稚内のライダーハウスに着きました。荷物を置き、寝る場所をキープした後市内見学へ。まず、全面改装された後、まだ行ったことのない「稚内港北防波堤ドーム」へ行くことにしました。🏍
ここは、旧樺太航路の発着場だった時代、ここに通じる道路や鉄道へ波がかかるのを防ぐ目的で、昭和6年(1931年)から5年がかりで建設された歴史的建造物です。古代ローマ建築物を思わせるなだらかな曲線を描いた回廊は、樺太へと渡る人で賑ったころのシンボルで、世界でも類のない建築物とのことです。
高さ13.6m、柱の内側から壁まで8m、総延長427m、
柱の総数70本、半アーチ式の構造です。
右手前のバイクは、北海道を1カ月の予定で走っている京都の人です。
次に、ノシャップ岬(野寒布岬)=稚内恵山泊漁港公園へ。 岬には北海道で1番目に高い稚内灯台があり、晴れた日には利尻富士が望める所です。近くに稚内市立ノシャップ寒流水族館と青少年科学館があり、ノシャップ岬の碑が設置してあるこの公園にはイルカのモニュメントがあります。
稚内恵山泊漁港公園の全景です。
曇天でしたが、利尻富士(1721m)がくっきり見えました。
日本で2番目に高い稚内灯台(42.7m)とノシャップ寒流水族館です。
このモニュメントは、イルカが宗谷海峡を通過
したという昔話に基づいているとのことです。
左が利尻島、右の岩礁のような向こうに小さく見えるのは礼文島です。
望遠(200mm)で少しアップすると・・・。
午後5時32分、観光客は美しい夕日を求めて十数人来ていました。
美しい夕日を期待していましたがー。
北の護り!のための自衛隊の施設がいっぱいあります。
ハマナスが大きな赤い実をたくさん付けていました。
レストランのコーナーに展示されていた、昔懐かしい石炭ストーブを発見!
ライダーハウスの様子
これらの写真から、このライダーハウスの全盛期の様子がー。
いつ来てもカンサンとしていますが、1泊600円也は安い!
このライダーハウスには8月から住みついている住民!がいました。
この青年は、自転車で敦賀からフェリーで小樽に着き、この稚内に。そして、ここに寝泊まりし、サケの加工工場で働いているという。11月になり仕事がなくなったら、また小樽からフェリーで自宅に帰るとのことです。途中はテントを張り、自炊しながら帰えります。
「北海道の初冬、自転車でしかもテントで停まるの、寒いでしょ!」と私。昨年からこの仕事を始めたとのことですが、帰りは雪に遭遇したとー。「帰って冬場は?」の問いに、静岡の茶畑の仕事をするとのこと。体も大きく顔立ちもよく、また明るく、人間性もイイ青年のようです。また一連の私との会話(面接みたいだが-)から、彼のような人間だったらどんな仕事にでもあり付くことができるだろうにーと頭を巡らしました。私が採用側だったら、即OK!といった高感度の青年です。あえて、自分をこのような状況において行動する要因は何だろう!?あまりトヤカク尋ねるのもーと思い短時間の会話で終わりましたが、もっと聞きたいことも。この青年の生きざまも、私にとっては「忘れえぬ人」の一人に加わりました。
🏍一日日程を1日遅らせたことが、ちょっと天気の面で不安要素となりました。明日は、午前中は降水確率は20%ですが、午後からは50%。まあ、直近の天気予報は当たるので、雨覚悟!も考え、朝早く出発することにし、早々就寝することにしました。なお、今日の走行距離は298.6kmでした。