![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/1a/7063bf06662cdb473aeb46c89928fe4f.jpg)
亭主の好きな赤烏帽子(あかえぼし)…ということわざがある。
亭主の好きなものなら、それがどんなに妙ちきりんだろうと、認めてやりな…
みたいな意味らしい。
うちの亭主の好きなのは、赤烏帽子ならぬ、白肌着である。
俗に言う丸首シャツ…少し厚手の、フィットしたやつでなくてはならない。
結婚前から、夏にはこれを着、頭をゆるやかなリーゼントにし
なんたらいうメーカーのジーンズをはいて
恐れ多くもジェームス・ディーン気取りであった。
ジミーが着ていたのは、丸首シャツでなく、シンプルなTシャツだったと思う。
Tシャツにたくましい肉体を閉じ込めるので、必然的にピタッとする。
しかし夫の場合、日本のTシャツでは
それが表現できないということで、丸首シャツになったらしい。
付き合っている頃は「んまあ…この人、肌着じゃん」
と違和感があったが、多少の勘違いは、若さがカバーしてくれる。
夏以外の夫は、ここらで言う“伊達こき”であったため
肌着姿も一種のファッションとして、周囲も認めている様子であった。
しかし問題は、初老となった今も、依然としてこのスタイルを好むことである。
暑くなってくると、これ一枚で過ごそうとする。
家だけならまだしも、近所ぐらい平気で出かける。
妊婦のような腹に、肌着が伸びてへばりつき、見苦しいのなんの…。
特に見苦しいのは、ヘソのあたりだ。
通常の体型ならば、ズボンの中に隠れるはずのヘソが
膨張のために収まりきらず、のぞいてしまう。
しかも太ると、ヘソも伸びて広がる上に、深くなる。
腹に張り付いた伸縮性のある白い生地が
その周辺のみ、黒ずんだ深い洞窟を見せつける。
まさに、人体の魔境。
人は誰でも、我が身がかわいい。
自分の好みが、人に迷惑をかけているとは夢にも思わない。
夫のイメージでは、肌着姿の自分は、青年のままなのだ。
自信満々の前半生を送ってきたがゆえに
加齢による劣化の認識装置が備わっていない。
病院へ勤めていた頃、通勤路にたこ焼きの屋台があった。
そこで近所のおじいさんが、屋台に上半身を突っ込むようにして
店番の人といつも話し込んでいた。
おじいさんは、老人にしてはかなり太って大柄だった。
問題は、そのファッション…いつも肌着にステテコなのだ。
脂肪で盛り上がった、とてつもなく大きな尻をクリクリと動かしながら
おしゃべりに興じている。
夏でも冬でも、必ずその姿がある。
うっすらと透ける肌やパンツも生々しく、これを見るたび、実に不快であった。
なんで毎日こんなものを見なきゃならんのじゃ…と腹立たしかった。
何年かして、屋台はたたまれた。
経営不振という話であったが、私は絶対あのステテコ親父のせいだと思っている。
あんなのが、出腹や大尻をプリプリさせて
一日中あそこに居たら、客は寄りつかない。
いやしい私だって、一度も寄ってみようと思ったことはない。
夫は、元々筋肉がつきにくい体質だ。
スポーツによって中途半端な筋肉が乗っかった、厚みのある体型だったが
今はすべてが脂肪に成り代わった。
つまり、たこ焼き屋で肉体をさらすおじいさんと同類で、生々しい。
毎年、肌着で外へ出ないように、厳しく監視する。
そのまま外出しそうになると、サッと上着を持って行く。
丸首シャツを買わなきゃいいんだけど、これだけは夫が自分で買って来るので
エンドレスな戦い。
長年の不毛な攻防に、いささかくたびれた私は
今年こそあきらめさせるという野望を抱いた。
早い話、夫の肉体は、それほど醜い姿になり果てたということである。
もう「本人の好みだから」という理由で、放置できない状況なのだ。
今年も例年どおり、丸首シャツが登場し始めた。
「そのシャツはやめたら?」
「オレはこれが好きなんだ!」
毎年繰り返すやりとり。
途端に不機嫌になるから、困ったもんだ。
私は思わず言った。
「あんたは永遠にジェームス・ディーンのつもりでも
ハタには、下着姿の太ったおじいさんよ…」
