ひとりっこのアルツハイマー介護

要介護5の父(2011他界)と人工透析でアルツハイマーの母のひとりっこ介護と、介護で自分の人生を犠牲にしないコツ

介護・夫婦間の温度差

2013-09-11 14:11:34 | Weblog
ひとりっこに限らず、ひとりで介護に携わらずをえない場合、本当に孤独で辛いですね

夫や妻は、物理的に協力者でも、やはり血のつながりがないことで気持ちの上で温度差があります

自分の家族だけに頼ろうとすると、よくない空気が流れることもあります

やっぱり夫婦は他人なのだということを感じて哀しくなったりもします

 わたしの場合は 先に自分の肉親が介護状態になったので、こうして「孤独感」を味わったのですが、あとから夫の肉親がそうなったときに、初めて「血のつながりがない」ことによる

心理面の違いを、知ったのでした。

わたしの父が救急車で運ばれた時、夫は家で晩酌していました。

こちらにしてみれば不安だし、夜遅くに土地勘のない病院に連れていかれて、売店もなく食事は抜き(まあ食欲もないですが)交通手段もわからない状態でした。

腹が立ち、哀しくもなりました。

しかし、夫の父が緊急手術になったと連絡を受けた時、実父よりも好きな義父であったにもかかわらず、食欲がある自分に驚いたのです(ビールはもちろん飲みません)

これが 血のつながりがあるかないか なのだなと  

もし、いま夫婦間でぎくしゃくしている方がいたら、 ある意味「しかたないこと」と思ったほうが気がラクです


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アルツハイマーの母を施設に預ける方法

2013-09-11 13:55:29 | Weblog
入居が決まっても、親をどうやって説得して施設に入ってもらうか

たぶん、多くの人が悩む問題でしょう

わたし自身も、胃がねじれるのではないかと思うくらい悶々としました

体験からすると、アルツハイマーの場合、本人に何カ月前から話をしようが、何回話そうが、「知らない」「同意してない」と一蹴されます。

自分にとって都合の悪い事はあえて記憶から消すしくみが出来ているのではなか?と思うこともしばしば

入居前日、「明日迎えに行くからね」と話したのにもかかわらず、行ってみると「あれ?どうしたの?」の返事

「お母さん、今日はホームに行く約束の日だよ?」というと、突然怒り出す始末

しかたないので、「車で孫が待ってるよ。一緒に見学してこよう」と言うと、気分がかわったらしく、バックを方にかけた母。

ホームにはあらかじめ少しずつ荷物を運んでおいたので、居室に数日泊まれるだけの用意は完了しており、母さえ車に乗ってくれれば第一関門突破


「親をだまして施設に連れて行くのは申し訳ない」

それが親子の心というものでしょう。もちろん私もそのひとりです。

けれど、その時々で気分が変わるアルツハイマー患者に、「説得」 は通用しないのです。

もちろん日を追うごと、話し合うごとに 本人が明らかに施設入居を受け入れる方向に変わった という場合を別ですが。

    もう限界だと思ったから施設を選んだ

    一朝一夕に決めたのではなく、悩んで悩んで準備してきた

ならば、ここはとりあえず良心を捨てて「送り届ける」ことに徹しないと、堂々めぐりになるのです


こうして、とりあえず母をホームに届けることには成功しました


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