鳥越俊太郎が衆院選の結果について毎日に『小選挙区のマジック』『民意を得ぬ、自民圧勝』と書いている。”今回の衆院選を見ていぶかしい思いが残ったのは私だけではないでしょう。・・・”の書き出しだ、”民主党の失政があったが自民党の前評判が特にいい訳でもなかった。それが自民党の圧勝に終わったが、何だろう?と疑問を抱いていたが宮野中大教授の『衆院選結果の一つの見方』を引用して自民党の議席獲得数は全体で定数480中294(全体の61.3%)その内、小選挙区での議席数は237(全体の79.0%)。この分析で判るのが小選挙区では全体の8割近くを押さえて圧勝の最大要因になった事だ。これに対して比例では議席獲得数の割合は31.7%得票率に至っては27.6%。これは自民党『大敗』したと言われている2009年の選挙と殆ど変わらない数字だ。比例代表は政党名を書く訳だから、政党支持率がズバリ出る訳だ。今回の比例代表での得票率27.6%は自民圧勝の印象とやはりそぐわない。『民意を得ていない』政党が小選挙区制という、ある意味マジックを使って圧勝し、自民・公明という従来の連携からいえば衆院の議席の3分の2(320)を越える325議席を確保した事は大きい。更に言えば憲法改正や集団的自衛権の解釈変更、自衛隊を国防軍に変更という、自民党の長年の政権でなし得なかった『タカ派3原則』が大手を振って罷り通るイヤな予感がします。公明党が尻込みすれば維新の出番。いずれにしろ次の参院選で大局は決まる。ご用心あれ!”鳥越が小選挙区で自民党がマジックを使って勝利したと断言するが選挙制度は変わっていないのにどうすれば手品が使えるのだろう。マジックなどと持って回った言い方で何かインチキでもしたような表現をする。鳥越が応援した民主党政権が余りにもお粗末だったので新党が雨後のタケノコ状態に出来たのが原因だろう。所詮小選挙区の宿命であって支持率が低くてもその選挙区で1票でも多いのが当選する。原因は選挙制度だろう。声を大にして選挙結果にいちゃもんをつけるのは、鳥越の言う『タカ派3原則』が実現するのが鳥越達一部の連中にとっては耐えられない、何としても阻止せねばならぬことだろう。似非平和主義者が使い古した現実離れした耳障りのいい論理だ、本心は親中国、親北朝鮮寄りなのに、これを隠して中立を装う、北のミサイ発射、核弾頭開発には批判はしない、内心は拍手喝采している。応援していた民主党が勝てば民意を代表したと言い、嫌いな自民党が勝てば民意を反映していないと、同じ現象を使い分けて評論する。議員も顔負けする二枚舌、毎日を斜陽にして、サンデー毎日も存在感のない三文週刊誌にして、今はテレビでヨタをモッタイブッテ喋って害毒を撒き散らす。原産地毎日新聞、マスコミ寄生害虫の代表だ。さっさとお引取り願いたい。写真はキンクロハジロ(金黒羽白)潜りが上手く、水底の貝、甲殻類を捕食。