本とパンのあるくらし

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肖像画の少女

2013年06月12日 | 児童書
時代が違うふたりのアメリカの少女が主人公の本を読みました。
 「語りつぐ者」 パトリシア・ライリー・ギフ
エリザベスは、父の都合で突然おばのリビーの元で生活することになり思い悩む。
地味で内気なおばとの気づまりな日々の中、ふとある時気になる肖像画を目にする。
その絵に描かれた少女はエリザベスに似ていた…。

     

肖像画の少女ズィーはエリザベスの祖先、絵は今から200年ほど前に描かれていた。

物語は現代を生きるエリザベスの日常と、18世紀アメリカ独立戦争時のズィーの日々が交互に語られる。

戦時中の王党派と愛国派の争いなど、あまり知らなかったアメリカの歴史を知ることができた。
戦乱を生きぬいていくことで強い心を持つ少女に変わっていくズィー。
人と人とのつながりというものを気付かせてくれる秀作。

コメント
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