啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「感謝」

2015-12-31 11:01:37 | 庭の花木
 「ワビスケ」 ツバキ科
 この一年、 当ブログに訪問して頂き、また、時間を割いてコメントくださった方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。どんなに、励まされたことか・・・。自然に自生している山野草を気にしていながら、実際は、ほとんど我が家の山野草をアップすることになってしまった。幸いにも、友人からいただいたもの、トキの島から持ってきたもの、グリーンセンターで求めたものなどがほとんどだが、その数は、かなりの種類がある。夫は、ブログに掲載写真は、野山で自生しているものを使うが、私は山に行く事が少なく、結局、庭の花木や散歩中に見つけた植物になってしまった。しかし、今年初めて、ハンカチノキ、ミカエリソウ、オオデマリ、クサボケ、ルイヨウボタン、アメリカロウバイ、ナンキンハゼ、シラタマツバキ、ムカゴ・・など数種の草花や樹木の花をアップできたのは、嬉しい出来事だった。来年も、新たな珍しい花に出会える事を願っている。そしてそれは、人に対しても同じ。先日は、年末恒例、カントリーライブを、高崎、ジョージアンハウスで楽しんだ。懐かしい友人にも会い、時間と空間を超え、一気に若い頃に引き戻される。楽しさ倍増。また、音楽をとおして、新たな仲間との出会い。歳を重ねて、共通の話題を楽しめる人との出会いは格別だ。人は、出会ってみないとわからない事がたくさんある。個人的には、時に忍び寄る寂しさもあるが、反面、時間は自由。楽しいこと、興味のある事をするのに時間を惜しまない。それができるのも、支えてくれる友人が要ればこそ。皆大切にしたい人達だ。友人は私の宝物。
 ピンク色のワビスケは、今から7年前、埼玉県、花園花木センターで求めたもの。当時は、40cm位の丈が、今では、150cm位はある。ようやく花をつけた。ワビスケも品種が多く、それぞれの特徴を調べたが、咲く時期、花びら、葉の様子など調べれば調べるほど混乱して、明確には特定できない。花は小さく一重、花びらは筒状で全開しない。かすかに甘い香り。花と同じ葉も小さい。茶花として重宝している。
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「品種?それとも暖冬?」

2015-12-28 12:18:40 | その他
 「ナノハナ」 アブラナ科
 真っ青に澄んだ空、雲一つない。雪化粧した浅間山、遠くの山のすそ野から、煙が白くたなびいている。空気は多少冷たいが、散歩していると、ぽかぽか身体か温かく、冷たい空気も心地よい。
 暖冬の影響か、畑では菜の花が満開だ。ナノハナは、通常暖かい所では、2月頃から咲く。しかし、一般的には、3月~4月頃に咲くものと思われる。ナノハナにも品種があるだろうから、現在咲いているのは、早咲花菜というものかもしれない。友人から、利根川の堤にも、黄色の菜の花が咲いているという知らせを頂いた。菜の花は、文字通り、菜っ葉の花。書物によれば、ナノハナは、採油用として、古くから栽培され、原産地はヨーロッパや西アジアで、中国を経由し渡来。種子には、40パーセントの油を含み、、これから菜種油を採る。近年では、粒の大きいセイヨウアブラナが多く栽培されているとのこと。
 何故か、この花をみると、春だなぁ~と思う。ましてや、一面に広がる菜の花畑は、なかなか見ごたえがある。花の観賞はもちろんのこと、食材としても良い。おひたし、和え物、吸い物・・春に食べたい食材だ。千葉県の県花。
 
