啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「アマナ」

2014-04-05 06:19:00 | 山野草
「アマナ」 ユリ科
竹沼の土手の東斜面、日当たりの良い場所に、毎年チューリップに似た、可愛い白い花、アマナが咲いているか、を考えながら散歩するのが、この季節の楽しみの一つ。かつては、Tulipa edulisとしてチューリップ属に入れられていたらしい。地下は球根であり、甘味があり、食用になることからついた名前だという。(甘菜)花期は3月〜5月。草丈15cm〜20cm位。茎先に一輪の花、花びら6枚。花は白で、花びらの外側に赤紫色の筋が入っている。花は日差しを受けると開き、曇っている時は閉じる。小さく、可憐な姿で美しい。花言葉「運が向いてくる」
この斜面は、春先、毎年野焼きが行われる。植生が豊かで、年間とおして楽しめる。誰が教えるわけでもないが、植物は芽を出す時期をちゃんと知っていて、実に自然の偉大さを痛感する。
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「タチツボスミレ」

2014-04-03 08:28:53 | 山野草
「タチツボスミレ」 スミレ科
うららかな陽気に誘われ、友人のAさんと高崎観音山丘陵と染料植物園を散策。あの有名な観音様がいらっしゃる場所だ。余談だが、ここは、恋人と一緒のデートスポットで知られるが、観音様にやきもちをやかれて・・・・・ねっ?
気持ちを切り替えて・・・観音山丘陵には、野鳥の森、洞窟観音があり、時々、夫と共に楽しんだコースだ。染料植物園に駐車し、歩き出すとすぐ目についたのがタチツボスミレ。日本を代表するスミレだ。林の縁や里山の土手などいろいろな環境に生えている。タチツボスミレはその名とおり、茎が立ち葉も丸くツヤがない。花は淡い紫色で上品、優しい印象を受ける。スミレといえば、これも身近な、いわゆるスミレ。高さ5cm位の小型の濃い紫色のスミレは道端、畑などで見かけ、子供の頃から親しんだ春の花だ。花びらの距を「墨入れ」(すみいれ)にみたてて名づけられたという。
「墨入れ」なんてお若い方はご存知だろうか?大工さんが、昔から線を引くのに使っていた道具のことで、この花が咲き始めのころ、横から見ると形が良く似ている。
野に咲くどんな小さな草花にも、それぞれ名前がついていて、それを知ることにより、今まで見過ごしていた道端の、ほんの小さな花にも「愛する気持ち」が生まれて来るのである。
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「イヨミズキ」

2014-04-02 08:34:52 | 庭の花木
「イヨミズキ」 マンサク科
花入れに活けたイヨミズキ。友人のAさん、これを見て「ヒュウガミズキじゃぁないの?」 「う〜ん イヨミズキだと思うけど・・・」。ネットで画像を確かめると、本当によく似ている。さらに調べてみると・・・なんと「イヨミズキ」の別名は「ヒュウガミズキ」。何故こんな風に呼ばれるのかわからないが、とりあえず一件落着!
落葉低木。原産地 日本(宮崎県)。花は淡黄色、優しそうな色合い。直径1cm位、うつむいて咲く。花期は3月から4月、丁度今が見ごろ。枝は比較的細く、あちこち分枝していて暴れてしまう。時々剪定することを心掛けている。ミズキは漢字で「水木」と書き、水の木なので「火事除けの木」として庭に植えられる。
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