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ご存じですか?要望しないと側溝清掃されません【草加市】

2024年05月07日 | 市政・議会・活動など

うちの前の側溝(ドブ)にヘドロがたまって臭う。

大雨が降ると、近所の側溝や水路にゴミが詰まってあふれてしまう。

ここの側溝は、いつ市役所が清掃してくれるのだろうか…

 

じつは…原則、要望しないと清掃しません。

 

草加市のルールは、住民から要望を受けたら「職員が、現地調査をし、ヘドロなどが溜まっているようでしたら、側溝・水路などの汚泥収集・清掃作業を行います」(草加市ホームページより抜粋)となっています。

 

■側溝清掃の予算が3割削減

草加市の2024年度予算では、厳しい財政状況をふまえて道路側溝の清掃延長(予算)が前年度より3割減削減されました。

草加市議会(※)で削減理由について質疑したところ、草加市は「公共下水道の普及や農地が減少し宅地化が進み、側溝の汚泥も減少傾向にあることから、予算を削減しても市民の要望に応えられる」と説明しました。

しかし、側溝清掃について清掃基準が設けられている上に、要望を受けてからはじめて清掃を実施する点はあまり知られていません。草加市が計画的に側溝を清掃していると思っている市民が圧倒的ではないでしょうか。

 

■側溝清掃の基準見直しや清掃方法の改善を

たしかに、新しい側溝は砂やごみなどが入りにくい構造になってきていますが、その反面で側溝の中が確認しにくくなっています。ヘドロなどが溜まっているかどうか分かりにくいです。

地域で側溝清掃をしていた時代は過ぎ、下水道などと同様に行政が責任を持って管理しているという信頼のもとにあります。「清掃実績が減少している=清掃の必要性が減少」ではなく、これらを背景に要望自体が減っているだけの可能性もあります。

実績が減っているのであれば、予算削減ありきではなく、計画的な清掃作業の導入や市民への周知、清掃基準の引き下げなども検討するよう市議会で草加市に求めました。マンパワー不足のなかで維持補修課職員が市内全域の維持・修繕に尽力されています。現実的にどこまで実現可能かといった視点も含めて、市民サービスの向上に向けた議論を続けていきます。

 

 

【側溝清掃の要望先】

 ➡ 草加市ホームページ[側溝・水路などの流れが悪いので清掃してほしい]

 

(※)令和6年草加市議会2月定例会予算特別委員会


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