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「マンリョウ」

2015-12-25 14:06:46 | 庭の花木
 「マンリョウ」 ヤブコウジ科
 “いざ うたえ 、 サンタクロースがやってくる 、 おめでとう クリスマス、 きよし この夜・・・」クリスマスソングのメドレー。そして、ベートーベン 「交響曲 第9番」。高崎市の群馬音楽センターにて、群馬交響楽団と高崎第九合唱団の演奏会を楽しんだ。140人のメンバーによる、あの有名な“歓喜の歌”が会場を包み、迫力ある歌声に感動。久方ぶりに聴いた、群響の演奏も素晴らしい。“生”の演奏は、それぞれの楽器の音色が耳に心地よく、心を豊かにしてくれる。日本人は、“第九”が大好きで、年末になると、アマチュア合唱団によるコンサートがあちこちで開催されている。 「来年は、○○第九を歌う会に入ろうよ」と友人に誘われた。きけば、全部ドイツ語で歌うのだとか。 無理! 無理!。「スペルの下に、カナをふればいいんだよ」と彼女。第一、声が出ない。すると、彼女「大丈夫だよ。大勢のメンバーの中には、音楽の先生がいるし、私たちは口パクで平気!」だと。コイじゃぁ あるまいし・・・無理!。ということで、来年も聴く側に決定。
 マンリョウは、常緑小低木。葉は互生で、縁が波のようにギザギザしている。光に透かすと、黒点が見えると、ネットに書き込みがあったので、疑うわけではないが、葉を数枚ちぎり、光に照らしてみると、確かに小さな黒点が、たくさんちりばめられている。7月に花が咲き、果実は、今が見頃。マンリョウといえば、光沢のある赤い実が美しいと思うが、当家では、熟しても赤くならない品種のようだ。センリョウなどと、おめでたい縁起物の植物で、家庭でも栽培されている。当家では、ヤブコウジ(ジュウリョウ)もあるが、日が当たらず、北側に植樹されているため、果実の数は少ないけれど、赤い実をいくつかつけてくれる。共に、今が鈴なりの状態で、1月末頃には、ほとんど葉だけになってしまう。高い空から飛んできて、あの小さな目で、食べ物を見つけるのだから、野鳥には感心してしまう。私も、野鳥になったつもりで、一粒、口に含んだが、種ばっかり大きくて・・美味しくなかった。食べた後、心配になり、植物図鑑で調べたが、“毒”と記載がなかったので大丈夫・・?と思う。

 
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「冬至」

2015-12-22 14:32:35 | その他
 「ユズ」 ミカン科
 本日は冬至。昼の時間が一番短い日。冬至といえば、ゆずとかぼちゃ。昔から、この日は、ゆずをお風呂に浮かべ、香りを楽しむ、いわゆる“ゆず湯”の習わしがある。半分に切って布袋に入れ、お風呂に浮かべれば、あの、さっぱりした香りは自然のアロマ。リラックス効果抜群。特に、皮にはビタミンCが豊富で、風邪の予防や身体を温める効果がある。個人的には、カットしたゆずはちょっと苦手。チクチク、ピリピリ、肌が刺されるように痛い。
 かぼちゃにもビタミンやカロテンが豊富。スーパーでは、季節を問わず、野菜、果物なんでも揃っているが、昔は、保存が効き、しかも栄養のあるかぼちゃを食べることで、寒い冬を乗り越えようとした先人達の知恵があったのかもしれない。
 冬至はゆずをお風呂に浮かべ、、身体も心もぬくもり、寒い冬を健康で過ごしたいものだ。
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「暖冬の師走にビックリポン!」

2015-12-19 11:38:42 | 庭の花木
 「ウグイスカグラ」 スイカズラ科
 まだ、12月だというのに、広島、高松からも梅が咲いたというニュース。紅葉と梅のコラボレーション。スキー場では、一度降っても、すぐ溶けてしまう と雪不足に悩む。
 当家でも、数日前からウグイスカグラが咲いている。淡いピンク色で、先端が開いた、可愛らしいラッパ状の花。径は、3cm位。通常、ウグイスカグラは4月頃に咲きだすのだが・・・。もしかして、ミヤマウグイスカズラかも。それにしても、少し早い気がする。6月頃になると、楕円形の小さな赤い実(1.5cm位)がつき、それも見どころだ。木の高さは、1~3mにまでなるというが、当家では、誰かさんが意地悪しているので、大きくなれないでいる。命名は、ウグイスが隠れる木が転じて、ウグイスカグラとか、ウグイスが、鳴きはじめる頃に花が咲く、ことからついた名とか諸説あるらしい。そういえば、数年前、12月の末、竹沼を散歩中、チャッ、チャッという地鳴きを聞いたことがある。例の、美しい鳴き声とは似ても似つかない声だ。という事は、ウグイスカグラが咲いてもおかしくないの?でも、一般的には、地鳴きのことを指しているのではないでしょうね。
 日本固有の植物。花言葉「明日への希望」

