啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ナイスな時間」

2020-07-29 15:59:23 | 庭の花木
「ヒメヒオウギズイセン」 アヤメ科
 キッツキツ、パンパンの水着。肺活量を測る時のように、何度も息を大きく深く吸っても、お腹はへこまない。どうしたの?入らないかも・・。少し重くなったか、という自覚はあったが、でも毎日散歩して、それなりに汗をかいているのに・・・服は正直だ。意地で着た。
 なんと、5か月ぶりのプール。気持ちがいい! 心が、ふう~っと水の中に溶けていく感覚。水中ウオーキングしている時は、その感触を愉しんだけれど、ひとたび泳ぎだしたら、びっくり。泳げな~い。以前は、100m泳げたのに、なんと25mがやっと。水が重く、上手く水を掴めない。身体も重い。足も動かない。先生に教えていただいたこと、忘れてしまっている。あ~どうしょう、これは一大事! 夜、ほとんど人がいないプール。静かで、ライトに照らされた夜の水は、一味違う。たっぷり1時間。ナイスな時間を過ごした。疲れて、夜はぐっすり。
 草丈、50cm程で多年草。和名は、姫檜扇水仙。ヒオウギズイセンより小形で、やさしい感じが命名の所以という。茎にそって、オレンジ色の花を咲かせる。球根でどんどん増え、植えっぱなしでも育つ。例年ならば、じりじり照りつける夏の日差しに、濃いオレンジは暑苦しさも感じるが。
花言葉「良い便り、陽気・・・」など
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「十分な注意を」

2020-07-26 14:15:06 | 庭の花木
「ブルーベリー」 ツツジ科
 せっかくの4連休なのに、あいにくの天気。コロナ拡大中、旅行を促すGO TOキャンペーン。
4日間もの連休となれば、家族で旅を楽しみたい、という気持ちはよく理解できる。私もそうしたい。ただし、それは”安全”が保障されていなければならない。感染者がこんなに増え続けている状態で、”注意をして旅行を”と言われても、行く気にならない。小さな離島のあちらこちらで、感染者が出ているときく。手洗い、マスク、ソーシャルディスタンス、国は個人の行動にゆだねている。目に見えないウイルス、GO TOトラベル、ウイルスもGO TO。数日後の感染者数が気にかかる。
 旅行業を営んでいる友人は、コロナ以前から、旅館やホテルにつくと、まっ先にするのは掃除。テレビのリモコン、ドアノブ、トイレは必須。人が触れる場所は、自身で除菌しているそうな。私などは、部屋に用意してあるお菓子を食べながら、まずはお茶を一服。これからは、プロに学ばなくては。
 当家に2本あるブルーベリー。1本は、あまり実がつかないないけれど、粒が大きい。他方は、小さな粒がいっぱい。ところどころ青紫色になり、食べごろになってきた。庭に出たついでに、枝に手をのばし一粒・・ウッ、イタッ!! よ~く見ると、葉っぱの裏にイラガ。ヒリヒリ・・この痛さ100年忘れない。それほど生きていないけど・・・。蚊に刺され、イラガに刺され、いろんな事に十分に気をつけないと、痛い目にあう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「手紙」

2020-07-23 12:21:25 | 庭の花木
「キンミズヒキ」 バラ科
 朝から大雨。一つひとつ雨粒が見えるほど。天気予報では、来週は太陽が顔を見せてくれそうなのだが。
 何年ぶりだろうか・・手紙をいただいたのは。いつもポストに入っているのは公共機関から、あるいは商品案内、カタログなどのDMが多い。「文月には手紙を、とブログに書いてあったので、やってみました」と友人からの手紙。いつもは電話やメールでやりとりするのだが、改めて手紙をいただくと、特別な想いが伝わってくる。何だろう、この感覚は、と思いながら、ふと気がつく。その文面からは、近くにはいないのだけれど、声が聴こえる、しぐさも見える。そこには、人を思いやる愛もみえる。そして、その時間も。用件だけを伝えるメールとは、異質のものだ。その日のうちに返信。自身も、文月に文を書けました。共通の友人なので、夫の愛用万年筆で。
 誰でも知っている、のし袋の紅白の水引。タデ科のミズヒキ、別名ミズヒキソウと呼ばれる植物 も当家にはあるのだが、あまりに花が小さく、カメラでもスマホでも上手く撮れない。上が赤く下が白い。アップした個体は、キンミズヒキ、バラ科だ。小さく黄色い花が、集まって咲く。ちょっとした道ばたでも生えている、丈夫な植物だ。花言葉「感謝の気持ち」
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「世界遺産 富岡製糸場」

