若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

それぞれの癒し

2010-09-11 15:47:40 | 映画と本
先日のヴォクスマーナ定期演奏会が私にとって癒しになっていると言ったら、歌っていた超本人のお一人に「癒しとは、全く思いもしませんでした」と言われちゃいました。そこで、私なりの『癒し』の定義を。


東京で数時間を過ごすことになり、単館(銀座のシネスイッチ)上映の映画を観てきました。その映画のタイトルは『小さな村の小さなダンサー』

中国人ダンサー、リー・ツンシンさん(後にアメリカに亡命)が、文化大革命の波に翻弄されながらも、自分のバレエを貫いていった約10年間の物語。俳優ではなく、バレエダンサーを主役に起用し、そのバレエシーンが素晴らしいと知り(特に私が今年ハマっている『春の祭典』のバレエシーンが絶賛されている記事を偶然読んだ)、舞台を観にいく感覚で行きました。正直、『春の祭典』は、オケだけで聴いたときの方が何十倍も感動したんだけど、映画のストーリーとして、とても引き込まれる映画でした。歴史を熟知した人にとっては、想像に難くない筋だとは思いますが。

平日の昼間だというのに映画館には大勢の人。後ろの方は殆ど満席になってしまったので「えい、この際!」とぐぐーーっと前の方へ座り、自分の前にはスクリーンだけ!という大迫力で映画を楽しみました。視界に現実的なモノが何一つ入ってこない状態で観る映画はまさに私にとって癒しの時間。

全てのしがらみも恥じらいも忘れ、カラダの中の感動センサーのカバーを全てはがして、ぐにゃぐにゃのココロで泣いたり笑ったり好き勝手に反応することが出来ること。それが私にとっての『癒し』です。

サブウェイ修行は続く

2010-09-11 00:57:51 | 日々雑多
以前、アメリカの『サブウェイ』で失敗したことを書きましたが(→『サブウェイのサンドイッチ』)、どうやら理由は「英語が分からないから」ではなく、「妙なところで引っ込み思案」な性格、のせいらしい。

昨日のお昼。店外のメニュー表で練習。『スモークチキンとチーズ。野菜はピクルスとオリーブを入れないで下さい。味付けはバジル・マヨネーズでお願いします』。よし、完璧だ、と店内へ。

わたし 「えーっと、スモークチキンとチーズでぇ…」
店員さん「お客様!パンはトーストなさいますか?」
わたし 「あ、え?(何?その質問?)いいえ、焼きません」
店員さん「お野菜は全て宜しいですか?」
わたし 「あ、ピクルスとオリーブは~」
店員さん「かしこまりました!(ピクルスもオリーブもガンガンに入れ始める店員さん)」
店員さん「味付けはオススメの塩コショウでよろしいですかっ?」
わたし 「あ、あのピク、ピクルスは~。え?塩コショウ?はいはい、いいです」


結局、ピクルスとオリーブを指でつまみ出しながら、何やら素朴な味付けのサンドイッチを食べました。

その後、入店してきた外人さん。「オススメの塩コショウで……」と言いかける店員さんを遮り、カタコトの日本語で「あ、ヤサイ多く。シザードレッシングとマヨネーズとビネガーで」と的確に指示。私の横で、ゴージャスなサンドイッチを召し上がってました。

やっぱ、言語力じゃなくて、性格?国民性?
私がサブウェイで100%満足できる日は来るのか!?