キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

『最後は金目でしょ』これも真理

2014-06-20 12:58:57 | Weblog

国会は多弱の野党が分裂騒ぎを起こし、あっちではみんなの党、こっちでは日本維新の会と立て続けに離れたり、くっ付いたりしている。辛うじて野党第1党の座にある民主党も海江田担ぎの続投左派とこれを代えようとする右派が角突き合わせをして、党内では、まだ火種がくすぶっている。1強の与党は多数を握って安定しており、集団的自衛権の解釈見直しでも公明党が創価学会の意を酌んで、駄々を捏ねているが、これも時間の問題だ。安倍政権も組閣以来失言大臣が出ないので安泰だったが環境相石原伸晃がやってくれた。石原親子、最近、維新の会分割騒ぎでオヤジの慎太郎は何かとメディアを賑わしている。倅の伸晃環境相が話題を取ろうとしての失言ではあるまいが「最後は金目でしょ」と記者会見でやった。福島原発の除染廃棄物の中間貯蔵施設を巡り、福島県との交渉が難航しており、補償の話が多かったので、つい本音が出たのだろう。石原伸晃も親譲りで結構鼻っ柱が強い、当初は発言撤回を拒んでいたが官房長官から「誤解されないようにするのが当然」と指示され、野党が問責決議案を参院に提出するに至って、参院環境委員会で、自らの発言について、「品格を欠き、誤解を招いた」と謝罪し、撤回した。また国会閉会後に福島県を訪れ、県民らに謝罪する意向も表明した。この『金目発言』に小躍りしたのが民主党、共産党、社民党の連中だ。巨大与党に手も足も出ないので、切歯扼腕していたのに降って湧いた石原『本音は金目』失言は有難かった。失言が一番期待されていた麻生副総理ではなかった。まとまりが付かない野党が、今回は珍しく全野党一致で問責決議案を19日参院に共同提出した。今日20日参院本会議で自民、公明両党の反対多数で否決される。久し振りに喜んだ民主党、鬼の首でも取ったようなはしゃぎようだった。決議案は参院議員から参院事務総長に手渡されるのが通常だが、民主党のヘボにより、民主党職員から参院職員に渡すというヘマをした。一方20日午前衆院に提出された石原環境相不信任決議案は20日午後衆院本会議で自民、公明両党の反対多数で否決された。金では沖縄、普天間基地の辺野古移転に関して沖縄仲井間知事は渋面を続け、首を縦に振らず、返答を先延ばしして焦らし、政府から2021年まで毎年3000億円の大金の助成金を取り付けた。世間では交通事故などになると必ず補償で揉める。被害者は加害者に『誠意を示せ』と迫る。この『誠意』とは『カネを多く払え』との『寓意』である。あの角栄の政治哲学『政治は数であり、数は力、力はカネだ』これを実践したのが小沢一郎だ。昔から”地獄の沙汰も金次第””黄金の鍵で開かない錠はない””建前と本音の使い分け”これが娑婆だ。写真上は甲羅干しのミシシッピアカミミガメ、下は甲羅干し中のカメの甲羅にチャッカリ乗るのがいる、下のカメは甲羅干しが出来ぬので嫌がって回り出す、180度回るとバランスを崩して2匹ともドボンと水中に落ちる。隣のカメはこの様子を横目で見ながら我関せずと干している。