本とパンのあるくらし

おいしいパンと大好きな本があれば幸せ。
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リトアニアの少女

2014年03月10日 | 小説
第二次世界大戦中のリトアニア。画家をめざす15歳のリナは、ある晩ソ連の秘密警察につかまる。
ソ連(現ロシア)の独裁者スターリンが君臨していた不幸な時代の物語を読みました。

「灰色の地平線のかなたに」 ルータ・セペティス

      

母と弟と共に、どこへ行くともしれない列車に乗せられる少女リナ。
そのあとのシベリアでの強制労働など、苛酷で辛い日々は読んでいても辛いです。

この先どうなっていくのかハラハラしながら、どんどん読み進めてしまいます。

当時のソ連は「反ソビエト的」と考えらる人々とその家族(生まれたての赤ちゃんまでも)を強制連行して追放していた。
ソ連がリトアニア人に対して、こんなむごいことをしていたとは知らなかった。

いつか自由になれると信じて懸命に生き抜く少女とその家族の物語。

物語には多彩な人物が登場しますが、少女リナのお母さんの優しさと強さと愛情深さが特に心に残りました。

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