ラスト・クリスマス

ラジオで、『ほんの～小さな出来事に～、愛は傷ついて～』と流れてくると、反射的に「あんちゃん！」「ししししし」と、長兄がロン毛で、次男が嫌味なほどにハンサムな幸せ家族が浮かびます（ドラマ『ひとつ屋根の下』を知らない方、すいません）。でも、チューリップがこの曲をヒットさせたオンタイムを知っている人にとっては、決してこのイメージではなく、もっとその時代ならではの思い出やらイメージやらがあるのでしょう。

曲と一緒に浮かんでくるイメージってかなり私にとっては大切。だからそれを覆されると、割と怒ります（その辺りがカバーを嫌う理由かもしれない）。

先日、何気なくテレビを見ていたら、『雨は夜更け過ぎに～、雪へと変わるだろ～』と聞こえてきたので、まさかＪＲが新たなＣＭを作ったのか！と大期待したら、車のＣＭでした。そりゃないよー、やっぱり「きっと君は来ない、ひとりきりのクリスマスイブ」は、晴天のドライブじゃなくて、真冬の駅のホームじゃなきゃ！とぶぅぶぅ文句を言いました。『大人になったら遠距離恋愛とかするのかなぁ』なんて、わくわくドキドキしながら見ていたＪＲ東海のＣＭ。私がＣＭ好きになったキッカケなのになぁ。

そして、今年のクリスマス期間に私が身もだえしているのは、EXILEの『ラスト・クリスマス』。言わずと知れたワム!の名曲を彼らがカバーしているようです。別に、こんな曲歌わなくても売れるのにさぁ、どうしてココに目をつけちゃうかなー。『ラーストクリスマス♪』の後にいきなり日本語が来ると、ずっこける気分なんだけどなぁ。子供のころから『ラーストクリスマス♪』まで大声で歌って、その後小声で『ゲーゲーマーハー♪』って歌っていた大切なクリスマスソングなんだけどなぁ（後に英語が分かるようになって、ラストクリスマスのラストが『最後』じゃなくて、『去年の』って意味だと知ってちょっと安心した幼い私）。