若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

映画な日々

2008-06-19 14:06:53 | その他
何故か気分が盛り上がらないここ数日の私。「なんだか、ヘコんでるよね」と二代目もアレコレ気にかけてくれます。「うーん。頭が痛いような気がするー。仕事したくないー。」とワガママを言いつつ、分かっているんです、何が原因か。燃え尽き症候群なんだ、きっと。適度な緊張感を心に抱き、練習に忙しかった日々が去り、コンサート本番でそれがスパークして、その後、出張で何も考える余裕がなくて、今週になって仕事が落ち着いて……。だからです、多分。

でも、そんなワガママな理由で、いつまでも二代目に迷惑をかける訳にもいかないので、彼の提案に乗り、DVDを借りてくることにしました。去年の夏に舞台で見て、とてもハッピーな気持ちになった「ヘアスプレー」(→『夏休み』)をチョイス。

大抵、本で読んだり、舞台で見たりした作品を映画化されると、余計なエピソードが加えられたり、妙に説明チックになったり、自分のイメージとかけ離れたキャストを組まれたりして、ガッカリしがちなのですが、この映画は舞台をそのまんま映画化した感じ。ストーリー重視の映画派にはあまりオススメできませんが、ミュージカルとして、歌とダンスを楽しむのであれば、とても楽しい作品でした。

ちょっとハッピーになって、今夜は、親友Sちゃんに前から誘われていた映画「アフタースクール」(邦画)に行ってきます。どんな映画なのか前知識殆どナシですが、たまには特に興味を持っていない映画に挑戦するのも面白い。楽しんできまーす。


誘って!

2008-06-18 10:50:28 | その他
「良かったら、遊びに来ない?」

最近できた新しいお友達が誘ってくれました(今回は残念ながら仕事が入っている日だったので、泣く泣くお断りした)。彼女は、足利市民合唱団に入団テストがあると本気で信じていたカワイイ人。先日の舞台も見に来てくれて、その後メールをやり取りしていますが、かなりの音楽好きである様子。長期作戦になっても、足唱に連れてきちゃうぞー。

ランチでも、映画でも、飲み会でも、誘われれば、ほいほいっと出掛けます。とにかく、誘われたというその事実が嬉しくて。

特に一人暮らしをしていた頃(都合で5年位かな)は、夜や週末が長くてツラくて、誘われれば勿論OK!誘われないと、「誘ってオーラ」や「遊びに来てビーム」を出しまくっていました。だから、銀行に存在する様々なサークルに名を連ね、数々の習い事をかじり、それはそれは忙しい日々で、いつも披露困憊、金欠病でした(自業自得)。

最近は、不規則かつ週末が忙しい仕事になって、お誘いを断らなくてはならないことが多くなり、何だか寂しいのですが、それでも誘ってくれる人がいるのは有難いことです。誰かが自分のことを、誘うに値するちょっとは面白い人間だ、と認めてくれているのかなと、とても安心するのでした。

親衛隊

2008-06-17 08:06:04 | その他
昨夜、我が家に『きゃぴきゃぴ隊』がやってきました。

先日から書いているように、私の所属する足利市民合唱団(足唱)で、オペラの『カルメン(抜粋)』の本番がありました。その時に、指揮をしてくださったのは田部井剛先生という方でした。見た目も、実際年齢も若手(自分より若い方はどうしても若手と表現したくなる)の、指揮者の方にしては親しみやすい雰囲気をかもし出す先生でした。

が、まさかあんなに人気者だったとは、知りませんでした。

足唱のお抱えカメラマンである二代目と影の二代目の渾身の写真たちには、当然田部井先生も数枚写っていらっしゃいます。練習のときに、3名の女子が、ゆっくり見に来たいと言うので、「どーぞ!」と私も楽しみに待っていました。

いやー、すごかった。ファンってこういうコトなのか。田部井先生の指揮がいかに素晴らしいか、田部井先生のCDがいかに素晴らしいか、田部井先生のルックスがいかに素晴らしいか……。そんなことをエンドレスに語りながら、盲目的なその愛情は留まるところを知らず、遂に3時間半、彼女たちは写真を見続けたのでした(同じ写真を何回も何回も)。

「ファンクラブ作って、仲良くなっちゃえばいいじゃん」、「両方独身なんだから、アタックすればいいじゃん」という私の意見はことごとく、「そーいうことじゃ無いのよぉぉぉ!」と却下。そーいうことじゃ無いのか。ファン心理というのは、不可解なものであるようです。

あー、面白かった。






写真うつり

2008-06-16 15:32:55 | その他
写真屋さんだから、必ずフォトジェニック(写真うつりがいい)かというと、そんなことはありません、というか、却って撮られる機会が少ないので、苦手かもしれない。

