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沖縄県内各地で「あられ」を確認 沖縄気象台も観測

2018-01-12 19:26:17 | ニュース
RBC THE NEWS「那覇市であられ きょうも冷え込み」2018/01/12


沖縄県内の各地で12日、あられとみられる氷の粒が降っているのが確認された。通常、あられは雲から降る直径5ミリ未満の氷の粒のことを言い、5ミリ以上になるとひょうという。

 沖縄気象台によると、那覇市、宜野湾市や南風原町から12日、「あられが降っている」という情報が寄せられたという。沖縄気象台は12日午後2時30分から同31分に那覇市樋川で、あられが降っているのを観測した。

 12日の最低気温は国頭村奥で7・4度、南城市糸数で8・9度、那覇市で10・9度などを記録。12日は県内28カ所の観測地点のうち14カ所で今季最低気温を更新した。

 ツイッターなどのSNSでは、あられと見られる氷の粒が降っている様子を撮影した写真や動画が数多く発信された。中にはひょうと表現している発信情報もあった。

 ある動画では通行中の車のフロントガラスにあられと見られる氷の粒がぶつかり、ワイパーで集められている様子が映し出されていた。

 別の画像ではあられとみられる丸い氷の粒が複数道路に落ちているのが撮影された。

 宜野湾市伊佐で、あられとみられる氷の粒が降るのをビデオで撮影した琉球ゴールデンキングスの広報担当の宮城聖子さんは、「午後1時10分頃、ぱらぱらという音が鳴っていて、見たら氷がボンネットにはじかれていた」と話した。

 あられが降っていたのは5分程度とのことだったとし、「こんなに寒いなんて驚きだが、みんなで楽しんだ」と興奮した様子だった。

 沖縄県では2年前の2016年1月24日夜、沖縄気象台が名護市と久米島町で雪と雨が交じった状態の「みぞれ」が降るのを確認している。「みぞれ」は観測上、「雪」に分類される。沖縄でみぞれが観測されたのは1977年2月17日、久米島で確認されて以来で39年ぶり。【琉球新報電子版】
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六線と開鐘チーガ

2018-01-12 17:48:58 | 三線

六線の棹に開鐘チーガを分当てしてみました。

あとは、利用者の好みで、人工皮、本皮、強化皮などを張って完成させたいと思います。







開鐘チーガとは、盛嶋開鐘三線の胴体に使用されている特殊胴のこと。

盛島開鐘三線↓






琉球王国時代の開鐘(ケージョー)にまつわる興味深いエピソードが残されています。

ある時、首里王府の別邸だった御茶屋御殿で名工・真壁里之子(マカビサトゥヌシ)の作った三線を集めて弾き比べをした。

大抵の物は夜が更けるにつれ音色が悪くなっていったが、その一方で暁を告げる開静鐘(ケージョーガニ)の音が響きわたる時間になっても、ますます美しい音を奏でた三線が五挺残った。

この五挺は真壁作の優秀なものとし、『五開鐘』と呼ばれるようになった」

五開鐘のなかでも筆頭とされるのが王家所有の盛嶋開鐘です。

沖縄戦で一時は失われたと思われていましたが、幸運にも戦禍を免れ、1982年には沖縄県に寄贈され、現在は沖縄県立博物館・美術館に所蔵されています。

参考文献
「沖縄の三線」沖縄県教育委員会1992年(4ページ下段参照)
 
「琉球三線の名器一覧表」

県指定有形文化財の開鐘

盛嶋開鐘 附胴(ムリシマケージョー つけたりどう)

翁長開鐘(ヲゥナガケージョー)

志多伯開鐘(シタファクケージョー)

湧川開鐘(ワクガーケージョー)

富盛開鐘 附胴(トゥムイケージョー つけたりどう)

※(  )内のカタカナは首里言葉。
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さて、六線にケージョーチーガを合わせるとどんな音色になるのでしょう?
楽しみです。

 

コメント (2)
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