啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ロシアへの旅 モスクワ」

2019-07-30 13:28:20 | 旅行
 世界から観光客が集まる美しい都、モスクワ。モスクワと言えば、クレムリンと赤の広場。
 クレムリンは、城塞という意味だそうで、全長2.25㎞、東京ドーム6個分の広さ、モスクワの中心部であり、政権の中枢。入場するにも、荷物のチェックがあり、その大きさも制限されている。ソビエト共産党大会の舞台となった、旧クレムリン大会宮殿を横目に見ながら、ひときわ目立つ黄金の屋根、ウスペンスキー寺院、世界最大の重さといわれる、鐘の皇帝、分厚い鐘は、一部が欠けた”鳴らずの鐘”。武器庫には、歴代の皇帝が収集した宝物の数々を展示する博物館。大統領府を眺め、”クレムリンって、こういう所なんだ”と訪れて、初めて実感!
 もう1つ、赤の広場。ロシア一美しいといわれる、聖ワシリー寺院。ネギ坊主で知られる。何とあざやかで、丸い屋根の派手なこと!1560年、モンゴルへの戦勝を記念して、イヴァン4世のよって建てられた寺院。勿論、世界遺産。
 ロシアへは、ビザが必要だし、足がすこし遠のいていたけれど、歴史で学んだ事実が数百年経とうとも、そこに堂々とあることに感激し、その重みを感じた。
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「ロシアへの旅  サンクトペテルブルグ」

2019-07-27 13:34:11 | 旅行
 成田から約10時間、モスクワへ。乗り継ぎ後、サンクトペテルブルグへ1時間30分の空の旅。日本との時差6時間。夜間の到着にもかかわらず、夏を彩る白夜。真夜中も完全に暗くならない、今がトップシーズン。旅の目的は、何といっても、ロマノフ朝の、皇帝たちが暮らす宮殿だった、エルミタージュ美術館。超一流の収蔵を誇る、世界四大美術館の一つ。300万点を超えるコレクションがあるという。
 少しでも多くの美術品をみたいと、自分なりに順路を決めてあったのだが、現地のガイドさん、どんどん先に進み、到底じっくり鑑賞している余裕などない。人、人、人であふれ、立ち止まろうものなら、迷子になってしまう。
 黄金に輝く調度品の数々、豪華な客間、レオナルド・ダ・ヴィンチの部屋、イタリア美術、スペイン美術、ルノアール、モネ・・・どれもこれも名作ばかり。美術に関するTV番組はよく観るが、実際に本物の作品の前に立つと、圧倒されるエネルギーを感じる。
 もう一つ愉しみにしていたのは、エカテリーナ宮殿。青と白のロイヤルカラー宮殿は”どうよ!!”と言わんばかりの権威に満ちている。興味深いのは、琥珀の間。この驚きを、何という言葉で表現したらいいのだろうか・・度肝を抜かれた。部屋一面琥珀があしらわれ、今までみたことがない美しさ。
 江戸時代、ロシアに漂着した船頭、大黒屋光太夫。彼はこの宮殿で、エカテリーナ2世に謁見した歴史的事実があるが、どんな思いであったのだろうか。彼も、この琥珀の間を見たのではないか。あれやこれや、その時代の背景を考える時、想像がどんどん膨らむ。
 百聞は一見にしかず・・長時間の空の旅であっても、本物を実感したい、これからも。
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「プラス志向で」

2019-07-18 10:50:27 | 庭の花木
 「トモエソウ」  オトギリソウ科
 薄日が差しているような、いない様な、それでいてむし暑い。窓を開ければ、時に、サァーッと涼やかな風が部屋に入り、隣接する田んぼから、夏の香りを運んでくれる。このところの天候は、当家の少しばかりの作物も影響をうけ、野菜のなりがあまり良くない。ミニトマトなどは例年ジュースで飲んでいたが、今年はさっぱりだ。しかも、ちょっと触れれば、なっている元から、ポトッと落ちてしまう根性なし。雑草はグングン伸び、畑は手におえない。どんよりした空模様に、やや滅入るが、自然には逆らえない。ここは一つ気分を変えて・・で、やってみた。キッチンの大掃除。これが、なかなか気分がいい。水をジャージャー流しているうちに、心のモヤモヤまで流してくれるようで爽快。まさに、一石二鳥。
 今度の雨降りの日には、傘をさして散歩してみようか。その昔、雨の日に、長靴はいて傘さして、庭で泥だらけになって遊んだ日は、妙に楽しかった思い出がある。雨の風景の中に、もう一つの絵なんて、想像するだけで楽しい。
 草丈、1メートル程になるのだろう本来は。今年は60cm位。5枚の花びらがねじれて、巴形に咲くことから命名のトモエソウ(巴草)。6cm程の黄色の花びらは、あでやかで目立つ。草原で咲いていたら、涼やかなカラッとした空気や広がる緑の中で、より一層美しさを増すことだろう。
 ブログ少しお休みします。
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「偶然に」

2019-07-14 11:48:48 | 庭の花木
 「フウセンカズラ」  ムクロジ科
 それは、偶然に、実に偶然に! ○○の花が見たい、と親子で向かった先は玉原湿原。今から6年前の5月。”確かに、この辺りにあった。去年はあったんだよ”と夫。湿原の入り口、道路の右側、周囲を探したけれど、それらしき花は咲いていなかった。 休み休み湿原を一周、ハイキングを楽しんだ。○○の花に会えず、落胆した表情は、今でも記憶の中にある。そして、1か月後には逝ってしまったのだから。その花の名が、ずっと想い出せないで気にかかっていたが、偶然に当ブログのアクセスページをみて、ドキッ!”そうだ、そうだ、これだ!” その名は、ノビネチドリ!!夫と同じタイトルでアップしているので、時々、夫の記事にヒットするようだ。長い間、気になっていたノビネチドリ。いつか花が咲くころ、山に行きたいなぁ。ノビネチドリに訪問して下さった方、ありがとうございました。
 ちっちゃな、ちっちゃな白い花、フウセンカズラ。けれど、花よりはむしろ、フウセンの形をした実。ぷくっ、として軟らかい緑色の果実。そして、その中にある種、これがユニーク。秋には、その姿をアップします。一年草で、支柱に絡みつき、150cm以上の草丈だ。薄い緑色が、涼をよぶ。
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「梅雨に別れを」