最近、今までとは一味違った、かっこいいとか、カワイイとかが大事な証明写真を撮りに来るお客さんが増えています。

オーディション用の写真撮影に高校生の男の子がやってきました。さすがに、応募しようという意思を持っているだけあって、なかなかのイケメン。目力が強くて、パソコンに次々と送られてくるショットを前に、「おぉ、かっこいい!」と絶賛してしまいました。初めての本格的な撮影だということで、かなり照れていて、「ベストショットを選んでね」という私にも、「オススメとか無いですか?」なんて尋ねたりするから、つい親身になって「そうだねえ、私が一番好きなのはねえ」なんて真剣に選んじゃいましたよ。「プロのモデルさんとかだと、カメラの前に立ったときに、自分のベストな顔やポーズを即座に作るみたいだよ。きっと、君も今に慣れてきて、そうなるねー。」なんて、偉そうに語ったりして。

ところが、今日、更新済免許証を取りに行ってきましたのですが、『昨日まで2週間ほど寝込んでおりまして、今朝おかゆだけ口に入れて、何とか免許更新にやってまいりました』みたいな不健康そうな女が写っておりました。嗚呼、偉そうに語ったけど、私こそカメラの前に立ったときに、どうするべきか、もっと考えなければ!

読む男と読まない女

2008-06-15 13:53:04 | その他
あなたは、取扱説明書をじっくり読むタイプですか?それとも、とりあえず電源ON!なタイプですか?

昨日、プールサイドでの二代目との会話。
若女将:顔も焼けそう!
二代目:顔にも日焼け止め、塗れば?
若女将:いや、コレ体用だから。
二代目:「顔・ボディ用」って書いてあるよ?
若女将:あ、ほんと?じゃあ、塗ろーっと。
二代目:……買う時、読めよー。読まないことで、絶対人生2割5分、損してるぞ。

そうなんです、私は読まないんです。ですから、冒頭の問いに対して、私は明らかに後者です。

賞味期限を見ずに買って慌てて食べたり、服のサイズを見ないでLサイズを買ってしまいブカブカだったり、電化製品の使い方を数年後に読んで「なんと!こんな便利な機能が!」と驚いたり。

確かに損してるのかも。でもなー、つい気分が盛り上がって、「まずは、取扱説明書を……」って言ってる二代目の横で、えい!とスイッチを押してしまうんですよね。まぁ、夫婦のバランスでOKということで?

プール

2008-06-14 13:21:25 | その他
中学生の水泳大会を撮影しに行きました(卒業アルバム用に、こうしてコツコツと撮り溜めるのです)。

梅雨とは思えぬ晴天のもと、水がキラキラと光り、鍛えられた中学生諸君の泳ぎは爽やかで、青春!という感じ。私も水に入りたーい、と思いつつ、撮影する生徒さんの順番を待っていました。

1600メートル自由形という過酷なレースが始まりました。1.6キロですよ!?50メートルのプールを16往復ですよ!?私は気が遠くなって眺めていました。彼らは26分程度で泳ぎきり、プールサイドに倒れこみました。心から「エライ」と思いました。それだけで、彼らは今を頑張っている証を残していると思います。本当にエライ。

私だって昔はバタフライで50メートルとか、200メートル自由形とか泳げたのですよ。日頃の運動不足解消は水泳か!この夏は市営プールに通うとかもアリか!と思いつつ、ふっと眺めた壁面には、『このプールの一番深い所は150cmです』というサインが……。私の身長は150.2cmです。ちょっと怖いよ。

美人の街

2008-06-13 11:44:05 | その他
秋田出身の女性に会うと、つい「あー、やっぱり色白ですねー」とか「さすが美人さんだ」等と言ってしまいます。それって、秋田の女性にとってチョットしたプレッシャーになってるかもしれないと思いつつ。

先日、出張先(横浜の金沢八景という場所)のマーケットで、『足利美人トマト』という商品が大安売りだったらしく、地元の奥様方が集まっていました。「へー、足利のトマトがこんなところで」と思いつつ、その『美人』という名称に引っ掛かりを感じ……。

今日、久しぶりに自転車で移動中。いつも通る神社の前に真新しい旗が沢山揺れているのを発見。近寄って文字を確認したところ、『美人の国足利 美人弁天』と書いてありました。子供のころに、缶蹴りや、泥縄(地域によっては泥警)をした神社が、いつの間に美人の神様に……。

まさか、足利出身の女性に大きな錘を背負わせようとする動きなんて無いですよね。どこに行っても、「あら、足利の方なの?(どうして綺麗じゃないのかしら)」なんて冷たい視線を浴びるハメになるような!