2020-07-20 14:18:27 | その他
 赤レンガ造りの立派な建物富岡製糸場が、世界遺産に登録されたのは2014年、今から6年前。当時は、ツアーのバスやマイカーで、押すな押すなの大混雑。その様子は、メディアでおおく取り上げられていた。訪ねた日は、平日の午後で、きれいに整備された町並みは、人も少なく閑散としていた。
 当家から車で1時間ほどの距離、登録以前にも数回見学しているが、さすが世界遺産となってからの場内はかなり整備され、音声ガイドは勿論、QRコードをとりこめば、それぞれの説明を聴くことも可能。
 繭から生糸をとる繰糸所は全長140m、建物内部は柱1本もない「トラス工法」、(以前は内部を見学出来なかった。学校の体育館のよう)、女工館、東繭置き場では、製糸所の歴史そしてビデオが流れ、ギャラリーやショップもあり大変身。国宝「西置繭所」は10月から開館になるという。
 富岡製糸場は、明治5年、官営模範製糸場として創業。当時は、殖産興業政策に力を注いでいた政府。この政策に貢献したのが、外国人。製糸場では、フランス人のブリュナ。ブリュナ館は外観のみの見学だが、何と延床面積、320坪。地下室も備えられている立派な煉瓦造りだ。有能な人材を破格な給料で雇い、しかし、彼らのリードにより近代産業は育っていったのだから、貢献度も大きいということか。
 赤レンガの大変素晴らしい頑丈な建物、今からおよそ150年前に建てられた富岡製糸場。当時の最新式製糸器械。百聞は一見にしかず・・どうぞ一度ご来場を。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「散策・・富岡」

2020-07-17 15:02:55 | その他
 セミが、鳴いていいんだか迷っているんじゃないの?と同行者。気温も低く、どんよりと、今にも雨が降りそうな富岡(群馬県)の空。久方ぶりに訪れた、もみじ平総合公園では、巨大カブトムシがお出迎え。県立自然史博物館や文化ホール、陸上、バスケ、野球場、体育館などの施設が充実。さらに、富岡市立美術博物館、福沢一郎記念美術館もある。最近、美術にふれる機会がなく、富岡出身の福沢一郎の絵画を鑑賞出来たことは、新鮮だ。中庭には、楽しげな彫刻も展示されていたが、ゆっくり鑑賞することもなく、急いだ先は社会教育館。
 何度も行った貫前神社の東に、瀟洒な和風建築。見学可能と知り、内部を拝見。敷地面積、32
00坪、床面積350坪。パンフによれば、昭和11年精神修養施設である「東国敬神道場」として建築されたようだ。立派な和の空間、当日講堂ではヨガ、多目的室では絵画教室が開かれ、充実した施設。道路を挟んで、人目を忍ぶように狭く、急な坂道が一本。おじょろ坂というそうな。実際、歩いてみたものの、あまりに急斜面で転びそう・・いかにも。

社会教育館正門前にて。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「夏の嫌われ者」

2020-07-14 15:10:51 | 庭の花木
「フウセンカズラ」 ムクロジ科
 ピシャ! 仕留めた時は、自分で自身をたたいても、「やったぁ!」という満足感に、それほどの痛さは感じないけれど、逃げられた時の痛さは、その何十倍。蚊の話だ。連日の雨で、しかも気温が高い。草が元気、元気。雨が上がったその合間をみて、庭に飛び出す。頭からすっぽり帽子をかぶり、首にタオル、手袋にズボンそして蚊取り線香。完全防備のいでたち。暑くても、そこは、忍の一字。なのに、なのに蚊が・・。顔のまわりをブ~ンと。あ~、嫌だいやだ。もっと、若い人の方が美味しいよ、とい言ってみても、敵はかなりしつこい。あの独特の羽音をきいただけでも、ゾクッとする。靴下の上からでも、刺してきた!!
 フウセンカズラの白い花は、とても小さく、約7ミリ。その花から想像も出来ない程、緑色の紙風船に似た実が出来る。つる草なので、つるがどんどんのびるが、支柱をたてて、からませてあげると、暑い夏の時季には涼感をえられる。この風船が、緑から茶色に変わる頃、中をあけると、そこには小さな種。これがまた楽しい。お猿さんの顔みたいに、かわいいんですよ。


フウセンカズラの花。6~7mmの白い花。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「マイバック持参」

2020-07-11 13:17:17 | 庭の花木
「ハタザオキキョウ」 キキョウ科
 レジ袋有料化がスタートして10日程。この間、スーパーでの買い物客は、ほとんどがマイバック。レジ袋はほとんど見かけない。たかが3円されど3円、定額ながらもたび重なれば、出費は増す。買い物目的でいくスーパーでは、マイバックが定着しつつあるということか。買い物すれば、あたり前にもらっていたレジ袋、県内では年間5億3千万枚、一人当たり280枚の消費というから驚く。自身としては、その半分も使っていないという感覚なのだけれど・・。一方、気軽に行くコンビニレジ袋は、どうなのだろうか。やっぱりマイバック?新しい生活、ライフスタイルが変わってゆく。
 春先、知人から頂いたハタザオキキョウ(旗竿桔梗)。当ブログ、初登場。もう少し早くアップしようと思っていたのに・・すでに花は終り。次から次と釣鐘型の、かなり鮮やかな紫色の花を咲かせてくれた。”旗竿”という名がついているように、しっかりしたまっすぐな茎に、たくさんの花をつける。

