啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ホタルブクロ」

2015-06-27 10:25:54 | 庭の花木
「ホタルブクロ」 (蛍袋) キキョウ科
 梅雨のあいまにジャガイモ堀り。期待は大きく膨らんでいたのに、掘り出してみれば、ほとんどが、ピンポン玉くらいの大きさしかない。肥料不足、 成長するときの水不足、それとも植え付けるときのタイミング?上質な灰までつけて、切り口を乾燥させたのに、ざんね~ん。 収穫後の保存も、あれこれ考えていたけれど、わずか30分で全作業終了。
 ホタルブクロは、別名、ホタルグサ、チョウチンバナ、アメリカバナなど様々な呼び名があるようだ。草丈、40cm位、花の長さ、5cm程度。薄紫や白の花をつける。釣り鐘状の花は可愛らしく印象的。この花の中に、ホタルを入れて、遊ぶことからつけらた名前というのが定説のようだ。また、ホタルブクロは、”火垂る袋”の意味もあるという。火垂る(ほたる)とは、ちょうちんのことで、今でも東北地方の一部でちょうちんを火垂ると呼んでいるという。
 花期も8月頃まで咲いているので、愛らしい花を長く楽しむことができる。
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「カワラナデシコ・・かな?」

2015-06-24 09:50:42 | 庭の花木
 「ナデシコ」 (撫子) ナデシコ科
 昨日は、女子高生対象の浴衣着付け指導。華やかで、色とりどりの可愛らしい模様の柄が、若者を一層引きたてる。グッズを準備し、慣れない手つきで、浴衣や帯結びに四苦八苦。時間をかけ、大騒ぎしながらも、自分で着ることができた喜びに、鏡の前で満足そう。お互い、帯など締め合い楽しんでいると・・・突然の雷雨! 窓をたたきつける雨、はげしい雷に、怖さ100倍。稲妻が走るたびに、耳を両手で押さえ、キャ~、ワッ~と黄色い声があがる。知らん顔していると、「怖くないんですか?」との声。 そりゃ~、すっごく怖いわ。内心、ドキドキ、雷は大の苦手。でも、そこは、ポーカーフェイスを決め込む。正直、こんな時に、一人でいなくて良かった とつくづく実感。さて、さて・・今日はどうかな・・?
 ナデシコは、秋の七草の一つだが、もう咲いている。淡いピンクの可憐な花。強い植物なので、植えっぱなしでも毎年花を咲かせる。カワラナデシコは、可愛らしく、河原に多く咲いているので、河原撫子の名がついたとか、撫でていつくしむ愛らしい子、という意味からその名がついた とか図鑑には記述があった。花びらは5枚、縁がギザギザして切れ込みが深い。個体は、青森県の知人からいただいたものだが、もともとあった当家のナデシコと交配したのか、しないのか明確にはわからない。花言葉「純愛、思慕、可憐・・・」。女性的な言葉が多い。
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「クチナシ」

2015-06-21 16:36:59 | 庭の花木
「クチナシ」 アカネ科
 80代の女性が、救急車の購入に役立ててほしいと、4千万円を市に寄付した というニュースが、最近、新聞に掲載されていた。 彼女は、救急車で2回病院に搬送された経験があり、そうした事に対して感謝の寄付という。金銭欲しさに、あの手、この手を使った詐欺の報道が多い中で、崇高な志と実行力に感銘する。
 友人から、鉢植えの小さなクチナシを頂き、地植えしたのは数年前。もう1m位に成長した。八重咲きで、白い清楚な花をつけており、強い香りがある。学名は、Gardenia jasminoides。ジャスミンのような という意味らしい。基本種は、6枚のはなびらの一重咲で、秋には果実ができ、それを乾燥させ、繊維を染めたりあるいは、食品などの着色料になるという。しかし、当家のような、完全な八重咲きは、雄しべがないので果実はできない とのこと。梅雨のシーズン、宝石をちりばめたような色とりどりのアジサイの中に、純白のクチナシも美しい色を添えている。
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「キジも散歩」