おばあちゃんになった時、露天風呂で「どちらから?」と聞かれて、「栃木の足利ですよ」と答え、「あらー、やっぱり色白で、お綺麗ね」と言われるように、今から準備を始めなきゃ。

カルメンの余波

2008-06-12 10:40:07 | その他
今日は大雨です。
撮影の予定もないので、久しぶりにゆっくり店番しています。
「よく降るなー」と、外をボーッと眺めていたり……

あー、やっぱり来てしまいました。あまりにも華やかな一日の反動でやってくる『空虚感』が。打上から帰って数時間後には出張がスタートした為、昨夜までは一気に現実に放り込まれ、今回は上手に復帰を果たした!と思っていたのですが。

当日頂いた真っ赤なバラ(カルメンを意識してくれたんだろうな)をぼんやりと眺めて、「現実だったのかなー。何だか、夢だったみたいだなー。」なんて、イイ歳して胸が一杯になってしまいます。

……いかん、いかん。この状況では、小6の夏休み(→コチラ 『夏休み』)と同じになってしまう。

そうだ!私は写真屋さん。中学生のときに写真八ミリクラブに入部した理由(→コチラ 『運動会の季節』)の通り、「みんなより先に当日の写真を楽しむことができる!」のです。明日の練習でみんなに見せることが出来るように、今日は一日写真を焼き続けよう!そして、一人でニヤニヤしながら、当日を振り返って、上手に現実に戻ってくるのだっ。

鏡よ、鏡

2008-06-11 23:07:14 | その他
カルメンの時、ダンスの先生が舞台メイクをしてくださいました。通りがかる仲間達がメイク中の私を覗き込んでは「おぉぉ」と、声を上げていきます。不安と期待とを抱いて、勇気を持って鏡を覗いてみたら……。そこには、自分至上最ハデな私がいました。不思議なもので、そんな普段の生活ではあり得ないメイクをしていただくと、一気に非日常へ飛ぶことができ、度胸もドーン、今までにない程の緊張で迎えた朝だったのに、本番は冷静に、練習したことを追っていくことができたのでした。

カルメン後の出張中。夜の宴会でちょっとお酒を飲んでみたりしました。一緒に行っていたお客さんにも「珍しいねー」と言われて、「えへへ~」なんて笑いながら、勝手に心の中で「カルメン、成功おめでとう~!」なんて乾杯したりして(全く舞台の余韻から帰ってこられない私)。そして、お客さんと別れ、ホテルに戻る前にコンビニに寄りました。「アイスクリーム買う~」と陳列棚に抱きつくと、二代目がとっても恥ずかしそうに「酔っ払いだなぁ」とつぶやいています。いや、そんなことないってと思って店内の鏡を覗くと、そこには顔が真っ赤、眼も真っ赤、どう見ても『ザ・酔っ払い』な女が写っていました。急に現実に戻って、そそくさとお店を後にしました。

そして、ホテルの部屋に戻り、部屋の鏡を見ようと思ったら、なんと、私の口までしか見えないではないですか。いくら男性中心に考えられたビジネスホテルだからって、この鏡、高過ぎ!

大成功(に違いない)!

2008-06-09 01:22:40 | その他
足響・足唱ジョイントコンサートが無事終了しました。会場にいらしてくれた皆さんに心から感謝しています。

「終わっちゃったぁ」、それが素直な今の感想です。ということは、滞りなく全てが上手に出来た、ということです(それが本当かどうかは私たちが決めるわけではないかもしれないけど)。3ヶ月頑張ってきたフラメンコも、何とか形になったみたいで、皆さんに褒めていただきました。今はその賛辞を素直に受け取って、ウヒヒと思っているつもりです。

なんだか、ぽっかり目標を失ってしまったような感覚を持て余して帰ってきました。でも、ゆっくりお風呂に入っていたら、こんなすっごい経験をした自分と、その前の自分は同じじゃないよな、と思えてきました。

超難しい組曲を前に、ため息ばかりついていた自分と、そのテーマを見つけようと努力し、ソレを伝えようとした自分はきっと全然違うし、「そんなステップ、初心者に無理だよー」と逃げようとした自分と、「会場の皆様、踊る私を見て、見て!」とくるくる踊りまわった自分とは、全然違うから。

明日から現実が戻ってきます。でも、きっと今までとちょっと違う自分が、ちょっと違う現実を楽しんでいけるような気がしちゃう。そして、この麻薬のような楽しみをまたいつか味わうことが出来たら!と心から願うのでありました。

さぁ、4時間後には、2泊3日の撮影出張に出発だ!パワー充電OK!GO,GO!!