2019-07-10 15:01:58 | 庭の花木
 「ネジバナ」  ラン科
 連日、小雨や曇りが主役。お日様をみたのは、いつだっただろうか。低温、日照不足・・作物に影響がなければよいが。
 本日、お昼前後から、3時間程度の晴れ間の予報。朝の、ぶ厚い雲の状態からは、晴れ間など、想像出来ないと思いつつ、予報を信じ、気合いを入れて、洗濯をしたのだが・・私の予想はみごと、的中! いまだ、晴れない。やっぱり・・ねぇ。
 梅雨に別れを告げる花、梅雨が終わるころ咲く花、と誰かさんから教えてもらった事があるネジバナ。ねじれて、花をつけることからの命名。植物には、多様な性質があるが、なんと、ねじれて咲く花とは。
花は、ほんとぅ~に小さく、5mm程度。でもねっ、小さいけれど、強いんです。なんてったって、芝生、大~好き。昔は、土手でもたくさん見かけたが、今はほとんどない。別名、モジズリ。この花が咲くと、百人一首の、こんな歌が・・。
 ”陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆえに 乱れそめにし われならなくに”
  つい口から出てしまう、忍ぶ恋のうた。
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「絹の里  特別展」

2019-07-07 09:56:03 | 庭の花木
 「ゼニアオイ」  アオイ科
 高崎、絹の里にて、追悼・藍田正雄展~伝統を貫いた江戸小紋人生~を、お茶の仲間と勉強のため出かけた。群馬県指定重要無形文化財保持者。江戸小紋(小さい文様で、布一面に染めたもの、江戸時代から続く、伝統的な小紋染め)の魅力を発信していたが、2017年に他界した。館内には、数十点もの着物や帯・・ため息が出るほど美しい。出来ることなら、身にまとってみたいと思うが・・手が出ない。藍田氏のその技は、弟子により伝承されている。そして、そのお弟子さん、当家とも多少の縁がある。最近のこと・・私の持っていた袱紗を、ご本人に見せたら「懐かしいなぁ~」と。師匠が手掛けた作品とのこと。小さい文様の中に、雪月花の文字、拡大鏡でみなければ、分からないほどの文字。15年以上の長い時を超え、初めて知った。目立たないおしゃれ、改めて、江戸小紋の美しさを実感した瞬間だった。もったいなくて、今でも使えないでいる。帰り際、”ステンシル型染め体験”を楽しんだ。文化的で、美しいものに触れると、豊かな心持ちになる。
 丈夫で、どこにでも生えているゼニアオイ(銭葵)。ヨーロッパ原産で、江戸時代に渡来したという植物。どおりで、”銭”なんて、ちょっと時代がかっている。花の形、あるいは実の形を”銭”に見立てて名付けられたとのこと。花は紅紫色で、下から咲いてゆき、かなり息の長い花。
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「どしゃぶり」

2019-07-04 09:42:37 | 庭の花木
 「ヒヨドリジョウゴ」  ナス科
 九州は、記録的大雨。映像でも、その様子は伝えられている。車を運転している先も、猛烈な雨のため、先がかすみ見えずらい。尋常でない降り方に、恐怖心さえあるだろう。
 この辺りでも、早朝は激しく降り、小雨になったり、やんだり・・空は重苦しい。梅雨と言えば、しとしと雨のイメージだが、最近の雨は災害に結び付く。画面をみるたび、心を痛める。
 ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)の可愛い花が咲いた。つる草で、茎がヒョロヒョロ伸び、支柱や木に絡みつく。花はとても小さく、白色でそりかえって咲く。葉も、奇妙。アサガオの葉に似ているような、似ていないような面白い葉があるかと思えば、楕円形の葉も。
 秋には、真っ赤な果実。名の由来は、この果実を、野鳥のヒヨドリが、好んで食べることから付いたという。鵯が好んで食べたので、上戸。ところが・・この果実、有毒。有毒なのに上戸とは、これいかに。
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「旬を食す」

2019-07-01 20:29:09 | 庭の花木
 「ゴデチャ」  アカバナ科
 夏野菜、只今収穫中。キュウリの先端には、花がらがついて、肌はトゲトゲ。一口かじれば、パリッ。その味は、少し青臭く、それがまた、たまらなく美味しい。もちろん、曲がったキュウリもOK。ナスだって、ピーマンだってみずみずしい。スーパーには、季節を問わず、一年中棚に並んで重宝するけれど、やはり時季のものは、その時に食するのが一番!知人から、カボチャを頂いた。半分はスープに、残りは、煮物や天ぷら。これも旨い。甘みとホクホク感、最高です。
 別名、イロマツヨイグサ(色待宵草)の名を持つゴデチャ。何やら植物名が、自身とゆかりがありそうで・・。知人から苗を頂いて、初めて出会った愛らしい花。径は5cm程、ひらひらした花びらは、少し光沢があり、次から次へと花を咲かせるので、長く楽しめる。茎も赤くてきれい。今年は、種から育てよう。
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