 
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「クリぼっちでぇ~す」

2015-12-16 16:55:48 | その他
 「ポインセチア」  トウダイクサ科
 「今年も、クリぼっちでぇ~す」と、両手を高く上げ、宣言した40代中ごろ(たぶん・・・)の男性。怪訝そうな顔をしている私をみて、「クリスマスをひとりで過ごすことを言うんですよ。若い人の間では、結構、流行っています」と、あいむかいに座っている女性が教えてくれた。な~るほど と納得。いやぁ~、日本人は、言葉を短縮して使うのがうまいです。感心しました。そして、最近ちょっと気になるのが、“マイ・・・・”。例えば、マイ箸とか。個人的には、どうもしっくり来ない。
 最近、県内のある高校で、アグリフェアが開催された。冬の野菜はもちろんのこと、生徒たちが丹誠込めて栽培した草花の販売会だ。シクラメン、パンジー、ビオラ、ハボタン、アリッサムなど、たくさんの花々が、ところ狭しと並んでいた。駐車場には車が溢れ、暖かい日差しをうけて、大勢の人でにぎわっていた。 もうすぐクリスマス!といっても、若い頃のように、ワクワク、ドキドキはないけれど、雰囲気だけでも楽しもうかと、可愛らしいポインセチアを買った。窓辺に置くと、真っ赤な鮮やかな色が、部屋の空気を換え華やいだ。ポインセチアのみどころは、何といっても花びらのようにみえる苞(ほう)。実際の花は、苞の真ん中にある黄色い粒だが、こちらはインパクトが薄い。この植物、明治中頃に渡来したという。名の由来を調べてみると、アメリカ初代メキシコ公使、J・R・ポインセットに因んでいるという。彼がメキシコ駐在中に、この植物を発見し、アメリカに持ち帰り、クリスマスシーズンに咲く赤い花として、世界に普及したという。色は、赤の他、ピンク、白、黄色。開花11月~3月。クリスマスを彩る定番の植物だ。
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「コウテイダリア」

2015-12-13 13:39:23 | その他
 「コウテイダリア」 (皇帝ダリア) キク科
 出産を来月に控えた姪が、遠方より来てくれた。とびっきり明るく、可愛らしい彼女も、今ではお母さんらしい顔になり、病院で開催されている、各種勉強会で、着々と出産の準備をすすめているようだ。ところで、彼女のスマホを見て、ビックリ。なんと、お腹の赤ちゃんの様子が動画で見られた。顔などかなり鮮明で、表情も豊か。かなりのイケメン!性別もわからなかった昔に比べ、現在の進歩は目ざましい。母子ともに無事で、元気な赤ちゃんの誕生を楽しみにしている。
 「あれは、何の花?」と友人。指先をみれば、3メートル以上はあるか、と思われる高い丈の茎に、淡いピンク色の大輪の花。コウテイダリアだ。「何でも知っているね」と言われたが、最近あちこちでよく見かける花だ。花径は、20cm位はあると思う。まさに、「皇帝」の名にふさわしく、堂々としている。11月~12月に開花。やさしそうな色合いで、大輪でも風に吹かれ、花びらがそよぐ。英語では、「Tree dahlia」。確かに、茎は木質化しているので、木と間違われそう。育てやすく、挿し木も可能。冬は地上部を枯らせて越すので、花が終わった後に、節を2~3残して切ると、春になり、新芽を伸ばし、晩秋になると花が咲く。原産地は、メキシコ~中央アメリカ。花の寂しいこの時期、青い空にそびえたつ、たくさんの淡いピンクが美しく映える。花言葉「優雅、華麗」
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「センダングサ」

