啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「知的は軸 感性は花」

2019-05-28 15:28:17 | 庭の花木
 「ハマナス」  バラ科
 先日、お家元をお迎えして、茶の研究会が県内で開催された。研究課題がいくつかある中で、心に残ったのは、軸と花。茶室には、掛物、花は欠かせない。客にとって、どんな軸をかけて自分を迎えてくれるのか、どんな花で迎えてくれるのか・・それは楽しみのひとつ。ところが・・である。軸はかなり難しい。茶掛けの軸は、味わい深い禅語が多く、意味もさっぱり・・。漢文も古典も、学校で学んだ程度。
研究会に参加するたびに、学ばなければならない事柄に気付く。いろいろな機会を持つように心がけ、知的な教養を身につけなくてはいけないと痛感する。
 紅紫色の花、ハマナス。甘い香りに誘われて、虫たちもやってくる。枝には細い棘がたくさんあり、うっかりすると、痛い目にあう。葉っぱをそっとつまみ、枝を切る。ふぁっと漂う甘い香り。美しいものを愛でる気持ちを忘れないでいたい。北海道の花。
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「5月なのに・・」

2019-05-24 20:03:15 | 庭の花木
 「ナデシコ」
 夏のような暑さのはじまり。しばらく続きそう。暑いけれど、湿度が低くジメジメ感がない。木陰に入れば、気持ちの良い風が時々吹いて、気持ちがいい。草花は、ふりそそぐ強い陽ざしをうけながらも元気。先日、市内の数か所で、オープンガーデンが開催された。お宅では、やらないの?と言われたが、当家では、目立たず、ひっそり咲く地味な花ばかりで、人様に見ていただくようなものはない。
 今回は、少し目立つ、ピンクのナデシコ3種を掲載。
上記は、ムシトリナデシコ。茎の節の下に、茶色の粘液を出す部分(画像から確認出来ますか)があり、そこに小さな虫が、くっつく。草丈40cm程、濃いピンクの花びら5枚。手間いらず、かなり丈夫。

ムギナデシコ・・ヨーロッパでは、麦畑の雑草として、扱われていることからの命名という。苗を春先に頂き地植え。少しカールしている花びらが可愛い。

フラメンコナデシコ・・花が踊っているようにみえるでしょう?まるで、フラメンコのように・・。といわれ、友人から頂いた。実のところ、正しい植物名は不明。小さな濃いピンク色の花、確かに踊っているような・・。まっ、いいか、フラメンコナデシコということで。
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「フレッシュ コンサート」

2019-05-20 19:55:06 | 庭の花木
 声楽、ピアノ、コントラバス、クラリネット、フルート、オカリナ、ひとり一人が、それぞれの楽器を演奏する。若い音楽家を育てるためのコンサートだ。ドビュッシー、ビゼー、ラフマニノフ、バッハ、ショパン・・多くの楽曲が演奏され、その解説もパンフに掲載されていたが、自身、音楽的背景に乏しく・・馬の耳に念仏的な感覚。演奏者は、ほとんど現役の音大生。ひたむきで真剣な取り組みが、心を打つ。アコーディオンとのデュオもあり、かわいいオカリナの音色に、楽器の持つ独特の世界観を感じた。
若い彼らの活躍を願っている。
 アサマキスゲといわれ、頂いたのだが、実を言うと、少しあやしい。キスゲなのかカンゾウなのか?わからず、もやもやしている。ある書物のヒメカンゾウの記述に・・茎は直立して、高さ30cm程、細い葉は、根元から束になって、冬には枯れる。5月頃、花は5~7cmで、茎先に数個つけ、橙黄色や濃黄色に咲く、とある。個体は、この記述にそっくりなのだが・・?どなたか、教えていただければ、ありがたいです。
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「心の扉」

2019-05-17 20:00:10 | 庭の花木
 「シラン」  ラン科
 掃除、洗濯、草花の水やり・・座っている間がない程、朝は忙しい。掃除機の騒音でかき消され、聴こえない時もあるのだが、家の中では朝から音楽が流れている。フォーク、カントリー、童謡、時々クラシック・・ジャンルも様々。”ながら音楽”なので、歌詞はほとんど心に留めることもなく、ただ音だけが耳をとおり過ぎてゆく。一通りの家事が終われば、一服のお茶を飲みながら、そよ風にゆれる新緑に見とれ、流れる歌詞をゆったり聴いていると、ググッとくるものがある。なかなか言葉では言いあらわせない心の内も、歌の中では正直になれ、共感できるからだろうか。
 あきれるほど増えるシラン。手を入れなくても、季節になれば、約束したかのように花を咲かせてくれる。根元から、縦じわのある美しい葉も見どころの一つ。書物によれば、球根は漢方で白及といい、止血ややけどの治療などに使うという。そんな効力があるなんて、シランかった。
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近づく雨の季節」

