ハスの見本園のマスについてお話します。ここから東京大学が移転し、管理を引継いで10年。コンクリートのマスは劣化が進み、苔が生えて水漏れが心配な箇所が出てきました。
苔を削ぎ落とそうとすると、ボロボロとコンクリートも剥がれてきます。下の写真では、手前の2つのマスの間のコンクリートがえぐれています。
外側の縁のコンクリートが崩れた箇所には、以前の補修跡があります。夏の水やりの時期に水が漏れると、つながっているマスのハスたちにも影響が出るかもしれません。
下の写真は藤壺蓮のマスですが、マスの縁に亀裂が入って崩れはじめています。
見本園の一番大きなマスのサイズは、幅280cmX奥行280cmx深さ60cmです。これらの大きなマスの区画エリアは一番古く、大賀蓮や主だったハスの品種が植えられています。これからは、ハスの維持・管理にマスの補修が加わってくるでしょう。
もろいマスの縁に立って作業をするときは、気をつけています。
事務所の横の寒緋桜です。
満開の寒緋桜にとまったヒヨドリの群れが鳴いていました。
修景池のボートにも椿が。
今年の夏はどんな蓮が咲くのでしょう。楽しみになってきました。
今日の活動報告は以上です。
(担当: れい)