安倍首相が施政方針演説で「政策実現を目指す『責任野党』とは、柔軟且つ真摯に協議を行う」と呼び掛けたのに呼応して、代表質問で、みんなの党渡辺代表が「共通のものであれば協力を惜しまない」また維新の会の松野も「『責任野党』として外交、安保、憲法改正については協力する」と述べた。これと正反対に「首相と真正面から対峙し、国民の命、雇用、暮らしを守る政治を追及する事が『責任野党』の姿だ」と対決姿勢を鮮明にしたのが民主党海江田代表。民主党もこれで共産、社民両党と同じ『無責任政党』と成り下がった。言いっ放しの無責任、事の成否などは無視だ。その後衆院予算委の質疑で民主党の長妻が所得再分配・安心提供による消費拡大するのが民主党、富裕層を引き上げるのが自民党だとこき下ろした。これに対して首相が「衆院選で何故大敗したのか、全然考えてこなかったのか」と一発かました。3年3ヶ月掛けて民主党が出来なかった事象を安倍政権は1年間にこれだけの成果を上げたと述べた。また長妻の論法はデマゴーグ(煽動政治家)だ。不毛なレッテル貼りは止めるべきだと逆襲した。これに対して長妻は有効な反論が出来ない。お子様にはお金を差し上げます、高速道路は無料にします、ガソリン税も廃止しますと国民に撒いた餌、民主党のマニフェスト、懐かしい言葉だ。最近とんと聞かなくなったが死語になったか。3年掛かったが実現出来なかった事実があるので、突っ込まれてもギュウの音も出ない。みんな、維新の政権協力に慌て出したのが公明党、代表山口が「まずは『責任野党』の前に『責任与党』だ。その上で、幅広い合意を作るのが基本だ」と述べている。公明党は憲法改正、集団的自衛権、教育委員会制度改革に消極的だ。これでは『責任与党』とは言えない。山口が公明党はブレーキ役だと明言しているが、目の上のタンコブになりつつある。山口も大臣病のようだ。この辺で内閣改造をして国交相の大田と入れ替えれば協力与党になるのではないか。写真は江ノ島の展望灯台。