2015-12-10 14:21:27 | 山野草
 「センダングサ」 (栴檀草) キク科
 個体は、コセンダングサ(小栴檀草)なのか、アメリカセンダングサ(亜米利加栴檀草)なのか、よくわからない。コセンダングサは原産地不明。アメリカセンダングサは、名のとおり、北アメリカ原産。共に、花期は9月頃から咲いている。空き地、道端、どこにでも生えている。一年草で、黄色の小さな花だけをみれば、それは、それは可愛らしいのだが、そう果の冠毛には、逆向きの小さなトゲがたくさんあり、これがくせ者。細い棒状のトゲが、放射線状に広がって、なんにでもくっつく。草むしりで、油断しようものなら、着ているものにひっかかり、始末に負えない。まして、セーターにひっかかったら最悪。取るのに一苦労する。故に、この特性があるからこそ、動物などの毛にくっつき、それがさらに他のものにくっついて運ばれ、芽を出し、分布を広げているのだろう。葉の形が、落葉高木のセンダンの葉と似ていることから名がつけられた とネットに書き込みがあった。
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「クリスマスローズ」

2015-12-07 07:47:25 | 山野草
 「クリスマスローズ」 キンポウゲ
 空気が澄みわたるひともし頃、友人と、ぐんまフラワーパークを訪れた。うす暗くなった赤城山を背景に、まばゆいイルミネーションが、別世界にいざなう。光の花の庭、光のバラ園・・・日本庭園のライトアップ。音楽が流れる中、幻想的な光のこみちを歩いていると、まるで、魔法にかかったような夢の世界。きらめく光のなかにいると、時が過ぎるのを忘れてしまう。
 イルミネーションが点灯する前に園内を散歩。イングリッシュガーデンを、ぷらぷらしていると、枯葉の中に、ひときわ白い花を発見。なんと美しい!クリスマスローズだ。暗がりの中で、まるで妖精のように白く、うつむきかげんに咲いている。周りがほんのりピンク色。可愛らしい姿だ。当家のクリスマスローズは、この時期、全く咲く様子がない。暖かな春にならないと咲かない。不思議に思い、調べてみると、クリスマスの頃に咲くものと、3月頃に咲くものと種類があるようだ。それぞれ名前があるようだが、日本ではまとめて、クリスマスローズと言っているという。花の少ない時期に咲く花、クリスマスローズは、冬の貴婦人とも呼ばれているらしい。
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「イソギク」

2015-12-04 08:31:23 | 庭の花木
 「イソギク」 (磯菊) キク科
 夕べから、かなりの強風。外に出れば、吹き飛ばされてしまいそう。落ち葉が、風で、カラカラ音をたてて踊っている。
 定期的に行っているボランティア活動も、12月で一年を迎えた。小さな花瓶に、当家で咲いている花を摘んで、施設のテーブルに飾る。お花を話題にしながら、会話もはずみ、皆さんとも、だいぶ顔なじみになってきた。お茶のお稽古をしながら、私は、もっぱら聞き役でしかないのだが、それでも、人の役にたっているとしたら嬉しい。
 9月~11月が、開花時期といわれるイソギク。磯の秋を代表する菊で“磯菊”の名。草丈、30cm位だが、とにかく丈夫。多年草で、地下茎で、横から横へとどんどん広がり、手間いらず。夏の暑さにも、冬の寒さにも強く、黄色の花が鮮やかだ。花といっても、花びらがあるわけでなく、小さな花が密生している。葉も特徴があり、上から見ると、周りに縁取りがあるように見えているが、実は葉の裏は、小さな毛がはえていて、その毛が表まで回っているので、葉っぱに縁取りがあるように見える。葉を触ってみると、スベスベして肌触りが良い。まだ庭に咲いている、お名残りのイソギク。
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