ひとりっこのアルツハイマー介護

要介護5の父(2011他界)と人工透析でアルツハイマーの母のひとりっこ介護と、介護で自分の人生を犠牲にしないコツ

認知症と薬②

2013-09-23 18:42:26 | Weblog
桜が咲くころ、新たな薬を飲み始めた母に異変がおきました

週に3回、人工透析のクリニックへと送迎をしてくれている青年から

「このところお母さんの様子が変です。夕方でもホームに様子を見に行ってあげられませんか?」と電話がありました。

いつもの明るさが消え、父が亡くなったことを突然忘れてしまったようだというのです。

仕事があったので、帰宅し、こどもと夕食を済ませてから面会に行きました。

ホームに行ってみると、なぜか母は廊下に椅子をおいて座っていて、涙目でボーっとしていました。

そんな姿は初めてでした。

近くにいたスタッフにどんな様子か尋ねると

「そうですね、ちょっと足元がふらつきます」

母にどうしたのか尋ねると、お父さんのことが心配だ、自分もどうしていいかわからなくて不安だとメソメソします。

とりあえず、母には「お薬が効きすぎているから、明日先生に相談するからね。心配しなくていいよ」と話しベッドに連れていきました。


翌日、母をお花見に誘いだしましたが、おかしなことを言うのです

「あのね、わたしはちゃんと洋服を着ているかしら?なんだか頭がおかしくなってしまったみたいで、いま自分が正しい格好でまともに話せているのかもわからないの」

その後、いつものデイサービスに連れていくも、普段の輝いた顔は見せず、ボーっと宙をあおぎ車から降りない母

夕方わたしの家に寄って昼寝をした直後、呼吸困難を訴え、救急車を呼ぶ事態になったのです

  続く

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