啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「 ニリンソウ 」

2013-05-09 20:30:17 | 山野草

「誰かさん」とか「カミさん」とかの名で、時々当ブログに登場するカミさんです。諸事情があり、暫らくの間ピンチヒッターを務めることになってしまった。1人で山に行く事もなく、花も似たようなものがいくつもあり、なかなか見分けが難しく覚えるのに一苦労。時にはまちがえるかも知れない。その時はご指摘をお願いします。
この「ニリンソウ」は、藤岡市内の、ある公園のすみに、ひっそりと咲いていたもの。青葉の輝きのなかに、清楚な花の美しさに目を奪われた。


「ニリンソウ」はキンポウゲ科。高さが10~20cm。多年草。日本全土に分布し、しめっぽい肥えた林などに生育。1本の茎に花が2個咲くというところからこの名がついたらしいが、なかには1本の花もあるとか。川中なにがしかの♪「。。。。。2人はニリンソウ」の歌詞のようにやっぱり2本よりそって咲いている姿が美しいと思うのだが・・・・・。








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「クマガイソウ」

2013-05-07 08:40:47 | 山野草

4日間ほど温めてきたのが今日の主役「クマガイソウ」。鉢に植えられたものや、販売されているものは見たことがあるが、自然の中で生えているのを見たことは無い。写真の個体も正確に言えば、自生しているものではない。藤岡市内のアジサイをメインとした庭園施設の一角。アズマイチゲやニリンソウなど山野草がいっぱいの場所がある。散歩に同行していた姪のTaッチャンが「この花何て言うの?きれい」。近付いてみてビックリ。二輪のクマガイソウが咲いていた。花の色が鮮やかだったことから、アツモリソウでは?と思ったほど。

高い木々に囲まれた日陰に、細い小川が流れている。その脇にスペースがあり、管理されているのか自然のままなのかわからない状態のなか、周りの雑草から花の部分が頭一つ浮かび上がっていた。物凄く自然に理解があり、経験豊かな方が管理されているのだろう。植えっぱなしの可能性もあるが・・・。いずれにせよ素晴らしい。たっぷりと目の保養ができた。感謝!!

「クマガイソウ」はラン科アツモリソウ属の多年草。低山の森林、特に竹林や杉林内に生育する。草丈は3,40センチぐらいまで。葉は対生するように2枚。
扇形の独特な形をしている。花は葉の間から伸びた茎につく。花弁は細い楕円形で緑色を帯びている。唇弁は大きく膨らんだ袋状。白っぽく、紫褐色の模様がある。唇弁の口先は左右からの膨らみで狭まっている。ランの中のランといった存在感がある。

盗掘のため、自生地はほとんど姿を消していると言う。昨年、尾瀬からの帰りの吹き割りの滝近くの道の駅で販売していたものを買ってきたが、枯れてしまった。クマガイソウの増殖技術は確立されていないのだそうだ。鉢や花壇に植えて育つ可能性は低い。採ることも売ることも止めましょう!!!!


※※私の事情で、ブログの掲載がしばらくできなくなりました。この間、ピンチヒッターが登場します。私と違い、1人では山にも行かず、毎日の時間も無く、ブログも素人だけにどうなるか不明です。たまには覗いてみてください。よろしくお願いします※※
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「クサイチゴ」「ウシハコベ」

2013-05-06 09:11:57 | 山野草

孫達がいなくなって静寂が戻った。良く見ていないテレビもつけっぱなしにしないと寂しくなってしまう。ゴールデンウィーク最終日。2人でどこかへ出かけよう。

「クサイチゴ」はバラ科キイチゴ属の落葉小低木。草丈が0-60センチと低く、草のように見えることから名が付いている。毎年写真は撮るのだが、似たものが多く、種を特定するのを悩んでいるうちにボツになってしまっていた。林の縁や道路の則面などでやや日陰の場所に多く、生命力が強く刈り取ってもまた芽を出す。

花期は4-5月。花は白で5弁花。花径は2・5-3センチほどで良く目立つ。花の中央部にオシベ・メシベとも多数付いている。果実は大粒で赤く熟すと食べられる。

「ウシハコベ」はナデシコ科ハコベ属の越年草。草丈は4,50センチに達することもある。ハコベ属も似たような形態をしており区別が難しい。

春から夏にかけ白いく径1センチほどの小さな花をつける。花弁は5枚だが、深い切れ込みがあり10枚に見える。茎の先端部の5本の花柱を立てるのが特徴(ハコベ属は3本が多いという)。写真の個体をウシハコベにすることのポイントとしたが、やや自信がない。 


