戦後の台風による人的被害を調べた。昭和年代の被害は甚大だ。平成になると被害はガックンと減る。これは台風の進路予報などの進歩にもよるだろう、しかし一旦上陸すれば当然被害が出る。被害の減少は戦後の食糧、生活難などを克服して、やっと治山治水にも予算を回して港湾整備、ダム建設などを推進した先人の努力の結果だろう。現在はどうだろう、民主党政権は『コンクリートから人へ』の心地良い選挙スローガンでダム、橋、道路などの建設、修理を目の敵にして予算を削ったり、計画を白紙に戻したりした。地方でも滋賀県知事の嘉田バアサンは新幹線の駅も要りません、ダムも要りません、と反対して中止させ、計画を反故にした事を売り物にしている。過去の施政者、国民が残した社会資本があるから、当面何も造らないで済むのに過ぎない。こんな手合いが3.40年前の政府や知事だったら今頃、台風の度に死傷者が続出しているだろう。公共事業を削れば中小、零細建設業者が倒産する、当然失業者も増加する。削った予算をバラ撒くから、人に優しいのは上辺だけだ、逆に犠牲者が出て苛政になる。施政者は目先だけではダメだ、未来を見通す眼力も肝要だ。政治家の評価は年数を経ないと判らない。目前も見えないのに未来が判る訳がない知事(痴事)の嘉田が大津市後援会の新年会で言い訳した。小沢が「貴女が出てくれたら100人通る(当選)と言われたので結党を決意した」「後から思えば、信じるべきではなかった」と陳謝した。結党の意向表明直後、小沢との連携に対し県庁に批判の電話が相次いだので「小沢さんに『何でこんなに評判が悪いんですか。これでは到底やれません』と言って、表から引いて下さい」と頼んだ。オレオレサギに引っ掛ったバアサンのセリフだ。何も造らないのが一番容易だ、何もしないから知事が務まったに過ぎない、小沢の評価も知らず、ましてや己の魅力で100人が当選するなどとの甘言に舞い上がって、自惚れてホイホイ新党の党首に納まって、全国を遊説して『卒原発』の夢物語を喧伝した。その責任など全く感じていない。先ず国民、県民にお詫びをするのが筋だろう。小沢も悪だが、ソレに乗った己の無知蒙昧を恥じるべきだ。典型的な学者バカを曝け出した。やっぱり『豚も煽てれば木に登る』は本当だった事を本人が証明した。百戦錬磨の小沢にとって嘉田バアサンを手玉に取るなど朝飯前、チョロットお世辞で擽ってコロット、その気にさせちゃった。正に赤子の手を捻る、猫の急所を撫でナデするようなものだった。ただ小沢は嘉田だけではなく、国民までも騙せると思ったのは大誤算だった。民主党と未来の党がお互いに刺客を送ったり、送られたりしたのは、笑い種(ぐさ)だった。正に『目糞と鼻糞のケンカ』の実演だったから共倒れと相成った。小沢も今回の選挙で豪腕などの虚像は完全に消えた。女房からは三行半を突き付けられる、側近は落選していなくなる、小沢の生活の党に残った連中もゴミだらけ、これらピエロも任期が来れば再選はないだろう。きれいサッパリ落ちる。14日成人式、降雪14cm(横浜)飛行機、フェリー、電車、道路殆どマヒ。雪に弱い都市を曝け出した。