2015-06-19 09:27:28 | 野鳥
 「キジ」 
 ”キジも鳴かずば撃たれぬものを” とは、よくいったものだ。河川敷や畑の草むらで、時折きこえてくる鳴き声に「あの辺りにキジがいるんだわ」と認識する。鳴かなければ、草むらに隠れ、その存在さえ気がつかないのに。
 早朝より、あの独特な鳴き声に、目を覚ます。カーテンをそっと開ければ、目の前の畑で、何やらつついている。極めて近距離だ。急いでカメラを手に、シャッターを切る。もっと良い写真が撮れるかもしれないと思い、外に出て、おそるおそる近づいていくと、その気配に気がついたのか、猛スピードで走って逃げていく。キジってこんなに走るのがはやいのか と改めて実感。どうせ逃げるなら、鳥なんだから、飛んだ方がはやいのに と思うのだが。逃げ足が速い。まぁ、逃げ足が速いのは、鳥ばかりとは限らないけれど。ときどき、雄雌、仲良く揃って、自宅の畑に遊びに来るが、雄の美しさは格別だ。書物によれば、”キジが鳴けば、地震が来る”との言い伝えがあるらしい。人間より数秒早く、地震を察知することができる と科学的に証明されているという。
 キジは、日本の国鳥。その選定の理由の一つが、狩猟鳥として親しまれており、肉が美味なこと と記述があった。しかし、国鳥が狩猟の対象・・・ですか?そういう国、他にもあるのでしょうか。
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「ヤブレガサ」

2015-06-17 09:52:11 | 庭の花木
「ヤブレガサ」 (破れ傘) キク科
 窓を開ければ、西方に、美しい姿の浅間山が見える。長野県と群馬県との県境に位置する浅間山で、ごく小規模の噴火があった、と報道されたのは、昨日のこと。先週、警戒レベル 1から2に引き上げられたばかりで、昨日は微量の灰もふったようだ。入山者は、ほとんど気がつかなかったというが、今後は十分に警戒する必要がある、と報道されている。また、大気の不安定により、県内では、突風、落雷、豪雨。遠方の友人や息子からは「大丈夫か?」と心配の電話。連日、空は薄曇り、夕方になると雷や雨。雷は、精神的になかなか厳しい。
 雨といえば傘。傘は傘でもこちらはヤブレガサ。本州、四国、九州に分布する多年草。この、ヤブレガサ、実は4月頃が見頃。新芽が出て、その葉がまるで、すぼんだ傘のような形をして、破れている傘のように見えるのだ。その姿が何ともおもしろい。他の草花では見ることのできないユニークさがある。その後、葉は平たく開き、茎は真っ直ぐに伸び、先に白っぽい花をつける。花そのものは、あまりパッとしない地味な印象。この頃では、葉は大きくなり、切れ込みもだいぶ深い。葉の風情を楽しんでいる。
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「野菜の花」

2015-06-15 11:02:31 | その他
「スイカ」 (西瓜) ウリ科
 夏を代表する果物といえば、やはり スイカ。大好物だ。しかし、このスイカ、自分で育てるのは、なかなか難しい。気温の影響をうけること、生育温度が高いこと、人工授粉、摘心、つるの誘引 など、手間がかかる。当方、2本の苗を植えたのだが、接木の1本のみ元気に成長。連作障害をおこすので、毎年、植える場所を変えるのだが、枯れてしまうには、何か原因がありそうだ。花は、雌雄異花で黄色。人工授粉など、野菜の事典には、何やら難しい事柄が記述されているが、追肥はするものの、あとは自然まかせ。畑では、2個のスイカを発見。大きいのは、周囲、35cmもあった。収穫が楽しみだが、その時期がまたまた難しい。手でたたいて、その音を確かめても、確実に熟しているかあやしいのだ。書物によれば、果実の付いた節の葉が枯れたらOKと書かれてあった。
こんなに、可愛い花から大きなスイカに変身!すっごいです。なお、スイカは秋の季語として用いられるようだ。旬が、立秋を過ぎるころに因るという。
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「野菜の花」