2019-05-14 13:54:19 | 里山
 「ミヤコワスレ」  キク科
 草むしりをしていた手元から、突然ピョンとジャンプし、飛び出した茶色のカエル。長い冬眠から目覚めたようだ。彼らは、11月頃から春先まで、およそ4か月程冬眠するらしいが、その場所は、落ち葉や石の下にもいるという。気温が上昇し、暖かくなり眠りから覚めたのだろう。すると、すぐに聴こえてくるのは、あの独特な鳴き声。特に、静まり返った夜などに耳にすると、思わず聴き入ってしまい、哀愁をおぼえる。
 古池や・・・・  やせ蛙負けるな・・・  童謡でも歌われているように、カエルの存在は身近だ。
自身にとり、カエルと言えば雨。まもなくやってくる梅雨。きっと、賑やかな合唱が聴こえてくるのだろう。
 ミヤコワスレ(都忘れ)。鎌倉幕府、承久の乱で、順徳上皇は佐渡に流され、20年余暮らす中で、時に、この花に慰められ、都恋しさを忘れた、とある書物に記されていた。そんな由来を持っている花。紫色の上品な色合いは、どことなく雅な印象を受ける。
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「持つべきものは」

2019-05-10 18:51:18 | 庭の花木
 「シャガ」  アヤメ科
 「ないっ、ないっ!なぁ~い!!」どこを探しても見つからない。絶対に置かないであろう場所さえ、藁をもつかむ思いで探したけれど、見つからない。探し物は、運転免許証。探すのを諦め、最寄りの交通センターに連絡。紛失届を出し、即日の再交付は前橋のセンターとのこと。しかも、受付時間の制限あり。どうしょう・・足がない、困ったぁ~・・。うん? いた、いた友達。事情を話したら「すぐ迎えにいくよ~」とAさん。ホッ!。ようやく気持ちが落ち着いて、改めて自身の行動をたどってゆくと・・何と思いもよらないところから発見!! 見つかって安堵した気持ちと、すぐに対応してくれた友達に、心から感謝、感謝です。「私のこと思い出してくれてありがとう」とAさん。その言葉に、さらに感動しました。
 白、青紫、オレンジ色の花模様のシャガ。増える、増える、どんどん地下茎で増えてゆく。時には、他の草花を滅ぼす勢いだ。当家では、2か所に植えてあるが、陽のあたる場所では、花が咲きにくい。日陰の、少し暗い場所が似合う花かもしれない。
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「春の荒天」

2019-05-07 11:43:03 | 庭の花木
 「テマリカンボク」  スイカズラ科
 朝から強風、洗濯物が飛ばされそうな勢い。昨日も、一昨日も夕方には暗く重い雲が垂れこめ、そのうち雷、強風、雨が激しくなる。大気が不安定な日が続くが、木々や草花にとっては、自然の恵みを得、生き生きしている。庭木の若葉もみずみずしく、とりわけ、柿の葉の緑の初々しさは、ひときわ美しさを増している。一年のうちでもっとも爽やかな季節、新緑の空気を思いっきり吸って、心ゆくまで楽しみたい。・・さてさて、今日の天気は・・少しあやしい。
 当ブログに初登場となるテマリカンボク。かつて、オオデマリが欲しくて、花木センターで探したが、見つからず、その代わりとして、購入したテマリカンボク。花は見わけがつかないほど酷似しているが、葉で判明。テマリカンボクは、葉に切れ目があるが、オオデマリは楕円形で、切れ込みがない。漢字では、手毬肝木。白く毬の様な花が咲く。かなり大きな木になるようだが、例によってバリバリ枝を切ってしまうので、個体もオオデマリも当家では、1,5m程の高さ。


オオデマリ。切れ込みのない葉が、確認出来るでしょうか?
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「休日の日に」

2019-05-04 16:28:20 | 庭の花木
 「チゴユリ」  ユリ科
 「インターハイに出るんかぁ~い」。??テニスコートにあらわれたのは、息子の高校時代のテニスの相方。奇遇・・全く約束もしていないのに。あちらも家族連れ。二人は3年間インターハイ出場。しばらくぶりという二人の乱打はさすが!ガットに当たるボールの音が、耳に心地よい。暫し、みとれる。お互い、テニスとは縁が切れないようだ。私も息子とは初めての乱打。「おぉ~、やるじゃん。試合に出られるんじゃない?」と。彼は、私がいいかげんな球を打ち返しても、必ず私が打ちやすいボールを返してくれるので、拾えるのは当然なのだが、実は若い頃、夫と共に練習に通った経験がある。しかし、テニスひじになり、それっきりやめてしまった。帰宅後「結構、打てるんだね。知らなかったよ」と。ちょっと、頑張った、いや、かなり頑張った。その夜はぐったり、勿論、シップをそこらじゅうに貼りながら・・。
 わけもなく可愛いチゴユリ。チゴは稚児。小型で愛らしいユリ。草丈20cm程、白く清楚な花びら6枚。お辞儀をしているように、うつむきに咲く。当ブログのトップページに掲載するほど、好きな花。
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