さに呆れ顔。しかし、ここで、諦めちゃぁいられない。何と言っても、先生製作の景品がかかっているのだから。一計を案じ、身分手振りで、ちょこちょこSOS。そして…見事1番になり、景品を獲得。
部屋では、ブレンダ・リーの心地良いBGMが流れていたのに、全く気が付かず、全員本気モード。楽しい賢人会、次回、また元気で会えるように。

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「冬の訪れ」

2017-12-05 10:32:23 | 庭の花木

「サザンカ」 ツバキ科
冬の庭に、サザンカが咲かなければ、どんなに寂しいことだろうか。今まで賑わっていた庭も、今では彩りが少なくなってしまった。冬なのだから、当然なのだけれど、それでは少し寂しく、寒さに耐えうる草花をいくつか植えた。ビオラ、ノースポール、パンジー、アリッサムそして寄せ植えの鉢。ピンク、紫、白、黄色など、いくらか庭にアクセントがついた。しかし、まだ、当家の庭で慣れないのか、何だか居心地が悪そうにしている。
さて、サザンカ。冬の訪れを予感させる頃、ちらほらと咲き始め、今は満開。心にひが灯ったように、暖かさを感じる鮮やかな色。ツバキと似ているのだが、その見分けは散り方。花びらが一枚ずつバラバラと散ってゆくのが特徴。これから強い北風が吹くと、木のもとが紅くあでやかで、まるでジュウタンを敷いたように染め上げる。


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「ありがとう」をかたちに

2017-12-02 21:13:21 | 庭の花木

「ベゴニア」シュウカイドウ科
玄関を開けたとたん、“ん? 今のは何?酔っていないのに、ちょっと変!揺れた?早速TVをつけると、関東に地震の情報。午前0時、ちょっと過ぎ。という事で、早朝の帰宅。昨夜は、学生時代のサークル仲間の古稀のお祝いにかこつけ、飲めや歌えの賑やかさ。あの人が、もうそんな年齢なのか、と我が身をかえりみず、青春の熱い血潮に包まれた、過ぎさりし日々を懐かしむ。そして、健康で、数十年も昔の仲間に会えることに、心から感謝したい。
“いつもありがとう”と呉服屋さんからいただいた花。赤、ピンクなど色も鮮やか。中でも、ひときわ目に飛び込んできたオレンジ。“一緒に連れていって”と語りかけられているようで、頂戴してきた。開花期間が長く、手間もいらない。目が覚めるような花色と、厚い葉の緑。窓辺が華やかになった。
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