2015-06-12 18:49:39 | その他
「オクラ」 アオイ科
 山野草の花は、清楚で可愛らしく、山で出会うと、自然の持つ空気感とよくマッチし、その佇まいに心惹かれるものだが、野菜の花も改めて見ると、それらに劣らず、なかなか可愛らしい。まして、のちに実を結び、口に入ることを思えば、愛おしさも増すというものだ。当家では、1本しか苗を植えなかったオクラ。元気で花を咲かせ、ただいま収穫中。淡い黄色の花をつけ、夜から朝にかけて咲き、昼には萎んでしまう。開花後、1週間~10日くらい、長さ6~7cmほどの実が最も美味しく、収穫時。それ以上になると、実は硬くなり味が落ちる。実を収穫したら、実がついていた節から下の葉を全部かきとる という事も、野菜の事典から学んだ。実の表面には、短い毛がはえ、輪切りにすると、まるでお星さまのよう。オクラは粘り気があり、食物繊維が豊富、コレステロールを減らす効果をもっているという。ビタミン、ミネラルなどたくさんの栄養素が含まれているので、これからの夏バテ防止には良い食材。
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「アジサイ」

2015-06-10 09:47:48 | 庭の花木
「アジサイ」
 もう といおうか、まだ といおうか・・今年もこの日が来てしまった。あれから2年。時間は、瞬く間に過ぎてゆくのに、人には決して忘れない映像があるものだ。二人で出かけた旅先の風景が、TVで映し出されれば、その時の様子や会話がよみがえり、それらを、そっと心の中におとし込む。そして、それは美しいシルエットとして、鮮やかに浮かんでくる。「ブログ、続けてくれないか。できる範囲でいいんだよ。」といわれ、その方法を細かくノートし、何度も練習した。写真、文章など夫には到底及ばないが、
その約束は、これからも守ってゆきたい。 「お元気ですか? 今日は○ ○さんの命日ですよね」と学生時代のサークルの後輩からのメール。いまだ、この日を忘れないでいてくださり、有難くその思いに涙がこぼれる。これからも大切にしてゆきたい友人だ。
 関東も梅雨入り。しかし、梅雨の晴れ間といおうか、今日はきびしい暑さになりそうだ。ツユ時の花といえば、個人的にはアジサイをあげたい。雨にうたれると、一層色が冴え美しい。ガクアジサイ、ヤマアジサイなど種類も豊富で、青、紫、ピンク、白など色彩も豊か。4~5枚のガクに、多数の花が集まっている。アジサイは、色変わりすることに特徴があり、それは、土の酸性度により変わる。土が酸性だと鮮やかな青色に、アルカリ性が強くなると、赤になるという。花期が梅雨のシーズンであり、鮮やかな色の中にも、しっとりした趣があり、好きな花の一つだ。



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「教えてくださ~い」

2015-06-08 10:07:58 | 庭の花木
 「シモツケソウ? キョウガノコ?」  バラ科
 アップしたのは、シモツケソウ として、友人からいただいたもの。しかし、当家に、以前からある キョウガノコ とそっくり。花の色、咲いている姿、葉、茎とにかくよく似ている。図鑑で調べても、それぞれの草花の特徴は書かれているが、他との比較がないので、区別できない。共に、花は目が覚めるような紅色で、草丈も同じくらい。もし、植物園で、両方並べて観たとしても、名札がついていなかったら、判断できないと思う。ネットによれば、シモツケソウには茎に、トゲのようなものがある と書き込み情報があったが、当家のものには、共にそれらしきものはない。ご存知の方、是非これらの植物の違いを教えてください。
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「マツモトセンノウ」

2015-06-06 11:27:53 | 山野草
「マツモトセンノウ」 (松本仙翁)ナデシコ科
 近くのJAで、偶然見かけたマツモトセンノウ。ネームには、ツクシ マツモトセンノウと書かれていた。もちろん、ゲット。長野県松本に分布していた説と、阿蘇山に分布するツクシセンノウがルーツとなっている説があるようだ。草丈は30cm位、花径は5cmと、かなり存在感がある。花びらはオレンジ色で、深い切れ込みがある。ネットによれば、栽培難易度は、ふつう と書かれていたが、当家では越年したことがない。日陰で風通しの良い場所に植えるのだが、真夏の気温が高く、しかも乾燥するから、個体の植物には適さないのかもしれない。昨夏は、自宅のフシグロセンノウをアップしたが、残念ながら消えてしまったのか、今年は芽が出て来ない。山に咲く花は、山でみるのが一番美しい と知っていても、好きな花が、園芸店に並んでいれば、気持ちが動く。センノウもいろいろ種類があり、私の好みの花は、育てるのが難しい。
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