一日一トライ~”その記憶の記録”

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🅿‐137.楽焼き(1/4)~楽焼きのノウハウ

2024-11-12 09:00:00 | 🅿My陶芸作品&手法

 教室の全員で取り組んだ楽焼きの様子を紹介します。まずは、理論編!といった感じで少々レクチャーです。

(1)楽焼きの窯について
灯油窯、電気窯、ガス窯、楽焼き専用窯、何でもOKです。今
回は、小型電気窯で焼成します。
この窯は、制御盤にプログラ
 ムが
8通りセッティングされています。その中の500℃まで2時間、
950℃まで2時間、950℃キープが2時間のコースをチョイスし
した。スイッチONは9時、14時までに950℃になります。   



(2)焼成する前の準備
火バサミ、水、バケツ、炭化用のもみ殻、ツク、バーベ
キューセット、釉薬(今回は透明釉)、作品、筆、CMC、
ポパール洗濯糊(サンノール)、棚板、スポンジ、軍手等
※今回使用する釉薬は、鉛成分の含まない「無鉛フリット」
を単味で。なお、この釉薬の溶解温度は800℃です。

 ① 素焼きの茶碗を水を付けたスポンジでホコリをふき取ります。
 ② 釉薬に水を加え、次にCMCorポパール洗濯糊(サンノール)を
  付加し、まず内側からできるだけ均一に筆で全体を塗ります。
   ③ 今回は②の作業は予めしているので、完全に乾燥しています。


(3) 焼成方法と手順
      ① 炭火で加熱した茶碗を火バサミにはさんで入れます。
 ② 窯の蓋をし、時折釉が熔ける様子を観察します。
  ③ 釉が融けると火バサミで引き出し、水に入れます。
    ④ 還元を掛けるには、窯から茶碗を引き出したらもみ
       殻の入ったバケ ツに入れ、上から
棚板をかぶせもみ殻
が燃え出してから取り出し、水の中に入れます。

これで完成です~

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