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「孫と長七郎山を歩く」「ヤマツツジ」

2013-05-05 06:52:29 | 低山歩き

今までというか退職後、山を歩く時は半分以上が低山を1人で歩くと言うパターンだった。休日などにジイバアが孫を連れて山を歩く姿を見て“早く大きくなれ”と思っていた。何と嬉しいことかこの願望が、昨日実現してしまった。小学2年生と4歳の孫と家族全員で、赤城の「長七郎山」をハイキングしたのだ。

2年生になったばかりのUちゃんは私より元気。急な下りのバランスのとり方もよい。ジイバアに手を引かれながらのZ君も一度も背負われることなく完歩。まだ枯れたままの林は残念だったが、啄木鳥のドラミングに姿を探したり、谷川岳など遠方の雪景色を眺めたり新鮮な初体験となったはず。途中、吹き溜まりに残った雪で遊んだり、Uちゃんが自分で作ったオムスビでのお昼など楽しかった。また、別の山を歩く機会が楽しみだ。

「長七郎山」(1579M)は赤城連山の一角を占める。火山湖「小沼」の北に緩やかな尾根を連ねている。標高は高いが、小沼まで車で行け短時間の登りで山頂に立てる。昨日も何組ものチビちゃん連れを見かけたが、小学生低学年のハイキングや自然観察には良い場所だろう。

「ヤマツツジ」が里では咲いている。山桜の名所のひとつ榛名山の“つつじ平”から二ツ岳(雌岳)を歩いた時に思ったが“今年は花(蕾)の付き方が少ない”のでは??竹沼や高崎自然歩道など里山でひと足早く咲きだしたヤマツツジを見て、予想通りになりつつあると心配している。温度差が激しく遅霜などあった春の天気が影響したのか?

「ヤマツツジ」を調べて見るとツツジ科ツツジ属の“半落葉低木”と聞きなれない説明。春葉と夏葉の区別があり、春に出る葉は秋までに落葉し、夏に芽生える葉の一部が冬を越すことから半落葉とされている。アカヤシオツツジ、ミツバツツジの季節が終わった後、レンゲツツジよりひと足早く咲く。赤い花はツツジでは地味だが、日当りの良い林の縁や林道脇などで楽しませてくれる。丘状の台地に群生していることもあり、花が咲き揃うと見事な景観を演出する。写真は三名湖で。


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花が2個並んでいる!!「ワニグチソウ」か「ホウチャクソウ」??

2013-05-04 07:11:00 | 山野草

我が家では珍しく、夜の十時過ぎまで黄色い喚声が耐えなかった。キャァーキャァ、ギャァーギャァーに時折鳴き声まで入る。なんとも頼もしく、嬉しい。たまには“ジィの威光を!”との思いで、4歳の男の子を涙が出るまで叱ってみた。涙を流し「ゴメンナサイ」と謝ったのだが、1時間後には同じことを繰り返していた。

「ワニグチソウ」はユリ科ナルコユリ属の多年草。「ホウチャクソウ」はユリ科チゴユリ属の多年草。昨日、例の“知ったかぶり”をして「花が2個並んでいるのはワニグチソウ」と格好をつけたのだが・・・。今朝、ブログの記事をまとめるために調べていると何だか曖昧になっえきた。

手持ちの図鑑の写真でワニグチソウの花は2個単位、ホウチャクソウは3個に見えている。これが私の知ったかぶりの原点。普段、もう少し真剣に観察していれば区別がつくのだろうが、今は全く自信がない。
元々区別は難しいらしく、ワニグチソウのネット上の書き込みを見てもナルコユリ属とする人とアマドコロ属の人が半々。両者の違いを解説する書き込みもいっぱいあるが、これは判りやすいと言うものは見当たらない。“花が2個付くのはワニグチソウ”と言う書き込みもあるのだが・・・。

“ワニグチソウ”であることを期待していたのだが、私の結論は「ホウチャクソウ」。花を挟んで付く包葉があり(ワニグチソウ)、ホウチャクソウ葉葉腋から花柄を下方に伸ばしその先に花をつけるなどの様子から決めた。

連日ですが、誤りには厳しいご指摘を!!!!
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「ウワミズザクラ」と「トネリコ?」

2013-05-03 12:25:31 | 山野草

ゴールデンウィークの予定は無いが、色々な人が来てくれるので嬉しい。午前中にはカミさんの妹夫婦と可愛い姪っ子。夕方には孫の一家がやってきて大騒ぎになろう。今日は桜らしくない桜の仲間。ウワミズザクラの名を知ったのは、鐘撞堂山を歩いた時、谷川岳の登山警備隊の経験があるという老人だった。トネリコの方はやや不案内。間違っていたらご指摘を!!!

