アート界の信用のなさは一体どこから起因するのか?時々僕はじっと考え込む時がある。今は不景気だから絵画や古美術品が売れない云々というふうに大概のアートディーラーは美術品の販売不振を不景気云々と社会の責任へ転嫁するけど本当は違うような気がする。美術品が「売れない 」のは日本人の価値観の変容に先ず想いを巡らすべきじゃないかな!僕の20数年間のつたないアートディーラーとしての経験上アート=お金=信用という一面的な観点からしたら、一般的な日本人は多分「美術品を買うと損をする」と思っているんじゃないかな。例えばヒロヤマガタを数百万円で購入した人と村上隆のどうでもいいポスターを買っている人の知的レベルは大差なく推して知るべしである。僕はアートディーラーとしてプライドがあるので上記のエセアーティストの作品を扱う気になれない。(安価なら多少考えるかも)世界中で日本人ぐらいアート作品を買って「損」をしている人々はいないかも知れない。人生なんて所詮「自己責任」の連続の日々…アートディーラーとして僕は自分の扱うアーティストや作品についてアート=お金=信用という一面的な観点を絶えず意識している。僕はアート界では所謂「群れ」の中にいないし「修行」も「でっち奉公」もした経験もなく学問と様々な経験をして今日まで生き延びてきた。どうでもいい有象無象は奈良美智やロッカクアヤコなんかで云々と僕のことを色々話題にしてくれるみたいだけど…僕にとって日本のアート界はお子ちゃまの世界に見える。グローバルな視点から見たら日本人なんて幼稚な井の中の蛙たちに見えるでしょう。要するに僕も含めて知性も教養もない愚者の集まりかも!誤解のないように言い訳しておきますが優秀な方も沢山日本には存在しています。アート作品を買う行為というのは自分自身の目と眼力を買う行為と同じような気がするとだけ述べておきます。アート界の信用のなさとは一体何でしょうか?多分自分自身の生き方と頭の中身を信じていないアートディーラーの品性と人間としての「格」について再考すれば「何か」が見えてくるような気がすると思うな。
そろそろ読書でもしようかな。(真夜中携帯電話で投稿しました)
そろそろ読書でもしようかな。(真夜中携帯電話で投稿しました)