夫は一瞬黙った。
「時は流れたんだわ…ジェームス…
あの頃のあんたは、もういないのよ…」
両手を胸に当て、ポーズをとってそう言ったら、笑いが止まらなくなった。
身をよじって笑い続ける私に背を向け、夫はプイとどこかへ出かけてしまった。
かなりショックだったらしい。
あれから1週間経つが、夫はあのおぞましい格好をしていない。
今年こそ、白肌着から脱却できそうだ。
さて、私も人体の魔境ぶりでは、人のことは言えない。
こういうのは、出すか出さないか、紙一重の違いに過ぎない。
夫の不倫に耐え、身を持ち崩さなかった妻…しかしその実態は
とてもじゃないが他人様にお目にかけられるような肉体を
保有しなかったからなのかもしれない。
もしも自信があったなら…丸首シャツは着ないけど
いまだに姉ちゃん婆ちゃんの格好をして、得意満面しゃなりしゃなり
亭主の不実を言いわけに、快楽の道を選んだ可能性、なきにしもあらず。
貞操は、意外な理由で守られた。
亭主の好きなものなら、それがどんなに妙ちきりんだろうと、認めてやりな…
みたいな意味らしい。
うちの亭主の好きなのは、赤烏帽子ならぬ、白肌着である。
俗に言う丸首シャツ…少し厚手の、フィットしたやつでなくてはならない。
結婚前から、夏にはこれを着、頭をゆるやかなリーゼントにし
なんたらいうメーカーのジーンズをはいて
恐れ多くもジェームス・ディーン気取りであった。
ジミーが着ていたのは、丸首シャツでなく、シンプルなTシャツだったと思う。
Tシャツにたくましい肉体を閉じ込めるので、必然的にピタッとする。
しかし夫の場合、日本のTシャツでは
それが表現できないということで、丸首シャツになったらしい。
付き合っている頃は「んまあ…この人、肌着じゃん」
と違和感があったが、多少の勘違いは、若さがカバーしてくれる。
夏以外の夫は、ここらで言う“伊達こき”であったため
肌着姿も一種のファッションとして、周囲も認めている様子であった。
しかし問題は、初老となった今も、依然としてこのスタイルを好むことである。
暑くなってくると、これ一枚で過ごそうとする。
家だけならまだしも、近所ぐらい平気で出かける。
妊婦のような腹に、肌着が伸びてへばりつき、見苦しいのなんの…。
特に見苦しいのは、ヘソのあたりだ。
通常の体型ならば、ズボンの中に隠れるはずのヘソが
膨張のために収まりきらず、のぞいてしまう。
しかも太ると、ヘソも伸びて広がる上に、深くなる。
腹に張り付いた伸縮性のある白い生地が
その周辺のみ、黒ずんだ深い洞窟を見せつける。
まさに、人体の魔境。
人は誰でも、我が身がかわいい。
自分の好みが、人に迷惑をかけているとは夢にも思わない。
夫のイメージでは、肌着姿の自分は、青年のままなのだ。
自信満々の前半生を送ってきたがゆえに
加齢による劣化の認識装置が備わっていない。
病院へ勤めていた頃、通勤路にたこ焼きの屋台があった。
そこで近所のおじいさんが、屋台に上半身を突っ込むようにして
店番の人といつも話し込んでいた。
おじいさんは、老人にしてはかなり太って大柄だった。
問題は、そのファッション…いつも肌着にステテコなのだ。
脂肪で盛り上がった、とてつもなく大きな尻をクリクリと動かしながら
おしゃべりに興じている。
夏でも冬でも、必ずその姿がある。
うっすらと透ける肌やパンツも生々しく、これを見るたび、実に不快であった。
なんで毎日こんなものを見なきゃならんのじゃ…と腹立たしかった。
何年かして、屋台はたたまれた。
経営不振という話であったが、私は絶対あのステテコ親父のせいだと思っている。
あんなのが、出腹や大尻をプリプリさせて
一日中あそこに居たら、客は寄りつかない。
いやしい私だって、一度も寄ってみようと思ったことはない。
夫は、元々筋肉がつきにくい体質だ。
スポーツによって中途半端な筋肉が乗っかった、厚みのある体型だったが
今はすべてが脂肪に成り代わった。
つまり、たこ焼き屋で肉体をさらすおじいさんと同類で、生々しい。
毎年、肌着で外へ出ないように、厳しく監視する。
そのまま外出しそうになると、サッと上着を持って行く。
丸首シャツを買わなきゃいいんだけど、これだけは夫が自分で買って来るので
エンドレスな戦い。
長年の不毛な攻防に、いささかくたびれた私は
今年こそあきらめさせるという野望を抱いた。
早い話、夫の肉体は、それほど醜い姿になり果てたということである。
もう「本人の好みだから」という理由で、放置できない状況なのだ。
今年も例年どおり、丸首シャツが登場し始めた。
「そのシャツはやめたら?」
「オレはこれが好きなんだ!」
毎年繰り返すやりとり。
途端に不機嫌になるから、困ったもんだ。
私は思わず言った。
「あんたは永遠にジェームス・ディーンのつもりでも
ハタには、下着姿の太ったおじいさんよ…」
夫は一瞬黙った。
「時は流れたんだわ…ジェームス…
あの頃のあんたは、もういないのよ…」
両手を胸に当て、ポーズをとってそう言ったら、笑いが止まらなくなった。
身をよじって笑い続ける私に背を向け、夫はプイとどこかへ出かけてしまった。
かなりショックだったらしい。
あれから1週間経つが、夫はあのおぞましい格好をしていない。
今年こそ、白肌着から脱却できそうだ。
さて、私も人体の魔境ぶりでは、人のことは言えない。
こういうのは、出すか出さないか、紙一重の違いに過ぎない。
夫の不倫に耐え、身を持ち崩さなかった妻…しかしその実態は
とてもじゃないが他人様にお目にかけられるような肉体を
保有しなかったからなのかもしれない。
もしも自信があったなら…丸首シャツは着ないけど
いまだに姉ちゃん婆ちゃんの格好をして、得意満面しゃなりしゃなり
亭主の不実を言いわけに、快楽の道を選んだ可能性、なきにしもあらず。
貞操は、意外な理由で守られた。
「ぬかるみの女」も、リアルタイムで見たことあります。
どっちも花登こばこの脚本でしたっけ。
あかんたれに出て来る「ぼん」…思考回路と言動が
うちの夫そのまんまで、爆笑しながら見ていました。
私は華やかな「ぬかるみ…」のほうが、好みでしたね。
無計画に、続けて子供を増やすまい…
と固く決心させてくれたドラマでした(笑)
アパートの大家さんが、意地悪で最高でした!
この二つの作品について、ナナさんと語り合いたいわ♪
再放送、こちらでは、10年に1回くらいやってます。
肌着にこだわる人、多いんですか~!
外出着にして出歩かなければ、良いことだと思います(笑)
肌着の下のへその表現が壺です!
笑いをこらえすぎてお腹が痛い・・・
我が家の夫はこの半年で5㎏は太っているのですが、認めません。
私のご飯が美味しくてしあわせだから太るのよね~♪ と聞いても絶対に認め無いどころか、太らせる私が悪いそうです(笑)
で、、ズボンがパッツンパッツンです!
本人はスリムに見えると思っているらしいのです。
見苦しいです。
以前の私は『いい大人なんだから客観的に自分を見る目を持ちなさい』と言っていました。
今こうして活字にすると何て女らしくない言葉でしょう~(笑)
必ず夫はむかっとした顔をしていました(笑)
今の私は・・・・
夫が、どう思う?と聞いたら
貴方はどうなの?と聞き返します。
すると『少し小さいかなと思う』こう答えるのですね!!
びっくりしています!
じゃあ大きいの買うか、少し痩せる?と私が返すと。
夫は笑って痩せるか~だそうです。
会話ってこうなるのですね!
これもみりこんさんのお陰ですありがとうございます。
それに認めたくないけど夫の不倫も薬になっています。
夫の好きな赤烏帽子それは、こんな日常なのでしょうか・・・
本当は決してこの日常はみょうちきりんな事では無いのですが、日々重なるクソ!という小事件が私を意固地にさせていました。
わかっちゃいるけど・・・
やっぱりみりこんさん、魔除けのみりこんストラップお願いします(笑)
どうにも止まらない…リンダ、困っちゃう♪
献立に気を付けてやっても、ダメですね。
男性は「食べなきゃ持たない」の気持ちが強いので
心理面から変えないと難しいです。
納得したら、すごく頑張るんですけどね。
体重や腹はあきらめて、血液検査の数値だけでも
下げるゲームをしていますが、なかなか(笑)
「あなたはどうなの?」なんて、課長さん、優しいじゃん!
なかなか言えませんよ~。
男は、そういうのが嬉しいんですよね。
結局妻の行き着くところは、母だと思います。
母は与えるばっかりで、子供から何か取ろうとは考えませんよね。
他の人はわかりませんが、私の場合は
妻だ、女だと権利や立場を主張したいうちは
しんどいことが多かったです。
声と言葉についての、独断的研究?を
そのうち記事にしたいと思っています。
タネ!緑川さんを越える、すごい女でしたね~!
緑川さん、タネに金歯抜かれてましたっけ。
なつかし~!
花登こばこが、妻の星由里子のために書いたドラマって感じが
臭かったけど、韓流どころじゃない、濃くて笑えるドラマでした。
主題歌は、石川さゆりが歌っていたような…。
劇団喜劇…恐るべし!
お久しぶりでございます。
プチ鬱の旅から戻ってまいりました。
大嫌いだった義父が、エビが好きでした。
お昼、主人が『小エビの入ったシンプルなのがいい..』って言うものですから、カチンと来まして...。 何だかんだ言って、やっぱり親子よね...。
この前作ったカレーのときも『さらっとしたエビカレーがいいな..』って。
義父と何かしら接点があると、動悸が起きるんです。思い出しても駄目なんです。
義父が入院しなかったら...たぶん、私、重症のうつ病で、今こうしてキーをたたいてないと思います。
今朝は義母を皮膚科へ送迎し、先程は義父の病院へ送ってきました。
また迎えに行かなければなりません。
そして、憂鬱な入浴タイム・・・。
毎日、毎日、義母と顔を合わせるのも疲れてきて...。かといって、運転できぬ、お金もない、”面倒見てね”が口癖の義母と曾祖母を放って出ていくわけにも行かないし・・・。
せめて、週に二回だけ会うとかだったら・・。
結婚当初からべったりのこの生活。
オサラバしたい。
三男の嫁は相変わらず我関せず・・。
この閉塞感が、辛いんです。
駄目駄目・・感謝が足りないですね・・。
ハハハ…以前の私にそっくり!
共通点がイヤなの…許せないのさ(笑)
親子だし、同じ血が流れてるって頭でわかってても、無理なんですよね。
姑の送迎も、イヤでしたね~。
皮膚科、眼科、整形外科、内科、歯科、買物、美容院、友達の家…
「すいません、ちょっと今日は…」と言ったら、もう大変(笑)
あとの仕打ちが怖いから、無理をしていましたね。
卑屈な態度で図々しく甘える…みたいな両極が見え隠れするのが
カチンとくるんですよね。
週に2回とかになると、その2回が、前よりずっと
苦痛になります。
前の日の午後から苦しむでしょう(笑)
入浴タイムは、サキマさんが部屋から出てお愛想をしないと
いけませんか?
三男さんのお嫁さんに「手伝って」と言ったことがありますか?
お姑さん達に、ご主人から「そうとう参ってるので
少し休ませてやってくれ」
と頼んでもらったことがありますか?
話し合いとは、愚痴を聞いてもらうのではなく
こういうことを話し合うことです。
全部、どうしても無理…と、最初から自分で決めていませんか?
体調が良くないんだから、思い切って言ってみるといいです。
何も言わないから、周囲は気にもしていないだけです。
そのほうが、都合がいいからです。
きつい、恐ろしい嫁…くらいに思われたほうが、自分の身を守ります。
鬱は、立派な病気ですよ。
いやだいやだと思いながら「私がいなきゃダメ、みんなが困る」
と思う気持ちが、自分を追い詰めます。
人に気を使うということは、サキマさん自身もまた
自分に気を使ってもらうことを無意識に要求しているのです。
それが返って来ないから、苦しくなります。
もしも明日、サキマさんがいなくなっても、誰も途方に暮れません。
平然と、ケロリと、それなりにちゃんと回るものです。
放って出て行けないと思っているのは、サキマさんだけの思い込みです。
そういう縛りから、自分を解放してあげてください。
話し合う、家を出る、仕事を始める、暴れてみる…
いろんな行動のしかたがあると思います。
あれこれ思うよりもまず、行動ですよ。
上下一回り差の男から持てまくり
ファン、付きまとい etc・・・
○○○にたかる銀ばえのように・・・
変な虫を追い払う事に熱中していたら
良い虫も寄ってこなくなりました
残念!
モテながら貞操を守るのは、相当大変だと思います。
経験無いからわからないけど、きっと至難のワザだと思います(笑)