啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ヌスビトハギ」

2014-08-28 14:07:18 | 庭の花木
「ヌスビトハギ」 マメ科
 ヌスビトハギ(盗人萩)は、高さ約50〜100cmの多年草。日本全土に分布。名の由来は、2つくっついた実が、足音をたてないように、足の外側だけを使って歩いた時の足形、「泥棒の足跡に似ている」というところからついたようだ。また、この実に短い毛があり、人の衣服にくっつくことから、この名がついたという説もあるらしい。まぁ〜、よ〜く見れば、泥棒の、抜き足、差し足の形に見えなくもないけれど・・・。花は、とても小さく5mm程度。紅紫色で、それぞれの枝に控え目に咲いている姿は可愛らしい。友人のAさんから春に頂戴した植物で、大切に育てたいと考えている。
 ところで、植物の名は、どの図鑑を見てもカタカナで表記されているが、個人的にはちょっと苦手。漢字で書かれていれば、漢字の意味を認識するので、覚えやすいのだが・・・。子供の頃から、身近にあった花は忘れないのだが、近頃は覚えたとしてもすぐに忘れてしまう。これは年齢のため?まっ、全て「年齢の所為」にすれば、気は楽になる。
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「カラスウリ」

2014-08-26 17:27:33 | 山野草
「カラスウリ」 ウリ科
 カラスウリ(烏瓜)は、つる性の多年草。果実は、最初緑色で縦じまが入っているが、秋には段々朱色となり、紅色に変化していく。つる性なので、他の草木にからみついて伸び、やがて冬になると、枯れたつるに、あざやかな紅色の果実がぶらさがっている姿は、人の目をひき楽しませてくれる。しかし、花は意外と知らないのではないか。というのは、花は夜、暗くなってから咲き、朝にはしぼんでしまうからだ。特に全開した時は、5枚の花のまわりがネット状に広がり、白いレースのようで誠に美しい。一度は見たい花ではあるが、夜、出かけていく勇気はなく、今回アップしたのは早朝時の花。やや萎んでしまい、ネット状の美しさが見られなかったのは、ちょっと残念!ところで、この花が夜咲くようになった理由は、受粉のため甘い香りをだし、夜行性の「ガ」を引き寄せるためだと考えられているようだ。名の由来は諸説あるようだが、カラスが好んで食べるところからついたらしいが、カラスの好物という観察例はほとんどないという。
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「ハナミョウガ」

2014-08-24 14:34:40 | 山野草
「ハナミョウガ」   ショウガ科
 散歩が「一日の仕事」のように、毎日飽きもせず同じことの繰り返しで、淡々と時間が流れゆく。生活していれば、心配なこと、気がかりな事はあるものだが、時には嬉しいこと、元気が出ることもある。
 数日前、竹細工で有名な(テレビ・・人生の楽園、群馬テレビ・・技に迫るに出演)先生、(夫の友人でもある。)と奥様を講師に招き、30名近い女子学生達と共に「四海波花かご」制作にお声をかけて頂き参加した。制作時間、約3時間。直径14cm位の可愛らしい花かごが完成。学生たちも自分の作品に大満足。久方ぶりに楽しい時間を過ごした。また、先生お手製の茶杓、可愛い繭の形をした携帯ストラップ(勿論、竹)を頂戴した。携帯ストラップは、富岡の世界遺産にちなみ、お土産品として商品化すれば、かなり人気がでるのかもしれないが・・・。
 本日の花は、ハナミョウガ。関東から九州の林内に生える野草。草丈約50cm。この植物は、もちろん花は可愛いけれど、むしろ葉に魅かれる。葉は楕円形で長さ、約25cm。幅、約8cm。葉の表に毛はないのだが、裏は短い毛がありザラザラしている。暦のうえでは、もう秋なのに、まだまだ暑い盛りであり、林の陰でスクッと姿勢の良い立ち姿は、葉の緑と花は色合いもよく、見ていて心が清らかになる。名の由来は、葉がミョウガに似ていて、花が目立つことからハナミョウガとつけられた様だ。
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「フシグロセンノウ」

2014-08-19 15:17:49 | 庭の花木
「フシグロセンノウ」  (節黒仙翁) ナデシコ科
 高さ、約60cmの多年草。花期は夏から秋。深い朱色。この朱色が何ともあざやかで、花の少ない夏の盛り、凛として咲いている。5枚の花びら。フシグロ「節黒」という名のとおり、確かに節が黒紫色になっている。
 好きな花はたくさんあるが、しかし、あまり好まない花も実は幾つかある。どくどくしい色合い、温室で育っている花はちょっと苦手。個人的事情があり、美しく咲いていたアジサイの季節から、花々を愛でることができなかった。どんな花でも、咲いている時期は短いし、ほんの一時、中には一日しか咲かない花だってある。咲く時期を逃さず、その香りと美しさを、私は褒めてあげることもできなかった。我が家に咲いている植物と私自身は、同じ季節の中で共に生きている。雑草に囲まれ、それでもめげず、大地にしっかり根を張り花を咲かせている。



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「レンゲショウマ」

2014-08-08 17:02:28 | 庭の花木
 「ブログが更新されていないのが、ずっと気になっていました。どうしているのかと心配です。大丈夫ですか?」と、電話とメール。約2ケ月間、一言も連絡せず、ブログをアップしなかった事は、いつも訪問してくださっている方々に、大変申し訳なく思っている。それなのに、昨日のブログをノックして下さった人数には驚いている。忘れずにいてくださっている皆様、本当にありがとう存じます。これからも、開いて頂けたら嬉しいです。ただ、今までのペースというわけにはいかないかも・・・。
「レンゲショウマ」 (蓮華升麻) キンポウゲ科
 本日は夫の誕生日。この花を彼に見て欲しかった。花の色は淡く、うつむきかげんに咲き、気品がある。昨年、尾瀬からの帰り、山野草の店で求めたもの。実際、あまりの気温の差に、当家では咲くのか、あまり期待していなかった。
しかし、たくさんの雑草の中に、可愛らしく、ひそやかに咲いていたのだ。花の形が、ハスの花を思わせるところから、レンゲ(蓮華)の名がついたという。花の、白から淡い紫色をおびている姿は、言葉にならない美しさだ。
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