本とパンのあるくらし

おいしいパンと大好きな本があれば幸せ。
そんな私が綴る日々の暮らし。
おすすめ情報発信します。

小学生と落語

2013年06月19日 | 児童書
今日の京都は湿度が高く、午後から激しい雨。 こんな雨の日には、さわやかに笑顔になれる本を読んで、気分だけでも爽快に!

「夜明けの落語」 みうら かれん 作  大島妙子 絵

     

はずかしがりやでおとなしい暁音(アカネ)は小学4年生。人前で話すのが大の苦手。
アカネと一緒に日直当番になっていた三島君は、うかない顔で悩んでいるアカネに気づき…。

関西出身で落語大好き人間の三島君は、まるで太陽のように明るく、ひょうきん。
まるで月のように静かなアカネとは正反対。

ところが、アカネは三島君の話す落語を聞いて落語のおもしろさに引き込まれ…。

      

あっけらかんとしてざっくばらんだけど、優しい気持を持ってる三島君のキャラクターがよいなあ~。
いっしょうけんめいなアカネもかわいい。
小学生の女の子の気持ちが手に取るように伝わってくる。

落語っていいなあ~、友達っていいなあ~、と思わせる物語。

「まんじゅうこわい」「寿限無…」など、ところどころに入る落語の話も面白い。

そして、大島妙子さんの絵、迫力があってよいなあ。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする