人間だもの

本日の天気はと

「組織内では、何かマズイことが起こったとき、周囲が不安がってるとき、必ず部下の全てが上司を見る」

と20代の頃、直属の上司から教えられたことがございます。

当たり前といえば当たり前なのですが、この意味を本当に理解するにはヒジョーにね。勇気を要します。

効果的なメッセージ、それは例えば言葉だったり行動だったりするんですけど、そーした類のモノが平然と堂々と提示できれば、あとは各自なんとかなっちゃうものなのです。

退くにしろ進むにしろ、それまでの情勢を捉える資料や素材収集と選択、そして経験と予測を踏まえた瞬時の判断を要しますが、ここで充分注意しなきゃいけないのが「事態は常に変動するので、自分の下した判断も、その状況に応じて刻々と変化していく」ということ。

なかなかねー。これが出来なかったりする。

大切なのは立場や感情じゃなく、如何に状況を打開するのかにあるワケで、一度出した結論がすべて正しいと「思い込む」ことに意外に多くの人がハマリがちです。

誰か言ってるじゃないっすか。「人間だもの」と。

間違えることなんて往々にあるワケで、そんなん恐れたり苦悩してたって、なんのメリットもないかんねー。

ね？

こんだけグローバル化した世の中にあっては、各国政府のやることは限られちゃう、なーんちゅー話をよく耳に致しますが、なんのなんの。

先般、速攻で政府がG7にて協調円売り介入の合意を取りつけましたが、こーゆーのは極短期的には相当な効果をあげることが期待できます。

不安心理からの外貨投資への委縮が、円高へのオーバーシュートを引き起こすような事態だけは避けなきゃいけないでしょう。

しかし、これさえも、次の一手につき、止まらず考え続けなければならないのです。

こんなときこそ、特に注意して進みたいポイントかなーと思います。

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