合唱の練習でときどき、母音唱法というのをします。子音を外して、あえいおうの音だけで歌います(コレが慣れないと結構難しくて)。少し前の練習で「うぅおぉあぁ~♪」、「あぁえぇいぃ~♪」とひたすら練習したときに欲求が生まれて、昨日「地図を~♪」を、「いうお~♪」と歌ったことで、もう我慢できなくなって久しぶりに出してきちゃった、手持ちのVHS、『マイ・フェア・レディ』。観たくて観たくてたまらなくなってしまって(笑)。
この映画の中で、ヒギンズ教授が、オードリー・ヘップバーン扮するイライザの発音を徹底的に矯正する場面で、母音をひたすら言わせる練習をしてるシーンを思い出したことによる欲求だったのですが、私はこの映画冒頭の、オードリーが歌う、『Wouldn't It Be Loverly』という曲が大好きで。品の無いクイーンズ・アクセントのベタっとした発音と、軽やかなダンスとみすぼらしい衣装と、全体のグレーがかった街なみの組み合わせが、ものっすごく好き。オードリーが髪を切って鏡に向かって「うふっ」と笑うシーン※も、パンと珈琲を屋外でハスに構えて食べるシーン※2も好きだけど、この曲の、セロリ?を撒くシーンとか、タップを踏むシーンとか、ほんとにものっすごく好きなんだ。観たことなくて、VHSが観られる人は(笑)、いつでも貸します。VHSが観られない人はー、私が再現して見せてあげましょうか、ものすごく酔っぱらった時にでも!
しかし、毎回なんとなく腑に落ちないんだけど・・・。小さい声で言うけど・・・。私ならヒギンズ教授じゃなくて、フレディと結婚するなー・・・、とか思っちゃうんだけどー。ま、年の差婚いいみたいだし、いいか。
※『ローマの休日』
※2『ティファニーで朝食を』
なーんでイライザは教授の方を選ぶのかなぁ?
あたし「今に見てろ(Just You Wait)」も好き~
でも一番はやっぱり「踊りあかそう(I Could Have Danced All Night)」だなぁ。
今度、再現してみせてね。
でも、昨日久しぶりに観て、フレディと結婚した方が楽だろうけど、教授と結婚した方が幸せかもな、と思い直したよ。また今度観直して、感想聞かせてね。
「踊りあかそう」、昨日うっかり涙目になっちゃった。いいよね。Just You Waitときたか。流石!
再現は、酔っぱらったらね。一緒に酔っぱらってやってくれる?
こころおきなく飲んで踊ってもらおう。
うふふふふ。
でさ、フレディVS教授で思い出した、ホセVSエスカミーリョ問題。ホセって死刑にはならないよね?ミカエラはホセを待ったかなぁ。
などと思いながら、単純作業を延々とこなす日曜日の午後。
で、ミカエラね。
「私はホセだけを見てきた。これまでも。これからも。
カルメンみたいに、きまぐれで移り気な女とは違うわ。」
って、素直に思い込んで待っていたんじゃない?ホセを。
それとも、もっとしたたか?さめているかな?
「あれは若気のいたり。ホセも頭が冷えれば現実が見えてくるわ。そして私のところに戻ってくる。」
ってね。
またオペラを見直してみよーっと。
ふらふら付いて行って軍隊抜けちゃった位なら許せるけど、犯罪者になっちゃった訳だしね。で、幼馴染っていう情以上に強い男女の愛情が本当にあったのかな、とか。
でもきっとホセのお母さんのこと見捨てられなかっただろうな、とか。
エスカミーリョはそのあと、人気に影響出なかったかな、とか。
ま、そんなことをつらつら考えてしまう単純作業の脳の中でした!