今、庭に咲いているキキョウ、白色もある。ぷっくりした蕾が可愛い。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「泊って応援」

2020-07-08 16:14:35 | 庭の花木
「ヒヨドリジョウゴ」 ナス科
 コロナウイルスの影響で、落ち込んだ経済の早期回復を目指し、県民限定5000円キャッシュバック、泊って応援キャンペーンが始まっている。1人1泊あたり、5000円をキャッシュバックの大盤振る舞い。宿泊費6000円以上に適応され、日数をあければ、何度でも割引が受けられるシステム。弟夫婦は早速、四万温泉へ。ここの宿泊者には、四万の飲食店などで使えるクーポン「よってんべえ、パスポート」を無料配布。温泉に限らず、キャンプ場やカヌーなどの体験型施設にも割引料金。こうした取り組みを、県内各自治体で、落ち込んだ消費を取り戻すための施策を行っている。
おそらく他県でも、観光業などの復活を目指す取り組みが、行われていると思われる。
 
 反りかえった白い花。秋には真っ赤な実をつける。つる性の多年草。ヒヨドリジョウゴはヒヨドリ上戸。上戸は、笑い上戸とか泣き上戸とかいう上戸。つまり、「好き」ということ。ヒヨドリが好きな実、ということだろう。見た目、あまりにきれいで、美味しそうに見える果実、食べたくなってしまうが、これ危険、有毒だから。人間には毒でも、ヒヨドリは好物。花は夏に、果実は秋に、茶花として活躍。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「豪雨のリスク」

2020-07-05 12:03:47 | 庭の花木
「ウォーターマッシュルーム」
 九州南部に降った猛烈な雨。熊本では球磨川が氾濫。その凄まじさは、テレビ映像で報じられている。激しい濁流、住宅の屋根まで水位が上がり、そこでは救助を待つ人の姿。家も車も、街路樹も・・何もかもなぎ倒され、線路もズタズタ。見るも無残な凄さ、何という痛ましさ。
 毎年、梅雨があける頃になると、各地で豪雨に見舞われる。当地も、それは例外ではない。山地では土砂崩れなど発生する。災害は決して人ごとではなく、自身も台風19号の折には避難した一人である。災害に遭われた方、一変した有様に唖然とし、どうしようもないやるせなさなどに、心が折れそうになると思うが、一日も早く日常を取り戻してほしいと願っている。それにしても、濁流にのみ込まれてゆく家の映像をみるにつけ、昔テレビで観た”岸辺のアルバム”を思い出してしまう。
 ウォーターマッシュルーム、和名はウチワゼニクサという名前らしい。あまりにも葉っぱが可愛らしくて、清涼感がある。草丈、9cm程、葉っぱの径、2.5cm。水生植物で、当家では水鉢にたっぷり水を入れ、鉢に植えた入れた本体を水鉢に沈めている。
 しかし、水中植物というものの、実際、公園では雑草と共に、地面に這いつくばって増えていた個体を発見した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「文月」

2020-07-01 13:40:49 | 山野草
「ゲンノショウコ」  フウロ科
 7月の異名、文月は七夕にちなんでいるという。牽牛と織女の恋を祝福し詩歌を作り、二つの星に捧げたり、書物を開いて夜気にさらすので、文月という説があるという。そして、この月は暑中見舞いの季節。”元気でいるかしら?”と、相手の顔を思い浮かべながらしたためた「文」は、今となっては遠い昔になってしまった。スマホのアプリで、伝えたい用件だけを、ボタン1つで送信すると、あっという間に相手に届くという早わざ。それはそれで非常に便利ではあるけれど、どこか味気ない気がする。文月に因んで、誰かに手紙をしたためてみようか?誰か・・・。

 高崎市染料植物園の一角で、一輪だけ咲いていたゲンノショウコ。この草を乾燥して煎じて飲むと、腹痛などにすぐ効くことから、「現の証拠」の名がついたと、図鑑に記されてあった。花の後にできるロケット型の果実が、はじけてまきあがった時の形が、神輿の屋根に見えることから、「ミコシグサ」の名もあるというが、自身は実際、見た記憶がない。図鑑で確認すると、確かにおもしろい形をしている。山野の道ばたに生えているらしいが、あまりお目にかかれない。
 花言葉「心の強さ」


  当家のフウロ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする