曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

「MOZU Season 1」第9話の感想

2014-06-05 23:45:53 | テレビ・映画
新谷が部屋の中の檻に閉じ込められている。「羊たちの沈黙」を見た人間なら 、そういう檻は脱出されるのがお約束だと分かっているのだが。

倉木がまた爆発現場で黄昏ている。近くに引っ越して毎日そこにいるといいよ。

東がオメロスの街の話をする。少年を一人地下牢に閉じ込めておくことで平和が保たれている街だ。今の日本も、そんな感じらしい。

そりゃ、政治家は常に何か隠してるものだし、国民が知ってて見ないようにしているものもあるだろう。でも、現実の社会の構造は、そんなに能天気で単純じゃねえ。

室井はサルドニア大統領を、もう一個の爆弾で暗殺し、それをきっかけに警察を公安省に作り変えて、自分がトップに立とうとしていた。

津城は室井の計画を阻止しようとしているが、それだけではなさそう。何か企んでいるような気がする。

東の手下が看守で、新谷が脱走。言わんこっちゃない。新谷は室井を殺しに来るが、例によって馬鹿正直に襲いかかって失敗。室井はどさくさに紛れて脱走。ついでに明星のお腹を撃った。

室井と、バックについてる官房長官は、かなり力があるらしく、強引なテロ容疑で津城があっさり逮捕された。

結局、国家の秩序を守るために秘密警察みたいなのを作ろうとする室井と、いろいろ汚い手も使いながらそれを阻止する津城の対決、という図式なんだろうか。その図式の中では、新谷は正義でも悪でもない。撹乱要員である。

室井が言ってた「全ての原因は倉木」だというのは、どういうことだろうか。先週は、倉木が優秀すぎるから、という理由になってない理由を述べていたが。

雫はやはり室井の子だった。どっちかわからなかったということは、倉木と結婚または交際中にも室井とアレコレしていたんだよね。悪い女だな~。

毎回少々キレのないストーリーなので、本当にあの「ダブルフェイス」と同じスタッフなのかと確認してみたら、脚本家が違っていた。監督は同じだけど。

来週は、いよいよ最終回。成田空港でダイハード2って感じの予告だった。暗殺成功したからって、警察組織を解体再構成みたいなことにはならんと思うけどね。室井は単純だなあ。


こういう檻は脱出されるために存在する。


倉木が毎週通っている事故現場。彼はここに来ないと考えを整理できない。

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