インタビュー

フィギュアスケートが大好きなのですが、最近のテレビ放映の仕方が好きじゃありません。民放放送が多くなり、スケートの知識がない芸能人が出演しているのには慣れましたが、あまりにもテレビ局が特定の選手に心酔して番組作りをしているのが気になってしまいます。

昨日の放送では、特にインタビューが気になりました。

優勝したキム・ヨナさんのインタビューは尻切れトンボ、地元開催のプレッシャーに見事に耐えて２位、次のオリンピックでもキーマンになりそうなロシェット選手のインタビューは全くありませんでした。

それにしても、いい大人のインタビュアーが失敗した直後の少女(浅田真央さん）に向かって、「失敗の原因は何だと思いますか？」「次の目標は？」といきなり尋ねるなんて、あまりにも残酷だと思いました。私達の想像を絶する練習・我慢を重ねてその日を迎えたのに、失敗してしまった、その心情を考えたら、インタビューに答えなくてはならないだけでも可哀相。なのに、インタビュアーが期待する答えを言わせよう、言わせようという狙いが丸見えのインタビューは、ちょっと悪趣味だと感じました。彼女はプロ根性で答えていたと思いますが、インタビュアーもプロなら、聞かれる側にも見る側にも配慮した、抜群の質問をもっと熟慮すべきだと思いました。テレビを見ている人は、「次は優勝したいです！」の答えを期待してるだろう、という考えは少し浅いんじゃないかなぁ。