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宮里藍 引退 今季限り

2017-05-26 22:43:28 | ニュース

女子ゴルフの元世界ランク1位の宮里藍(31)=東村出身=が26日午後4時、今季限りで現役を退く意向を表明した。マネジメント会社を通じ、東京都内で29日に記者会見を開くことを発表した。2003年のプロ転向以来、日米で14年余にわたって活躍して「藍ちゃん」の愛称で親しまれ、国内女子ゴルフ界の隆盛をけん引した。06年から米ツアーに本格参戦し、9勝を挙げ、10年に世界ランキング1位になった。

マネジメント会社の発表では、引退報告とファンへの感謝は29日の会見当日に「宮里本人の言葉でお伝えする所存です」とした。宮里は兄聖志と優作もプロゴルファーのゴルフ一家だ。兄2人に続くように幼児期からゴルフを始めた。レッスンプロの父、優さんの指導でめきめき力をつけ、アマチュア時代から活躍した。

東中を卒業後に東北高(仙台市)に進学し、2年時の02年に釜山アジア大会金メダル、03年にアマチュアながら国内ツアーで初優勝して高3でプロデビュー。04年には第17回ダイキンオーキッドレディストーナメントで県勢として初優勝し、05年の日本女子オープン選手権でも優勝。

06年からは米国のLPGAツアーを主戦場とし、09年には米女子ツアーのエビアン・マスターズで念願の米ツアー初勝利を手にした。

昨年は26試合に出場し、賞金ランキング67位で米女子ツアーのシード権を獲得。シーズン終盤には腰痛を発症していた。今年のツアー初戦となったホンダ戦は56位に終わり、3月のダイキンでは59位。5月の中京テレビブリヂストンレディースは通算11アンダーの6位で終えていた。

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世界初の再生医療研究開始へ 豊見城中央病院、中頭病院など

2017-05-26 05:45:19 | ニュース

豊見城中央病院と中頭病院は東京女子医大と連携して、食道がんを切除後に陥る可能性のある食道狭窄(きょうさく)に対して、口腔(こうくう)粘膜から培養した「細胞シート」で治療する臨床研究を開始すると発表した。豊見城中央病院によると、食道狭窄に再生医療を用いる研究は世界で初めての事例で、早ければ5月中にも臨床研究を始める。25日に県庁で記者会見した豊見城中央の新垣晃院長は「本県における再生医療産業の大きな転機となる」と語った。3者は臨床結果を積み重ね、沖縄を再生医療の普及に向けた臨床拠点とすることを目指す。

食道狭窄は食道の一部が狭くなり、食べ物が通りにくくなる病状。食道がんの切除後に起こる場合がある。豊見城中央によると、食道がんの国内での発症が年間約8千人で、そのうち約3千人が食道の3分の2以上を切除しており、食道狭窄に陥る可能性がある。

食道の治療はこれまで「バルーン」と呼ばれる内視鏡による食道拡張術で対処していたが、1回で治療が終わらない場合も多かった。ステロイドホルモンを使うため副作用が生じ、患者への負担も大きかった。今回の研究は東京女子医大が開発した「細胞シート工学」の技術を活用し、県の先端医療実用化推進事業の支援を受けて豊見城中央と中頭で臨床を実施する。

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