「ウワミズザクラ」はバラ科ウワミズザクラ属の落葉高木。藤岡市の西の山沿いの日野地区の鮎川沿いに咲いていた。成木で葉10-15メートルになると言う。穂状の花が何本も揃い賑やか。

和名は上溝桜と書くのだそうだが、古代の亀甲占いで溝を掘った板に使われたことによるのが理由のようだ。花は5月ごろ。長さ10センチほどの穂状(総状花序)に咲かせ、ブラシのように見える。何本も重なると良く目立つ。

「トネリコ」はモクセイ科の落葉高木。樹高は6-15メートルほどになると言う。竹沼の周回道路沿いなど林の縁に良く見かけるが、幹が細いものが多く高木とは思えなかった。

実は、つい先程までこの種を“イヌザクラ”と思っていた。テーマにもそう書いていたが急遽修正した。ネットで調べると、花のつき方など似ているが高木であること、幹の色などしっくりこない。調べ直してトネリコに変更した。ただし、自信はない。間違っていたらご指摘を。

高崎自然歩道にも咲いており、樹名の表示で“トネリコ”と書いてあった様な気がしていた。いつも利用させていただいているネット上の知恵袋の写真を見ると何だか違っている。念のためにトネリコの画像を白めると、イメージがピッタリ来たので掲載してみたのだが・・・。果たして結末は???


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「ヤマブキソウ」と「スイバ」

2013-05-02 08:27:49 | 山野草

昨日、今日と同じテーマで投稿したつもりでいた。記事は書いたのだが投稿し忘れたらしい。夜遅く、カミさんが投稿した時にそう言えば「未投稿の原稿が残っています」と言うような趣旨のメッセージがあった。それはともかく、私が投稿していないにも関わらず“アクセス・ランキング順位が過去最高”なのは何なんだろう。

我が家の庭には、かなりの種類の山野草が植わっている。友人からいただいたもの、農協のグリーンセンターで買ったもの、トキの島から持ち込んだものが大半。散歩の道端で採ってきたものももある。ブログに使う写真は野山で自生している自然のものを極力掲載してきた。真冬の1-2月など自然の中で咲いている草花は少ない。そんな時には、鉢の中や花壇の隅で自然界よりひと足早く咲くものを使った。ヤマシャクヤクやセツブンソウ、ユキワリソウのように、自然界ではなかなか見つからないが、農協や園芸店ではでは売っているようなものもある。自然の中で咲くのを待っていたが待ちきれなくて、庭に咲いた「ヤマブキソウ」を掲載した。

「ヤマブキソウ」はケシ科ヤマブキソウ属の多年草。根元から出る葉には長い葉柄があり、小さな葉が5-7枚付く。茎の上部のも茎葉があり、やさしい黄緑色の3枚の小葉がある。

花期は5-6月。茎の先のほうに花柄を延ばし、鮮やかなオレンジ色(黄色)の花を1-2個つける。花弁は4枚、花径は2・5-3センチ。フンワリと優雅な花。

「スイバ」はタデ科スイバ族の多年草。道端、土手、田畑のクロなど何処にでも生えてくる雑草。茎や葉を噛むと酸っぱい味がするが、トキの島では“スイコウ”と呼んでおり、藤岡近辺では“スカンポ”とか。

カミさんに聞くと妙な唄が帰ってきた。♪「土手のスカンポ ジャワサラサ・・」訳わかんない???花の様子を説明するのも難しい。茎の上部にグリーンや赤茶色系の小さな花を穂状というか、茎に付くようにびっしりつける。地味な花だ。

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コバノバマズミ

2013-05-01 22:03:10 | 山野草

春風に誘われて自宅近くの庚申山にでかけた。その一角、藤の丘公園ではまさに藤の花が咲きほこり、甘い香りに包まれた。

「コバノガマズミ」(スイカズラ科)
庚申山の北側遊歩道沿いで見つけた可愛い花。和名は「小葉のガマズミ」。この花となかなか区別が難しいのが「カマツカ」。よく似た形の葉と花びら。でも良く観察すると「コバノガマズミ」の細かい花びらからはオシベがたくさん出ている。また、小さな花が平に揃っている。
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