キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

民主党 貧すれば鈍 労組様

2013-01-19 15:50:33 | Weblog

 嫌われ物になっているセイダカアワダチソウ(背高泡立草)だが明治時代に切花用に北米から持ち込まれたが、戦後米軍の輸入物資に付いた種子によって日本中の河原や空き地に繁殖、群生している、濃黄色の小さな花が房状に咲く。種と地下茎で増えるのだが、余り増えすぎると自らのアレロパシー(根から周囲の植物の成長を抑制する化学物質を出す)の影響を受けて、繁殖にブレーキが掛かり、背丈も低くなるそうだ。そうなると従来からあるススキなどの植物が再度勢力を取り戻すのだ。因果は巡るという奴だ。先の衆院選で大敗北した民主党は参院議員の数が衆院議員より多くなったので党内勢力が強くなったという。特に鬼オコゼ輿石は幹事長を細野に譲ったが陰で傀儡師となって細野を操っている。輿石は日教組上がりのドンだが、労組上がりで旧社会党議員が多いのが参院民主党議員だ、現在輿石、赤松が主導権を握って左翼化の方向に舵を切った。今までの主流派だった野田、岡田、前原などは片隅に追いやられた。夏の参院選におんぶに抱っこを期待して民主党執行部の『労働組合詣で』が目立っている。7日には連合=新年交歓会に海江田代表、細野幹事長、10日の日本郵政労組=新春の集いに細野、そして日教組=新春の集い、には細野、輿石参院議員会長、16日の連合=意見交換会に海江田、細野、桜井政調会長、輿石、そして自動車労連=面談には海江田、細野、桜井、また自治労=新年交歓会に細野、と雁首を揃えたり、手分けしたりして参院選の票と資金の支援をお願いした訳だ。民主党内の保守系や労組以外の議員は「労組重視が過ぎると一般有権者が離れる」と懸念しているようだが当然だ。半世紀前には『昔陸軍、今総評』と揶揄されたように、労組の嵐が吹き捲って社会党凧はグングン高く揚がった、揚がれば落ちるのがニュートンの万有引力の原理だ。最たるものは国鉄だ、国民から見放されて自滅の道を進み、民営化に拍車が掛かった。社会党はご存知の通り、社民党と名前を変えたが消滅寸前だ。蔓延(はびこ)って、他を滅ぼし、やがて自滅するセイダカアワダチソウに似ている。民主党は『叶わぬ時の労組頼み』で輿石がタクトをとっているが、2007年参院選で日教組の比例区の組織内候補が取った22万票は次の2010年参院選で14万票に激減している。これを見れば労組頼みでは勝てないのは明瞭だ、第一輿石自身の選挙得票を見れば自明の理だ。民主党の回復は不可能だろう。”貧すれば鈍する”というが、どうも民主党は”前車の轍を踏んで”ジリ貧の道を進んでいる。夏の参院選では『日本維新の会』『みんなの党』の後塵を拝して第4党となる。これまたセイダカアワダチソウど同じ運命を辿る。下は冬のセイダカアワダチソウ。